Mote / 2023.10.18
同棲のストレスが限界に達しそう! 彼氏との生活でイライラしない対処法を解説
好きな人と長くいられる同棲ですが、一緒に暮らして初めてわかる嫌なこともあります。
同棲をはじめた当初は気にならなかったものの、過ごす時間が長くなるほど嫌なくせなどが目につきやすくなります。その結果ストレスが限界に達してしまい、同棲解消や別れを考えてしまうことも。
この記事では、同棲によるストレスの原因と解消法、別れる・別れないを判断するポイントを紹介します。
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同棲のストレスを解消するには話し合いか距離を置くことを考えよう
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同棲生活が限界! ストレスの原因7つ
同棲生活は楽しいこともたくさんありますが、ストレスがつきもの。最初はそれほど気にしなかったことでも、時間が経つごとに相手の嫌なところも見えはじめます。
ストレスになる7つの原因を見ていきましょう。
①家事分担の負担が偏っている
同棲をするとき、最初に決めるのが「どちらが何の家事をやるか」。最初は公平に分担していたのに、いつの間にか負担が一方に偏ることがあります。
彼氏がまったく家事をしない、手抜きの家事をする場合、とても大きなストレスになります。
しかし「家事をしない」という選択肢がないので、仕方なく自分がすべてやる……となっている人もいるかもしれません。
②金銭面の価値観が違いすぎる
お金に対する価値観は、家庭環境など深い部分でできあがるものなので、簡単に変えることができません。
同棲をはじめると、家賃や水道光熱費、食費、日用品、貯金など、計画を立ててやりくりする必要があります。
彼氏がたくさんお金を使ってしまったり、極度に節約しようとしたりと価値観が合わない場合、ストレスが限界に達し同棲解消のきっかけになりかねません。
③生活リズムが合わない
朝方か夜型かは人それぞれ。彼氏が夜遅くまで動画を見たり、ゲームをしたりしていると大きなストレスが溜まります。また、どちらか一方が夜勤をしている場合、どうしても生活のリズムが合わなくなります。
生活リズムが合わないと、昼まで寝ている、夜遅くに物音を立てて寝られない、一緒に暮らしているのにコミュニケーションをとる時間が極端に少ないといったストレスがあるでしょう。
④ひとりの時間をつくれない
一緒に過ごす時間は大切ですが、ひとりの時間も同じくらい大切です。しかし同棲の場合、ひとりだけの時間を確保できないことも少なくありません。
休日は、朝から晩まで一緒。おうちにいる時間が長くなるほど、ストレスが大きくなりそうです。
⑤コミュニケーションがうまくとれない
受け身で喋れない、一方的に話す、話を途中で遮る……。このように、コミュニケーションがとれないのは、大きなストレスになります。
同棲していなければそれほど気にならなくても、毎日一緒にいるとコミュニケーション能力に欠けた姿はとても気になるでしょう。
一緒にいるだけで不快感が高まり、できるだけ会話をしたくないと感じることも。
⑥プライバシーへの配慮がない
同棲をしていても、お互いのプライバシーを守ることは大切です。
一緒に暮らしていても、すべての行動を把握しようとする、個人のパソコンを使う、届いた郵便物を勝手に開けるといった行為はNG。ふたりの家に、許可なく友達を招くのも大きなストレスの原因になります。
⑦結婚に対する価値観がずれている
同棲をしているのであれば、将来的に結婚を考えているカップルも多いでしょう。同棲しているからこそ、結婚に対する価値観が明らかになることがあります。
たとえば、あなたは早く結婚したいのに、彼氏は5年後を希望するなど「タイミングのズレ」や、子どもの有無、住む場所など。
価値観があまりにもずれていると、結婚どころか同棲を解消したい気持ちになるかもしれません。
同棲でイライラを感じる10の瞬間
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同棲している人は、彼氏のこんなところにイライラしていませんか? 同棲生活のなかでありがちな、イライラするシーンを見ていきましょう。
①大きな物音を立てる
同棲生活では、物音にイライラさせられることが多いもの。特にアパートやマンションでは騒音に注意したいのに、彼氏がまったく配慮しないと、隣人からクレームがないかひやひやします。
些細な音でも、一度嫌に思うと大きなストレスになります。本人はそれほど気にしていないことが、さらにイライラが増す原因になりそうです。
