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Column / 2020.03.09

水野しず×小宮有紗「カフェ・ド・人間性」Vol.3 ~私服がダサすぎたあの頃~

水野しずが「bis」に登場するモデルさんの“人間性”に焦点を当てて対談する「カフェ・ド・人間性」。今回は、女優/声優としても活躍する小宮有紗さんにお話を聞いてみました。
 

カフェ・ド・人間性

Vol.1はこちら、Vol.2はこちらをチェック♡
 
水野しず(以下、しず):女子校での学校生活は楽しかった?
 
小宮有紗(以下、小宮):楽しかったです。男女関係のめんどくさいいざこざみたいなものがないし、私が通ってたのは派手な人があまり行かないような女子校だったこともあって、のんびりマイペースな子が多かったので。
 
しず:自分で女子校への進学を選択したんですか?
 
小宮:そうです、そうです。
 
しず:そうだったんですね。じつは私も女子校出身なんですよ。中学から。小学校もあまり通ってなかったので、男性と接することがほとんどなかったんですけど、大学に行き始めたら急に目の前に男性が現れてすごいびっくりしちゃったんですよね。こっちは相手のことを一人間としてしか思ってないけど、相手はこっちのことを〝女性〟っていう固定概念のもとに接してくるから、話とかも全然噛み合わなかったりして。
 
小宮:わかります。私は、テレビのお仕事を始めて最初にもらえた役が特撮ドラマだったんですけど、たまたま出演者に女の子が私だけしかいなかったので、慣れるのに時間がかかりました。
 
しず:『(特命戦隊)ゴーバスターズ』ですよね。脚本とか大好きで、ずっと見てました。
 
小宮:本当ですか!嬉しい、ありがとうございます。そう、だから戸惑ってたんですけど、共演者の方とけっこう年が離れてたので、みんな可愛がってくれたんです。期間が1年っていうことも大きかったかな。そこで、男性との接し方がわかりました。
 
しず:どんなふうに可愛がってもらってたんですか?
 
小宮:当時の私が着てた私服があまりにもダサかったので、ずっとバカにされてました(笑)。
 
しず:ある意味愛されていたんですね(笑)。
 
小宮:うふふ。でも、今思い返すと、たしかにくそダサかったなって(笑)。どこに売ってるのかもよくわからいような、でっかいキリンが描いてあるTシャツを着てたり。
 

 
しず:多感な時期にそんなにイジられたりしたら、心に傷を負いそうな気もしますが……。
 
小宮:そこは大丈夫で、ナゾに負けず嫌いを発揮したというか。このままじゃマズいと思って、ちゃんとファッションを研究して、自分でお洋服を買いにいくようになりました。とはいえ、最初のうちはやっぱり、一人で買いにいくのがかなり大変で。本当に笑える話なんですけど、(高校生のころは)栃木から東京に通ってて、アニメイトには一人で行けるんですよね。でも、109に一人で入るのはめちゃくちゃ怖かったんです。
 
しず:アニメイトには入りやすいの、めっちゃわかります。コンビニ感覚で入れるというか。なんででしょうね。
 

 
Vol.4に続く……
 
 
Artwork&Interview_Shizu Mizuno