Interview / 2024.01.17
なにわ男子 高橋恭平が演じた“芯のある悪役”の難しさ「感情を表情や仕草だけで…」
なにわ男子の高橋恭平さんがbisに登場。アイドル業だけでなく、ドラマに映画にと大忙しで、2023年にはドラマ『マイホームヒーロー』に間島恭一役で出演。2024年3月8日に公開される映画版でも続投が決定しています。初めての悪役で苦労したことや、役作りの工夫などを聞きました。
ドラマ『マイホームヒーロー』では初めてづくし
ドラマ『マイホームヒーロー』のオファーがきたときの気持ちはどうでしたか?
原作がすごくおもしろくて、ドキドキハラハラするようなストーリー。実写化でオファーされるなんてうれしかったですね。間島恭一という役柄も初めての悪役。前作が少女漫画だったのもあるので、半グレの役なんてギャップがすごくていいなと思いました。
間島恭一という人物をどう思いますか?
半グレのリーダーだけど、そうなってしまった理由もちゃんとあるし、芯のある悪者だと思います。自分とはまったく違う境遇の人だけど、共感できる部分もあるので、演じていて楽しかったですね。
特に印象的なシーンはありますか?
アクションだったり、悪役だったり、初めてのことづくしだったので、全部がむずかしかったですね。特に苦労したのは、恭一は基本クールで、口数も少なくて喋ることは必要最低限。焦ったり、イライラしたり、余裕があったりなどいろいろな感情を表情や仕草だけで表現することがむずかしかったです。
役作りは大変でしたね。
恭一は底知れない怖さを持っている人だと思うのでそれを表現するのが大変でした。そこは監督と相談しながら演じました。監督からすすめられた映画『HELL DOGS』を観て参考にしたりしました。
芝居が好き。「もっともっと違う役にも挑戦したい」
ドラマの内容はとてもハードですが、撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
佐々木蔵之介さんとは同じ関西出身なので、たわいもない話で盛り上がったりしていましたね。半グレのメンバーの方達もみんな明るかったので、シーンは重くても、合間はみんなで和気あいあいとやっていました。蔵之介さんからは演技のアドバイスもしてもらいました。僕が細かい部分の表現とかで悩んでいたりすると「こういうやり方もあるんとちゃう」みたいな感じに助言してくださって、すごく助かりました。ご飯に行ったりとかはなかったんですが、ずっと撮影が一緒だったので仲よくさせていただきました。
他の共演者の方々の印象はどうですか?
鳥栖歌仙役の木村多江さんは、なにわ男子の曲を聴いてくださっていて、現場で『Special Kiss』を歌いながら踊ってくれました! 僕らの曲を聴いてくださったのもうれしかったですし、現場で踊ってくれたのが本当にありがたかったですね。あまり共演シーンはなかったんですが、いいコミュニケーションが取れました。素晴らしい女優さんでもありますし、とっても可愛らしい方だなと思いました。
役者業は好きですか?
芝居は好きですね。今回もなかなか演じられない役をもらってうれしかったですし、もっともっと違う役にも挑戦したいと思っています。今まで演ったことのない役をどんどん演りたいです。
目標にする役者さんはいますか?
変わらず、吉沢亮さんです。芝居もすごいなと思いますし、あんな人になれたらいいなと思います。かっこいいイメージだったのに、映画『銀魂』を観たらコミカルなお芝居がとても似合っていておもしろかったので、すごい人だなと思いました。悪役とかもやられるし、幅広い演技のできる役者さんだなと思います。いつか共演してみたいです。
Information
ドラマ『マイホームヒーロー』に間島恭一役で出演。しがない会社員・鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)とその家族を描くノンストップファミリーサスペンス。『週刊ヤングマガジン』連載中の大人気コミックが原作で、2024年3月8日(金)には映画も公開。
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