②お風呂や洗面所が水浸しのまま
お風呂に入ったあと、洗面所を使ったあと、水浸しのままでも気にしない人もいます。
水浸しでも気にしない彼氏との生活は、とてもイライラしてしまうもの。実家では親が拭いたり掃除をしていたりしたので、水浸しの状態が気にならないのかもしれません。
なかには言っても直らないことがあり、子どもの面倒を見ているようでうんざりしてしまいます。
③トイレの便座を下げない・座ってしない
些細なことではありますが、毎日見る光景であるためイライラが募ります。
衛生面から、彼氏には座って用を足してほしいのに、座らない。おまけに便座を下げない……。トイレ掃除をしているのが自分であれば、余計にストレスが溜まります。
④食べたあとの食器をそのままにする
食事のあと、食器を机に置いたままで、「洗ってもらえるのが当たり前」という態度を出されるととてもイライラします。食器を洗わなくても、せめてシンクまで持っていってほしいと思うはず。
自分が食べたあとの食器すら下げないのは、まるで実家にいるときと変わらない姿。彼女に甘えきっているのでしょう。
⑤自分のために買っておいたものを食べられる
自分のために買っておいたお菓子や飲み物を、許可もなく食べられてしまうと、とてもイライラします。
食べられてしまったことよりも、許可をとらないこと、されたら嫌なことを平気でしてしまう考え方にがっかり。「ちょっとくらいならいいじゃん」と言われると、余計にイライラが増します。
⑥出したものを片付けない
「ものを出したら片付ける」という基本的な整理整頓ができないと、何回掃除しても部屋は散らかりっぱなしです。
特に、リビングやキッチン、洗面所などの共有スペースが散らかっていると余計にイライラします。
自分は出しっぱなしにしているくせに、彼女が少し片付けを忘れていると、すぐに注意をしてぐちぐちと文句を言うことも……。
⑦衛生面への配慮がない
このように、衛生面への配慮がないことも大きなストレスになるでしょう。
衛生面に対する価値観は、実家での環境が大きく影響すると考えられます。実家では当たり前だったことを同棲をスタートしてから注意されるようになり、なかなか癖が直らないことも少なくありません。
⑧友達が頻繁に遊びに来る・泊まる
彼氏が、あなたの許可なく友だちを家に呼んだり、泊まらせたりすることにイライラすることもあるでしょう。
友だち同士が数人集まれば、大きな声や物音がして、同じ家のなかにいるだけでストレスが溜まります。
たとえあなたの許可をとっていても、頻繁に呼ばれては居心地が悪く、身も心も疲れてしまいそうです。
⑨彼氏のいびき・寝相の悪さ・歯ぎしりで眠れない
彼氏と一緒に寝ている人の場合、いびきや寝相の悪さ、歯ぎしりに悩まされることもあります。
同棲してから気づくこともあり、改善するのが難しいのもモヤモヤ。違う部屋で寝ればよいのですが、間取りによっては難しいこともあるでしょう。
⑩好きなだけお金を使う
同棲をしているカップルの場合、生活費を出し合うことに加えて貯金も必要です。特に、結婚を予定しているのであれば、将来を考えてしっかりとお金を貯めたい人も多いはず。
しかし、貯金をせず、趣味やゲームにお金を使ったり飲み会に頻繁に行ったりと、好きなだけお金を使う姿を見ているととてもイライラします。
将来のことを真剣に考えていない気持ちが、お金の使い方から見てとれるのです。
▼同棲あるあるで共感したいときはこの記事をチェック!
同棲によるストレスの深刻度をチェック!
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あなたがどれだけストレスを溜め込んでいるのかをチェックしてみましょう。
6つのうち3つ以上当てはまれば、ストレスの深刻度はとても高め。今すぐに対策をしないと、大きなトラブルになり別れる可能性が高くなるかもしれません。
①喧嘩の頻度が週1回以上ある
週に1回以上喧嘩をしているなら、ふたりの関係は常にピリピリしているのかも。
些細なことでイライラしてつい言い過ぎてしまうときは、ストレスにより感情がコントロールできていない可能性があります。
喧嘩の頻度が高い状況が続けば、心の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
②一緒にいるだけでイライラするようになった
会話をしていないのに、彼氏が家にいるだけで、なんとなく違和感がある、イライラするときはストレスが溜まっている証拠です。
一緒にいる時間が長いほど、小さなストレスが積み重なり限界に近づいてしまいます。
▼いつも彼氏にイライラするのはなぜ? と感じたらこの記事をチェック!
