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Interview

Interview / 2023.12.08

Sexy Zone 佐藤勝利「今は第2章、Chapter Ⅱって銘打って新たな気持ちで活動している」

Sexy Zoneの佐藤勝利をbis視点で描写する連載“bis homme”。第20回は、女性同士の連帯を表す「Sisterhood」がテーマ。理念を共有し共闘する彼の仲間達、Sexy Zoneについて語る。

連携って、グループではマストで、しないと成り立たない

テーマは「Sisterhood」。女性同士の連携、共闘できる関係という意味ですよね。連携って、グループではマストで、しないと成り立たない。もちろんSexy Zoneでもしています。

グループじゃなくても、同じ番組に出ている人達も一見繋がっていないように見えてもちゃんと連携しているんです。ものを作るってことはそういうことなんじゃないかと思いますし、基本的に芸能界って連携がすごく大切な世界なのかなとも思います。皆さんすごく現場を盛り上げてくれます。繋がりすぎていて内輪ウケみたいになってしまうこともたまにありますね。

僕よりも上の世代の方々が、より「ここは一緒に盛り上がろう」っていう空気感を出しているように見えるけれど、どんな世代の人も意識していることなんじゃないかと思います。「もっと、ひとつになろうよ」とか声に出さなくても見えない絆のようなものを信じることが、連携するうえで大事なことかな。

僕らSexy Zoneはリーダーがいない。だから誰かが強く指示することも指示されることもない。メンバーそれぞれが強い意志を持っているので必要がないんだと思います。それがかえっていい連携になっているのかもしれません。たまに「あ、今いいかみ合い方したな」と感じることがあります。僕らは出会ったときから個性はバラバラだけど、なぜかしっくりくるような空気感がありました。出会った以上はこのメンバーで本気でやっていくしかないと思ったんだと思います。

みんな向上心が半端なくて、すごく上を目指す人達。(松島)聡ちゃんは普段フワフワした柔らかい感じがするけれど、ちゃんと芯があって向上心を強く持っている人。

マリウス(葉)もそうだし、ケンティー(中島健人)も。(菊池)風磨くんは今めちゃくちゃ範囲を広げて活躍しているけど、それは僕にとってもすごくうれしい。本人は「順番だから」って言っていましたけど。目指すこと、やりたいことが僕らはそれぞれ違うことだったりするから、ある意味自分が行けない所へほかのメンバーがパーッと行っているのを見るといい刺激になります。

今は第2章、ChapterⅡって銘打って新たな気持ちで活動

「続けるのも才能だ」ってよく年上の方に言われて「そうなのかな?」って今まで疑問だったんです。Sexy Zoneとして10年以上活動してきて、続けることの難しさとか大変さを身をもって体験したら、続けることってそう簡単にできることではないって実感するようになりました。グループ結成時はみんな10代で、これからどんな風に活躍していくのがいいか、どんなキャラクターでやっていくのか、自分の立ち位置みたいなものをそれぞれ模索していました。

僕は舞台が好きだからちょっと続けてみようかなと思ったとき、その先のことは何もわからなかったし、それが本当に自分に合っているのか、間違った選択だったのかなとかいろいろ思いながら手さぐりで続けてきた感じです。自分ではそうしていただけだけど、続けたっていう言葉の重みは感じますね。

今は第2章、ChapterⅡって銘打って新たな気持ちで活動していますが、第1章を振り返ってみるとメンバーのこととか、僕らもいろいろありました。続けられるのかな、大丈夫かなって当時は思いましたね。乗り越えられたから言えるんだと思いますけど、よく続けてこられたなと思います。出会ったころと比べて、いろいろ乗り越えて今は絆が強くなりました。

最近ハマっているシェフの動画がある

近況としては料理のこと。最近ハマっているシェフの動画があるんです。その人は見られてることとかまったく気にしていないような感じで、きびきびとした動きで「イタリア料理っていうのは……」と語りながら料理を作っていくんです。すごくかっこよくてずっと見ちゃうんですけど、その人、お酒も好きで、たまに飲みながら作ったりもするんですが、二日酔いに最高な料理とかも紹介しているんです。一流のシェフの方なんだけど、すごく人間らしくてかっこいい。シェフがアーリオ・オーリオペペロンチーノを「これは二日酔いにいい」「うまい」ってコメントしていたので、二日酔いのとき、朝早起きしてそのシェフの動画見ながら作ってみました。食べたら最高でした!(笑) 二日酔いでも、料理をして食べて、人生一歩進んだのでよかったなと思えた日でしたね(笑)。

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