Interview / 2024.06.20
Kep1erが今までを振り返る。オーディション期間中の自分に一言伝えるなら何て言う?
5月31日発売のbis 7月号にグローバルガールズグループのKep1erが初登場! 9人揃ってカバーを飾っています。本誌未収録を含む完全版インタビューを前編・後編にわけて特別に大公開。後編では、デビューから今までを振り返って、オーディション当時の貴重なお話も語っていただきました。
【前編はこちらから】Kep1er「このメンバーと一緒に活動できてよかった」グループにとっての“プライド”を語る
オーディション期間中の自分に一言伝えるなら、何て言う?
――ここからはKep1erのデビューから今までを振り返っていきます。オーディション期間中の自分に一言伝えるなら何て言いますか?
DAYEON 当時のことを振り返ると、今もう一度やれと言われても絶対にできないくらいただただ一生懸命だったので、「本当にお疲れ様」と言ってあげたいですね。
HIKARU あのときは何も知らずに韓国へ行って、オーディションに参加して、自分にできることは何でもやりました。でも今になって考えてみたら、それが私にとってはすごくストレスで、自分を苦しめていたかもしれません。だから「もっと楽しんでもいいんじゃない?」と言ってあげたいです。
MASHIRO 私はあのとき、不安な気持ちでいっぱいで楽しむことができず、幸せを感じることがほとんどありませんでした。でも、もしあのときの自分に何か言ってあげられるとしたら、「このオーディションが終わったら素敵なメンバー達と一緒に活動できるし、幸せなことしか起きないからがんばれ」と言ってあげたいです。
――オーディションが終わり、デビューが決定したときの心境は?
HIKARU やっと外に出られる(笑)!
YOUNGEUN オーディションが終わったという実感はあったのですが、デビューが決まって、ステージに立つことができるという実感はもう少し後になってからでしたね。なので、デビューの実感というのはあまり湧かなかったんですけど、ただオーディションという限られた時間の中で忙しなく練習を続ける日々が終わったという解放感とオーディションが終わってこれからデビューするんだという幸せな気持ちが強かったです。
HUENING BAHIYYIH いちばん最初にこれからデビューするんだと思ったのは、オーディションが終わってすぐに9人で大きな車に乗って宿舎に移動したときですね。車の中には9人のメンバーが集まっていて、その車に乗った瞬間、私もアイドルグループの一員になったんだという実感が湧きました。
――デビュー後、数々の舞台を経験したみなさん。印象に残っているうれしかったこと、楽しかったことは?
CHAEHYUN 今年、日本でファンコンサートをした日がちょうどダヨンの誕生日だったんです。それでダヨンには内緒にしておいて、曲の合間にみんなで「ダヨン、誕生日おめでとう」って叫んだんですよ。そのとき、このメンバーと一緒でよかった、こんないい日にたくさんのファンのみなさんが来てくれて、こんなにもたくさんの人に愛されてるんだという実感が急に湧いて、あの日のことがいちばん印象深いですね。
DAYEON まさか曲の最中にお祝いしてもらえるとはまったく予想してなかったのですごくびっくりしちゃって、でもすごく幸せで、我慢できずに泣いてしまいました。それで顔を隠しながら踊りました(笑)。めちゃくちゃ泣いてしまったので、恥ずかしかったです。でもあの日は本当に世界でいちばん幸せな誕生日だったと思います。
YUJIN ファンコンサートの最後に、ファンのみなさんが『Daisy』を歌ってくれたんですよ。イヤモニをしていたので最初は気づかなかったんですけど、イヤモニを突き抜けるほど大きく歌ってくれていて、泣きそうになりました。思いがけないサプライズプレゼントでした!
――逆に、辛かったことはありますか?
DAYEON 『QUEENDOM 2』というサバイバル番組に出演中、狭い舞台でのパフォーマンスで足を踏み外してしまったことがありました。あのときのパフォーマンスはすごくがんばって練習していたので、そのステージを台無しにしてしまったことが申し訳なくて、悲しくて、恥ずかしくて……。あの日はステージが終わってからワンワン泣きました。
CHAEHYUN 私も同じタイミングで落ちてしまったんですけど、観客の方が足を上げてくれたんですよね。それがまた恥ずかしかった……。Kep1erはステージに賭ける想いがとても強くて、『QUEENDOM 2』はドラマチックなステージが経験できる番組でもあったので、私達もいろんなパフォーマンスを見せたいという意欲が強かったんですよ。だから逆に「もっとうまくできたはずなのに」、「私達ならもっとできるのに」と思ってしまって、精神的につらかったです。でも、番組のおかげで成長できた部分もあったし、何よりこのとき初めてファンの皆さんの前でパフォーマンスしたんですよ。だから今となってはいい思い出です。
日本デビューの幕張メッセ「あのときの光景は今も忘れられません」
――韓国デビューを果たし、2022年9月には日本デビュー。幕張メッセの舞台に立ったときはどんな気持ちでしたか?