③眠れないときがある
ストレスが溜まり心が限界に近づいているとき、夜眠れなくなることがあります。
ストレスが溜まったとき、睡眠時間に影響が出やすいため、ベッドに入ってもなかなか寝つけない、途中で何度も起きてしまうときは、ストレスが溜まっているサインかも。
④食事量が増えた・減った
食事量が極端に増えたり減ったりしたときも、ストレスが溜まっているサイン。
ストレスで甘いものをたくさん食べる、数口しか食べていないのにすぐにお腹がいっぱいになる、お菓子だけしか食べられなくなるなど、変化が見えてきます。
ストレスが深刻化している状態にあるので、もし食事量に大きな変化があった場合は、できるだけ早めに解決する方法を探す必要があるでしょう。
⑤職場や遊びから帰りたくない
本来であれば、心身をリラックスさせられる自宅に帰りたくなるもの。しかし、同棲がストレスになっているため、彼氏と住む家に帰りたくなくなるのです。
家に帰っても疲れるだけ、仕事しているほうがマシと思うのであれば、同棲に大きなストレスを抱えているとわかります。
⑥結婚を考えるとうんざりする
結婚を考えるだけでうんざりして、明るい未来が見えないとき、同棲生活や彼氏にストレスを抱えています。
同棲しているということは、将来は結婚を考えるほどの仲のはず。それなのにうんざりするのは、彼氏との生活に嫌気が差しているからです。
今はまだ同棲していますが、心のなかでは「いつか別れたい」と思っているのかも。本当は別れたいのに、同棲しているから別れにくいことにもストレスを感じている可能性があります。
同棲のストレスを軽減するための方法7つ
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今抱えている同棲のストレスは、どう軽減すればいいのでしょうか。
大切なのは、あなたの気持ちを抑えすぎないこと。我慢を溜め込むぶん爆発してしまいます。
①気持ちを隠さず素直に伝える
改善してほしいこと、自分の気持ち、将来など、思っていることは伝えるようにしましょう。
不満などを隠し続けた結果、ストレスにより感情が爆発してしまうことがあります。
彼氏に気を遣うあまり、言いたいことが言えないままの人もいますが、実は逆効果。自分の気持ちを伝え合える関係性のほうが、同棲がうまくいくでしょう。
②家事を公平に分担する
家事の負担が偏っている場合、公平に分担できるように見直しましょう。
もし彼氏が家事をしたがらない場合は、まず得意な家事だけを任せてみてください。少しずつ家事に慣れてきたら、ほかの家事もお願いしてみましょう。
働く時間の長さなどにより、お互いが無理をせず納得できるかたちを見つけられるとベストです。
③自分のやりたいことは我慢しない
遊びに行きたい、好きなものを食べたい、お昼寝をしたいなど、自分がやりたいことはできるだけ我慢しないようにしましょう。
常に彼氏の気持ちばかり優先してしまい、自分のやりたいことができくなってしまうとストレスが溜まります。その結果、心身の疲労が限界に達してしまうこともあるでしょう。
もちろん、あなただけではなく彼氏も同じ。お互いがやりたいことができる、窮屈ではない同棲生活を目指してみて。
④定期的にひとりの時間を確保する
同棲をしているからといって、常にふたりでいるとストレスになることがあります。好き同士であっても、ひとりの時間も必要です。
ひとりでカフェに行ったり、映画を見たりして、自分だけの時間を確保するよう意識してみてください。
⑤金銭面に関するルールをつくる
お金の価値観のずれで悩んでいる方は、ルールをつくりましょう。
まずはこれらのルールをつくってみてください。結婚はしていなくても、同棲をしているのであれば、無理なく節約や貯金をすることも必要です。
最初は慣れないかもしれませんが、好きに使えるお金をお小遣い制にするのもよいでしょう。
⑥友達や家族と会う時間をつくる
同棲をしていると、友達や家族に会う時間がつくれなかったり、相手が遠慮したりすることもあります。
彼氏と多くの時間を過ごすのもよいですが、一緒にいる時間が長くなるとマンネリ化も起きやすくなります。
