Mote / 2023.09.16
恋愛で自然消滅してしまう原因とは? 距離を置かれる理由と復縁のポイントを解説
付き合っていたはずなのに、デートや連絡をしなくなり、気づけば数カ月経過していた……。このような状態を自然消滅といい、お互いもしくはどちらか一方がモヤモヤしたまま過ごします。
好きで付き合ったふたりが、なぜ別れを告げないまま恋が終わってしまうのでしょうか。
この記事では、自然消滅の意味と基準、疎遠になる理由と防ぐ方法を紹介します。
photo:@jam___pam
自然消滅の意味とは
自然消滅とは、恋人だったふたりの距離が少しずつ離れて、恋愛関係が終わることを指します。一般的な別れと違う点は「別れよう」など、意思表示やきっかけがないことです。
自然消滅のはじまりは、デートの回数が減ったりLINEや電話の頻度が低くなってくるといった、ちょっとした変化です。そのうち日が経つと、数週間、数カ月とまったく関わらなくなってしまいます。
自然消滅となる期間の基準
どれくらいの期間、連絡をしない・会わないと自然消滅になるといった、明確な基準はありません。カップルにより自然消滅だといえる基準は異なるはずです。
たとえば毎日LINEをする、週1回以上デートするカップルであれば、1カ月間音信不通になれば自然消滅だといえます。
また、1カ月に1回程度デートをするカップル、遠距離恋愛であれば3カ月や半年の期間が空くと自然消滅だと感じるでしょう。
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自然消滅する理由
ふたりが仲よしでいる間は、自然消滅を想像することはないでしょう。
どのようなカップルでも、ささいなすれ違いや喧嘩などがきっかけで、ふたりの関係がフェードアウトする可能性はあります。具体的には、どのような理由があるのでしょうか。
喧嘩をして仲直りのタイミングを逃した
喧嘩をしたあと、仲直りや連絡ができないまま距離を置き続けて、自然消滅するカップルがいます。
お互いが意地を張って謝らない、歩み寄らない結果、長期間連絡をとらなくなるのです。
時間が経つほど謝りづらくなるため、素直になれない、謝れないふたりだと、ささいな喧嘩でも自然消滅する可能性があります。
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嫌な言動が続いて耐えられなくなった
恋人の言動に耐えられない、注意をしても直らないことにうんざりして自然消滅するパターンもあります。
この場合、喧嘩になる前に気持ちが冷め切ってしまい、LINEも電話もしないままになることも。距離を置かれたほうは、原因がわからないまま一方的にフラれたと感じるかもしれません。
嫌なことに耐えられず自然消滅するとき、これまで蓄積されたストレスがあるため「もう二度と関わりたくない!」と思われているケースもありそうです。
忙しすぎて恋人と連絡やデートができなくなった
恋人のことが嫌いではないものの、仕事や勉強で忙しくなり自然消滅するパターンもあります。
相手の忙しそうな様子から「迷惑だから連絡はしないでおこう」と遠慮していると、彼が次第に連絡をしなくても平気になり、自然消滅につながるケースです。
別れたいのに「別れたい」と切り出せなかった
長年付き合ったことから情がわいている、相手の悲しむ顔を見たくないという理由から、「別れたい」の一言が言い出せない人もいるでしょう。
モヤモヤしてしまうため、けじめをつける意味でも「別れたい」と言ってほしいものですが、気を遣った結果、自然消滅を選んだとも考えられます。
付き合って楽しかったのは最初だけだった
付き合って数カ月が経過して気持ちが落ち着いてきたころ、「なんでこの人と付き合っているんだろう」と気持ちが冷めてしまい、自然消滅をしてしまう人もいます。
熱しやすく冷めやすい人の場合、付き合う前から付き合ってすぐの新鮮さを楽しめる時期に気持ちが盛り上がりすぎることもあるでしょう。
ほかに好きな人ができた
ほかに好きな人ができたとき、そちらに気をとられて今の恋人に見向きもしなくなり、気づかない間に自然消滅していたケースもあります。
お互いに気持ちが冷めており、新しい恋をスタートすることに抵抗がなかったのかもしれません。
ただのマンネリ期間だと思っていたら、自然消滅していて相手に恋人ができていた……なんてさみしいことも考えられそうです。
自然消滅するカップルの特徴
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きっかけさえあれば自然消滅する可能性が高いカップルには、共通点があります。
自然消滅しかけているカップルで当てはまっているポイントがあれば、今からでも少しずつ改善していくとよいでしょう。
コミュニケーション不足
・なんとなく本音を言えない
・「これを言ったら傷つけてしまうかも」と遠慮をする
・素直に喜べない、怒れない
・言いかけてやめることが多い
このようなときは、コミュニケーションが不足しており自然消滅する可能性が高い状態です。言いたいことをその場で言えないと、ひとりになったときに思い出して、モヤモヤイライラすることはありませんか?
