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Column / 2019.07.01

悩み相談―“12階から飛び降り”モカの「悩める女子へ…」Vol.5

「悩み相談の依頼は、私のHPのメールフォームで受け付けています。電話で相談にのるのですが、それはメールのやり取りだけだと誤解が生じる可能性が高いから。ただ、今は依頼が殺到していて、返すのがままならない状態なんです。私一人では抱えきれなくなっているので、今後は悩み相談スタッフも用意したいとも思っています」

そう語るのは、4月に共著『12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと』(モカ・高野真吾/光文社)を上梓したモカさん(33)。インパクトのある題名の本だが、約3年前、モカさんはビルの12階から飛び降りた経験がある。モカさんが2016年から始めた無償の悩み相談は、現在も毎日何件もの依頼が来続けている。社会から孤立した人がこれだけ多いのも、驚きだったという。

「肉体労働や単純作業などで働いていている人や、人間関係がうまくいっていない人、休みの日もどこにも行かず誰にも会わない人など、とにかく孤独な人からの連絡が多いです。そういう人はわざわざ外に出たり、初対面の人と会って話したりするのが苦手な方が多いので、電話で相談するのもいいんですよね」

悩み相談は昨年の段階で600人超え。今やモカさんは周りに“悩み相談の人”と認識されるようになり、プライベートの友達なども含め、常に相談に乗っている状態が続いた。あまりに悩み相談の依頼が多いため、モカさんは「みんなと会う会」という会合を主宰するようになった。孤独な人同士が集まったら、孤独じゃなくなるという考えから、無料で毎月1回、自身が経営する新宿2丁目の店舗『女の子クラブ』の昼の時間帯で開催している。

「悩み相談で順番待ちしていて、まだ話ができていない人でも、直接会いに来てくれたら、ゆっくり話ができますよね。1回でも電話で話した人には、今後調子をよくするためにも、『みんなと会う会』に来てねと伝えています」

モカ

1986年東京都生まれ。経営者、漫画家、元男性のトランスジェンダー。

 

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  • photo

    Kimiko Nakahara

  • text・edit

    Akiko Takada