マンネリ化して彼氏への興味が薄れると、同棲生活でさらに大きなストレスを抱えるので要注意です。
⑦相手に期待をしすぎない
「これくらいならしてくれるだろう」「できるだけ完璧に家事をしてほしい」など、彼氏への期待をしすぎないことで、ストレスをためにくくなります。
期待をしすぎた場合、彼氏が思うように物事をこなせなかったとき、あなたはがっかりするはずです。
期待をすることをやめ、「もし◯◯をしてくれていたらラッキーだな」程度に思えるように軽い気持ちで過ごすほうがよいでしょう。
同棲を続けて結婚するか別れるかを判断するポイント
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同棲のストレスが限界に達しそうなとき、「別れたいけど別れにくい」と悩む人は多いもの。結婚について話し合っているカップルの場合は特に、別れるという選択はしづらいはずです。
同棲を続けるか、別れるかを悩んでいる方は、ここで紹介する5つのポイントに注目し判断をしてみてください。
①ストレスが一時的なものか・続くものか
彼氏や同棲生活に対するストレスが、一時的なものかこの先も続くのかを考えてみてください。
一時的なストレスとは、あなたが仕事や勉強で忙しく、ついイライラしてしまうこと。彼氏や同棲生活そのものにストレスがないときは、イライラが解決する可能性は高いでしょう。
一方で、彼氏のことがあまり好きではなくなったなど、ストレスの原因が根本的なもので直りづらいときは、一度関係性を見直したほうがいいかもしれません。
②「価値観の違い」を妥協できるか
同棲生活では価値観の違いがつきものですが、お互いがどこまで妥協できるかを考えてみてください。
お互いが歩み寄ることができればベストですが、なかには「絶対に許せない」と感じる物事もあるでしょう。
お金の使い方や将来の結婚生活といった価値観は、大きな影響を与えます。ストレスで心身がボロボロになるくらい妥協できない価値観の違いがあるときは、将来を考え直す必要がありそうです。
③コミュニケーションをうまくとれるか
喧嘩や相談、日々の報告など、同棲生活では円滑でストレスのないコミュニケーションが不可欠。
もし彼氏が、文句や愚痴ばかりを言う、話を遮ろうとする、すぐ感情的になる・無視をするという人なら改善は難しいかもしれません。
思いやりがない性格は、簡単には変えられないものです。時間をかければストレスのないコミュニケーションがとれるようになる可能性はありますが、長い時間が必要になりそうです。
④お互いが成長できる可能性があるか
同棲のストレスを感じているのは、あなただけではないかもしれません。特に20代の若いカップルの場合、思うように気持ちが伝えられなかったり、仕事が忙しかったりと、すれ違う場面はたくさんあります。
そのなかで、協力し合うことを覚え、思いやりをもてるようになるなど、成長する自分達が見えているなら、同棲を解消する必要はないでしょう。
⑤5年後・10年後の将来自分と彼氏が幸せになれるか
将来、結婚を考えているのであれば、5年後や10年後、さらにその先の未来に幸せになれる可能性があるかを考えてみてください。
たとえ今ストレスが大きく苦しさを感じていても、「ふたりなら幸せになれる」「お互い尊敬し合っている」という根拠があるなら、別れる必要はないはずです。
しかし、どれだけ一緒にいても明るい未来が見えない、いい将来が想像できないときは、関係性を見直すほうがいいかもしれません。
同棲のストレスを解消するには話し合いか距離を置くことを考えよう
どんなカップルでも、大なり小なりストレスがあります。しかし、あなただけが我慢を強いられる生活であれば、距離を置くなどの対処を考えたほうがよいでしょう。
まずは、あなたが「どんなことをストレスに感じているか」「治してほしいところは何か」を彼氏に素直に伝えてみましょう。改善する意思や、思いやりをもとうとする気持ちがあれば、きっとふたりは大丈夫です。
距離を置く、別れるという結末を迎える前に、まずはストレス解消に向けてできることはないか探してみてください。
Text_Ayumi