本音を言えない、素直になれないふたりだと、一緒にいるだけでストレスになることも。
恋愛以外に夢中になることがある
仕事、勉強、趣味、友達など、恋愛以外に夢中になれることが多い場合、恋人をないがしろにしてしまう人もいます。
別のことに集中している間、まったく恋人にかまわずにいるとあきれられてしまい、「別れよう」の一言すらないまま、縁を切られてしまう可能性もあるでしょう。
どちらか一方が束縛をする
「束縛は愛情表現の一種」といわれることもありますが、相手が過剰だと感じる愛情は迷惑なもの。最初は束縛を嬉しく感じていても、次第にうんざりするでしょう。
嫉妬深い一面が見えると怖さを感じます。別れたい、距離を置きたいときでも、そのことを伝えてしまえば面倒なことになりそうだと思い、自然消滅を狙われてしまうのです。
自然消滅されやすい女性の特徴
自然消滅する原因は、恋愛に対する考え方や性格によるものかもしれません。これまで自然消滅をした経験が2回以上ある人は、この3つの特徴に当てはまっている可能性があります。
尽くすことが好き
男性は自分に尽くしてくれる彼女がいるとうれしいと思う一方で、愛情を重く感じてしまうときもあります。仕事や勉強で忙しいとき、心身が疲れているとき、尽くしてくれるのはいいのですが、「ひとりになりたい」と感じるときもあるでしょう。
「どうにかしてあげたい」「ひとりにしておいてほしい」といった思いがすれ違うと、彼氏から徐々に距離を取られて、自然消滅してしまうのです。
さみしがりや
さみしくなるとすぐにLINEや電話をしてしまう、彼氏が仕事や勉強中でも無関係でLINEを送るといった場合、彼氏はあなたに「しつこい」という感情を抱いている可能性があります。
しつこい連絡が積み重なると、心は冷めてしまいます。最初はLINEをすぐ返信してくれていたのに、最近は返事が遅い、「寝ていた」と言われるのであれば、距離を置かれつつあるかも。
気を遣いすぎる
「これを言ったら怒らせてしまうかも」などと、LINEや会話のなかで遠慮してしまいがちな人も自然消滅しやすいでしょう。
女性の控えめな性格を利用して、男性は少しずつ距離を置いて離れようとしたり、ほかに好きな人を作ったりする可能性もあります。
すべてのことに気を遣うのではなく、言うべきこと、言わなくてもよいことの線引きが上手にできるようになると改善できそうです。
わざと自然消滅を狙う男性心理
お互いの気持ちが冷めて自然消滅することもあれば、彼氏が一方的に自然消滅を狙うケースもあります。
このとき彼氏には、どのような心理があるのでしょうか。
彼女からとやかく言われず距離を置きたい
別れを切り出すとヒステリーを起こすなど、彼女が素直に受け入れてくれないと感じたとき、男性は自然消滅を狙って計画的に距離を置くこともあります。
徐々にデートや連絡の回数を減らし、彼女の気持ちが冷めることを待っているのです。
できれば彼女のほうから、別れを切り出してほしいと思っているかもしれませんね。
彼女をキープしておきたい
ほかに好きな女性がいても付き合えるとは限らないため、彼女をキープしている可能性もありそうです。
好きな女性と付き合うことになれば、今の彼女と別れて乗り換えようとしているのかもしれません。
彼女としてはただつらいだけですが、男性には彼女を途切れさせたくないずるい心理が見えています。
別れを目の前にして傷つきたくない
何かの理由があり別れたいものの、彼女を忘れられずつらいと感じているのでしょう。
別れの状況は、誰しもつらいものです。彼女の悲しむ顔を見たくない、自分も彼女を失うさみしさは味わいたくないなど、傷つくことを恐れています。
お互いに傷つくくらいであれば、自然消滅をしてつらい気持ちから逃れようとしているのです。
気を遣っているように見えても、女性からすると迷惑な気遣いかも。連絡をとらない間モヤモヤが続いてしまうので、はっきりと別れたほうがいいと思う女性は多いでしょう。
好きな人がいるので黙っておきたい
実はすでに本気で好きな人がいる、または付き合い始めているため、自然消滅を狙おうとしているのかもしれません。
彼女に言い出せないまま時間が過ぎる一方で、ほかの女性との関係があっという間に進み、気づけば二股状態になっているなんてことも。
忙しくて恋愛どころではない
仕事や勉強が忙しく、まったく恋愛について考えられない男性もいます。
うまく両立したいと思っていても、頭のなかが目の前のことでいっぱいになり、恋人をほったらかしにしてしまうのです。
この男性心理の場合、彼女をほったらかしにしてしまうことに罪悪感を抱いている可能性があります。
