Interview / 2024.03.12
なにわ男子 道枝駿佑の挑戦。人生初の金髪は「自分をぶっ壊すくらいの気合」
スーパーアイドルのなにわ男子の道枝駿佑さんにインタビュー。金髪の謎多き転校生、美島零役を演じているドラマ『マルス-ゼロの革命-』についてお話を聞きました。普段の道枝さんとはギャップのある役を通じて学んだこととは。
なにわ男子 道枝駿佑さんにインタビュー
ドラマ『マルス-ゼロの革命-」の美島零(ゼロ)役は今まででいちばん道枝駿佑さんとギャップがありそうですね。
僕には優しい穏やかなイメージがあると思うんですが、監督からもそういう部分は一切いらないと言われています。逆に自分をぶっ壊すくらいの気合でゼロになりきろうと思ってやっています。感情のふり幅のある役なので、監督に「丹田を使って喜怒哀楽の1から10を鏡の前で練習しなさい」と教えてもらいました。それは今回の作品を通して、一生かけてやっていくことになるなと思っているので、しっかりと訓練を続けていって激しい役もこなしていこうと思っています。ゼロが「ヒャッハー」って言いながら飛び降りるシーンがあるんですけど、普段言わない言葉なので、ある意味自分をぶっ壊すセリフでもありますね(笑)。ゼロは強い男でもあるので、喧嘩のシーンを強く見せるためにはどうしたらいいのかいろいろ考えています。ドロップキックもしているんですが、がんばって足あげて蹴り飛ばすようにしています。アクションシーンはハードな撮影になりますが、怪我なく最後までやり遂げたいですね。
役づくりとして、初めての金髪にしたことも大きかったですか?
気合は入りましたね。もう後戻りできないな、と(笑)。人生初の金髪なので、染める瞬間はワクワクしました。なにわ男子のメンバーからは「すごく似合ってる」とか「チャラいな」なんて言われました。丈くん(藤原丈一郎)には「みっちー、金髪や」ってニヤニヤしながら写真撮られました(笑)。今まで髪のケアって何もしていなかったんですが、金髪にしてからは、ムラシャン(紫シャンプー)を使って洗ったり、色落ちしないようにしたり、傷んだ髪にトリートメントしています。
ドラマの見どころは?
高校生達が大人に対して不満をぶつけたり、反旗を翻すという作品でワクワクする展開があります。ゼロは何を考えているかわからないミステリアスな部分があって何をしでかすかわからない怖さを持っているので、本当にドキドキハラハラして見ていただけると思います。緊張感だけでなく、コミカルでクスッと笑える場面もあるので、いろいろ楽しんでもらえたらうれしいです。
“救世主か悪魔か”、ゼロはどちらだと思いますか?
まだ僕にもわかりません。一体どっちなのかという危うさと、この人を本当に信じていいのかという怖さがゼロにはあります。僕も今どちらなのか迷いながら演じていますが、最後には手を差し伸べてくれる優しさがあると思っています。そんなミステリアスな役を演じていたら、撮影期間中どんな顔つきになっていくんだろうとか、普段の性格が変わっていってしまうのかなと考えてます。まったく何も変わらないかもしれないし、どうなるのかそこも楽しみにしています。みなさんもドラマを見ながら僕の変化を見届けてください(笑)。
道枝駿佑
2002年7月25日生まれ、大阪府出身。愛称はみっちー。’14年に事務所に入所し、’17年の『母になる』(日本テレビ系)でドラマ初出演し、話題となった。’18年、なにわ男子のメンバーに選ばれ、’21年『初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビューし、多方面で活躍中。
Information
ドラマ『マルス-ゼロの革命-』テレビ朝日系で毎週火曜夜9時放送中。救世主か悪魔か、謎多き転校生の美島零(道枝駿佑)と落ちこぼれの高校生達が「マルス」という動画集団を結成し、大人社会に反旗を翻していく青春クーデターサスペンス。
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