Mote / 2023.09.22
半同棲の定義とは? メリット・デメリットと注意点を解説
半同棲とは、どのような状態をいうのでしょうか。ふたりで同じ家で暮らしているわけではなく、週末に泊まる頻度が高いのなら、半同棲状態かもしれません。
そこで今回は、半同棲のメリット・デメリットと注意点、同棲や結婚へ導く方法を紹介します。
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半同棲とはどういう状態?
まずは、半同棲の意味と状態を見ていきましょう。
付き合ってから一緒にいる時間が長くなり、ひとり暮らし側の家に行く頻度が多くなることもあるかと思います。気づいたころには「これって半同棲?」という疑問を感じる人もいるでしょう。
半同棲の定義
「同棲」という言葉は辞書に掲載されている単語ですが、半同棲という言葉は辞書になく、明確な定義のない言葉です。そのため、1週間や1カ月のうち、何日一緒に暮らしているなど頻度の定義もありません。
ただ、「おおよそ週半分以上の頻度で一緒に暮らしている状態」であれば、半同棲といってよいでしょう。
同棲との違い
同棲は「一緒に暮らしていること」を意味します。そして半同棲の特徴は、
・ひとり暮らし、もしくは実家暮らしで自分の家がある
・同じ家で暮らす、過ごす頻度は週3~4日程度
このようなものであるため、同棲とは異なり中途半端なポイントがあります。この点が、同棲と半同棲の大きな違いです。
半同棲のメリット
中途半端に感じられる半同棲ではありますが、カップルにとっていくつかのメリットがあります。
①長い時間一緒にいられる
週3~4日以上一緒にいられる半同棲では、大好きな彼氏と長い時間過ごせます。毎日ではないものの会えない期間が少ないため、さみしさを感じにくいはず。
さみしがり屋な人であれば半同棲のメリットを実感しやすいでしょう。
②同棲ではないので帰る場所がある
半同棲では、恋人の家で過ごす期間が週半分以上あるだけで、実家を出る、もしくは住んでいる家を引き払うことはしません。
そのため、別々で過ごすこともできれば、同棲のように暮らすことこともできるため、ひとりになりたいときや喧嘩をしたときは、自由に距離を置けます。
③家庭的な一面をアピールできる
半同棲をしていると、食事をつくったり洗濯をしたりする姿を彼に見せることができます。
家庭的な一面を見てもらえば、彼氏に本格的な同棲や、結婚をアピールできるかも。結婚を視野に入れて付き合っているカップルなら、半同棲状態は大きなメリットになりそうです。
半同棲のデメリット
彼氏と一緒にいられる時間が長い半同棲には、実はデメリットがあります。半同棲をしてみたい女性は、デメリットも確認しておきましょう。
①部屋が狭くなる
ワンルームや1DKのような部屋がひとつの物件で半同棲をすると、部屋が窮屈に感じるでしょう。
今までひとりで住んでいてちょうどよかった部屋に、いつも彼氏がいて荷物もあると、必然的に狭くなり快適性が失われるかもしれません。
②お金が無駄になる・負担が大きくなる可能性
同棲のように明確にルールを決めていない半同棲状態では、お金が無駄になったり生活費の負担が大きくなったりする可能性もあります。
たとえば、あなたが彼氏の家に半同棲しているとき、月の半分以上彼氏の家にいても、当然家賃などの固定費は一月分支払う必要があります。
彼氏があなたの家で半同棲していて、諸々の生活費を自分だけが負担しているのなら、生活費が高くなるかもしれません。
生活費の一部を負担してもらうなどしなければ、金銭的な部分でトラブルが発生しやすくなるデメリットがあるのです。
③友達を呼べなくなる
自分の家で彼氏と半同棲していると、友達を呼びにくくなります。彼氏と半同棲状態だと知ると、友達は家に行くことを躊躇してしまうかも。
これまで友達が泊まりに来たり家飲みをしていたりしたのに、途端に呼べなくなることは、人によってはデメリットになります。
半同棲で注意しなければならないポイント
半同棲というと、同棲のいいとこどりのイメージがあるのではないでしょうか? 半同棲をしたい人は、3つのことに注意しましょう。
彼氏の意思を無視して居座る
半同棲状態が楽とはいえ、彼氏の意思を無視して居座ることはNG。彼氏が疲れているときは、ひとりでいたいこともあります。
住んでいる場所や環境によっては、彼氏の家のほうが楽なこともありますが、メリハリをつけなければ彼氏が半同棲をやめようと言うかもしれません。
自分勝手なタイミングで訪れる
彼氏から合鍵をもらっていても、半同棲状態で好き勝手に出入りするのは好ましくありません。
ふたりの部屋として正式に同棲をしているわけではないので、確認をとったうえで家を訪れるようにしなければ、彼氏を不快にさせてしまうかも。
あくまでも、彼氏の家であることは忘れないでくださいね。
ひとり用の物件で同棲を始める
賃貸物件の中には、ひとり暮らし専用物件、ふたり入居不可の物件があります。このような物件で、同棲または半同棲をすると、
・家賃の増額
・契約解除、強制退去
・万一、トラブルがあっても半同棲を理由に補償されない
これらの可能性が考えられます。自分達は半同棲だと思っていても、管理人や大家さんが同棲だと思えば、契約違反になります。家で一緒に過ごす頻度には注意しなければなりません。
半同棲状態から同棲や結婚に導く方法
だらだらと半同棲状態が続くと、マンネリ化する可能性があります。正式に同棲する、将来的に結婚をするのであれば、中途半端な半同棲はやめたほうがいいかもしれません。
結婚について話し合う
彼氏と結婚について話し合えば、だらだらとした半同棲状態を解消できる可能性があります。結婚を約束したのであれば、半同棲ではなく同棲というかたちで契約するほうが、より未来を考えられるはず。
面と向かって結婚話を切り出せないときは、それとなく「結婚って素敵だよね」「そろそろ結婚する年齢だな~」のように、会話の中で結婚というキーワードを出してみるとよいでしょう。
半同棲していることを親に伝える
半同棲状態であることを親に伝えると、「ふたりで同棲すれば?」「結婚はしないの?」のような言葉が返ってくるはず。
半同棲という中途半端な状態では、心配する親もいるかもしれません。将来結婚をしたいのであれば、親からのアドバイスが同棲や結婚への後押しの言葉になる可能性もあるでしょう。
彼氏にも「親に今の状態を相談してみたんだけど……」と伝えれば、ふたりの関係が一歩前に進むかもしれませんね♡
思い切って半同棲をやめる
一緒にいる頻度が増えてきたときは、だらだらと半同棲を続けるよりも、思い切って同棲に向かって進むことがおすすめです。
同棲するのであれば、2LDKのようなお互いのプライベートを確保しやすい部屋を選んだり、お互いの職場の位置を考慮した場所を見つけたりと、意外と選ぶポイントが多いもの。
ふたりが納得する物件探しには時間がかかるので、着実に同棲の準備を進めていきましょう。
半同棲はふたりがしっかりしなければだらけてしまう
半同棲をすると、だらだらとした関係が続くことが多くなります。関係にメリハリがつきにくく、マンネリ化を招く可能性もあるでしょう。
半同棲は、同棲とひとり暮らしのいいとこどりではありますが、賃貸契約に違反しないよう配慮することも大切です。
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Text_Ayumi