Interview / 2020.01.23
水野しず×メドウズ舞良「カフェ・ド・人間性」Vol.3~初めて演じた役は死体です(笑)~
水野しずが「bis」に登場するモデルさんの“人間性”に焦点を当てて対談する「カフェ・ド・人間性」。今回は、顔面最強(?!)のメドウズ舞良さんにお話を聞いてみました。
カフェ・ド・人間性
水野しず(以下、しず):ネガティブになることはない?
メドウズ舞良(以下、メドウズ):ほとんどないです。基本明るくて、常にポジティブ。どんなに大変なことがあっても、「これが私の運命なんだ」って思います。この先女優としてもっとお芝居に携わるためには、こういうツラい経験も必要なんだって。女優のお仕事は、まだ2回しかないんですけどね。
しず:いいじゃないですか。ちなみに、どんな役だったんですか?
メドウズ:えっと……死体です(笑)。
しず:(笑)
メドウズ:主人公の妹役なんですけど、すぐ死んじゃいました。でも、ストーリーとしては私の演じた役の死んだ原因を突き止めるっていう内容だったので、けっこう大事な役だったんです。この前、撮影で琵琶湖に行って、湖に浮かんできました(笑)。
しず:今は「下積みをちゃんと頑張るぞ」という気持ちですか?
メドウズ:そうですね。いきなり大きい役をやると天狗になっちゃいそうだから、最初はどんな役でも経験して、いろんな役者さんの気持ちがわかる人になりたいなって。
しず:どういうお芝居がやりたい?
メドウズ:『斉木楠雄のΨ難』のときの橋本環奈さんみたいな振り切ったコメディーも挑戦したいし、『渇き。』の小松菜奈さんみたいなミステリアスな役もやってみたいです。
しず:早く見たいね。芝居に興味を持ち始めたのはいつ頃ですか?
メドウズ:お母さんが昔からずっと朝ドラを見てて、私も小さい頃から見てたのがきっかけかな。『ちりとてちん』くらいの時期です。でも、女優としてやっていくのに、名前がカタカナで大丈夫かなっていうのはちょっと思っていて……。ハーフのイメージが強すぎるじゃないですか。
しず:気にするまでもないことだとは思いますが……。もしいまだにつまらない偏見があるとしたら、きっとこれからメドウズさんがイメージを変えていくのでしょうね。
メドウズ:そうですよね。何より、実力で認められるに越したことはないですし。
しず:小学生の頃とか、カタカナの名前について意識したりしたんですか?
メドウズ:周りにいないなぁとは思ってたけど、ハーフだからっていうのが理由でイジメられたりすることはなかったから、それでイヤな思いをしたことはないです。人に恵まれてました。
しず:それはよかったです。北海道って元々アイヌ民族の文化もあったりするから、多民族性は気にならないのかもしれませんね。
メドウズ:それもあると思うし、あとは私が住んでたところがあまりにも田舎すぎて、そもそもイジメってもの自体がなかったんですよね。小学校は同級生が4人で、全校生徒20人とか。1年生から6年生までみんな仲良しでした。