仕事の繁忙期や試験や受験の期間で、一時的に忙しくなっているのであれば、連絡はできるだけ控えめにして優しく見守るのがよいでしょう。
自然消滅を防ぐ3つの方法
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関係の築き方次第では、自然消滅の可能性を下げられるかもしれません。
徐々に距離をとられてさみしい思いをしないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
言いたいことを言い合える関係を築く
言いたいことを言い合える関係を築けば、コミュニケーション不足になることはありません。
コミュニケーションを満足にとれると、喧嘩をしてもすぐに謝れる、冷却期間に連絡をして元通りになれるなど、自然消滅を防ぎやすいでしょう。
言いたいことはその場で伝える、気を遣って嘘をつかないなどルールを決めて、本音でぶつかり合える関係を築いてみてください。
忙しいときは連絡ができないことを伝えておく
忙しくて連絡できないときは、あらかじめ「忙しいから数日間LINEできない」と伝えておくと安心です。
忙しさのピーク時に連絡をすると、イライラされて気まずくなる、急にLINEの頻度が減って不安になるなど、自然消滅のきっかけができてしまいます。
さみしさを我慢する必要はあるものの、忙しさを超えたときいつも通りに戻る安心感があれば、自然消滅することはないでしょう。
喧嘩をしたら仲直りをするルールを作っておく
喧嘩をきっかけに自然消滅へ向かうカップルは多いもの。喧嘩をしたときすぐに謝るなど、ルールを作ることで自然消滅を防ぎやすくなります。
・喧嘩をして怒っていても会話やLINEで無視をしない
・翌日は必ずLINEをする
・「ごめん」が言えないときは、手をつないだりハグをする
このようなルールを決めておくことで、喧嘩が長引くこともなくなります。
ルールをすぐに破るようであれば、まずは感情のコントロールからはじめる必要がありそうです。
自然消滅から復縁するためのポイント
すでに自然消滅をしていても、心のどこかで別れたくなかった、本当は好きだったと後悔している人もいるでしょう。
復縁を願う人は、元彼へ連絡をする前に以下のポイントを覚えておいてくださいね。
自然消滅した原因を考えて改善する
元彼に連絡をする前に、なぜふたりが自然消滅したのかを考えてみましょう。
忙しさや喧嘩別れであれば、元彼も距離を置いたことに後悔をしており、復縁のチャンスはありそうです。
ただ、好きな人がいた、自分の嫌な言動が原因で距離を置かれたときは、復縁が難しいかもしれません。
やみくもに連絡をとるのではなく、原因を考えるとそもそも連絡をするべきか、LINEで何を伝えるべきかわかるはずです。
できるだけ早めに連絡をする
最後のLINEから結構期間があいているのに、突然「復縁したい」「また会いたい」と送ると、重たく受け止められて、会いたくないと思われることもあります。
お互いに近況報告をしつつ、自分に対する気持ちがあるか、復縁できそうであるかを探っていきましょう。
また、すぐに「彼女はいるの?」と聞くことはNG。徐々に打ち解けてきたタイミングで恋人の有無の確認をすると、本当のことを話してくれるはずです。
気遣いの言葉と連絡を待っていることを伝える
しつこく連絡するほど彼氏の気持ちは冷めていきます。
LINEをするときは、まず「元気?」「仕事は落ち着いた?」「体調はどう?」といった気遣いの言葉を送ってみてください。このとき余計な詮索はせず、「LINE待ってるね」などと、彼氏がつい返信したくなる一言を送りましょう。
さみしくて心が滅入っているときや深夜は、思いつきで感情のまま行動してしまいがちです。そうすると、長文で感情をぶつけたり、反応があるまでしつこく短文やスタンプを送ったりする人がいるかもしれません。
復縁のチャンスを壊さないためにも、頭のなかを整理したうえで朝や昼に、二言、三言程度メッセージを送りましょう。
自然消滅がつらくて耐えられないなら早めの決断を
どれだけ仲よしだった期間があっても、ちょっとしたすれ違いやささいな喧嘩で、自然消滅する可能性もあるのが人同士の付き合いです。
「連絡をしたほうがいいのか」「もしかして新しい恋人がいるかも」とモヤモヤしているのはお互いさま。復縁したいときも、別れを告げたいときも、あなたの苦しい思いを少しでも軽くしたいときは早めに連絡をしてみましょう。
連絡しないままでは、ずっと離れたままです。勇気をもってLINEを一通送ると、今の状況を打破できるかもしれません。
Text_Ayumi