HUENING BAHIYYIH リハーサルのときは客席が空いているから、この会場が本当にいっぱいになるのかなと不安だったのですが、いざステージに上がったらすべての席がファンのみなさんでいっぱいで、あのときの光景は今も忘れられません。
MASHIRO 曲数もあまりないショーケースなのに、ファンのみなさんが観に来てくれるのがすごく不思議でした。韓国のオーディション番組からデビューしたのに、日本の大きい会場で日本デビューのショーケースができるのも信じられませんでした。
HIKARU あの日初めてお母さんとお兄ちゃん、そして友達に私が立つ舞台を見せることができて、すごく不思議な気持ちでした。日本でKep1er 9人が集まってパフォーマンスしたのも初めてだったので、これが私のいるグループで、メンバー達だよって自慢したい気持ちでいっぱいでしたし、とにかく幸せでした。
――今年の2月にも『Kep1er JAPAN FAN CONCERT 2024 〈FLY-HIGH〉』で同じ幕張メッセの舞台に立ちました。
CHAEHYUN デビューショーケースのときはまだKep1erの公式ペンライトがなかったんですけど、今回は同じ会場で、ペンライトがある状態で、しかも前よりはるかに多くの曲をお見せすることができて、前よりもっと大きな歓声と、客席から立ち上がって大きい歓声で応援してくださる情熱的なKep1ianのみなさんに興奮を隠せませんでした。
YESEO ファンコンサートで幕張メッセのステージに立ったとき、なんだか懐かしい感じがしたんですよ。なんでだろうと不思議に思っていたら、デビューショーケースと同じ会場だったんですね。ショーケースのときは初めてのことも多く目まぐるしくて、今思うと余裕がなかったのかもしれません。デビューショーケースでこんなに大きなステージに立たせていただいたんだな、本当にたくさんの方に愛されているんだなとあらためて感じて、感謝の気持ちでいっぱいです。
私達に会いに来てくれてありがとうと言いたい
――2年が経った今の気持ちはどうですか?
CHAEHYUN 私はデビューしてから初めて海外に行ったんですが、海外でファンの方に会ったり、空き時間にはメンバー達と美味しいものを食べたり、たくさんのことを経験できました。みなさんが公演に足を運んでくれたからこそ感じられた幸せなので、私達に会いに来てくれてありがとうと言いたいです。
――ここが成長したなと思うところはありますか?
YESEO メンバーやスタッフさんからのフィードバックを真摯に受け入れられるようになりました。以前は自分が間違えたり、あまりできなかったなと思ったとき、すごくストレスだったんですよ。「できなかったらできるようになればいい」と考えられず、自分を追い詰めてしまっていたんですね。でも、時間が経つにつれて、次のステージでは少し変えてこうしてみようと考えたりする余裕ができたのは成長したかなと思います。
HUENING BAHIYYIH 私はステージを楽しむ姿勢ができたと思います。最初のころはステージに上がるたびに緊張して、教わったとおりの振り付けや動線を守ることに必死でした。だから表情も硬かったと思います。でもこの2年でたくさんのステージを経験して、自分が楽しむと自然にいい表情が出るんだなというのを感じたし、成長できたと思います。
――逆に、変わってないと思うところはありますか?
YESEO 私達がいつもステージの前に叫ぶ掛け声があるんですが、これは2年前から今まで一度も欠かさず、ステージの前には必ずやっていますね。これをすることで緊張がほぐれて、エネルギーが生まれるんです。
全員 "私達一緒に、ファイティンしよう! We are Kep1er!"
YUJIN これをやると、みんながひとつになる感じがしますし、力が湧いてくるんですよ。だからステージに向かう前には必ずやります。
――Kep1ianの最高なところを教えてください。
YESEO みなさん、本当に優しいところ。
CHAEHYUN 優しいし、いい人だし、天使です! 私達はもっとみなさんと友達のように気楽に接したいんですが、Kep1ianは私達のことをまるで宝物のように丁寧に接してくれるんです。本当に心があたたかい人ばかりが集まっているんだなといつも思います。
――最後に、読者にメッセージをお願いします。
HIKARU 今回、私達が表紙を飾らせていただきました! 今まで私達があまりお見せしたことのないアンニュイな雰囲気で撮影させていただいたので、楽しんでいただけたらと思います。インタビューでは、私達の芯の部分が見せられたかなと思います。興味を持っていただけた方はぜひKep1erのパフォーマンスを一度観てみてください。
YUJIN 今回のアルバム『Kep1going』は夢に向かって突き進んでいくという意味が込められているんですが、ためらわずに“Straight Line”してほしいです。そしてbisもたくさん愛してください!
全員 Catch your eye, Catch your mind! 以上、Kep1erでした!
bis 7月号のカバーにKep1erが登場
5月31日(金)発売bis 7月号の表紙をKep1erが9人揃って飾っています。チャームポイントや好きな食べ物・香り、休日の過ごし方など可愛い内⾯をぎゅっと詰め込んだQ&Aも掲載。お見逃しなく♡
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