Interview / 2024.03.21
女優・大久保桜子のギャップのある過去を探る♡「生徒会をやっていました」
ゲストの人間性に迫るコーナー、カフェ・ド・人間性。今回は女優として活躍する大久保桜子さんにお話を聞きました。初対面の人には少しシャイな印象の桜子さんですが、学生時代の意外な役割について教えてくれました。
水野しず×大久保桜子の対談!
ゲスト:大久保桜子
2017年『宇宙戦隊キュウレンジャー』カメレオングリーン役でテレビドラマデビュー。高校はインターナショナルコースに通っていたので英語が得意。
聞き手:水野しず
聞き手、イラストレーター。
水野しず(以下、しず):18歳でデビューして、今7年目ですよね。
大久保桜子(以下、桜子):はい、そうです。
しず:小さいころから、人前に出るお仕事をしたいなっていう思いはあったんですか?
桜子:全然なかったです。私、どちらかというと人見知りが強いタイプなんですよ。わかりやすくいうと、クラスの集合写真とか、後ろに隠れるタイプだったんです。
しず:あははは。中心人物ではなかった?
桜子:違いましたね。
しず:高校はインターナショナルコースに通っていたんですよね? 社交的な方が多いところだと思うんですけど。
桜子:活発な子が多かったですね。でも、そこでも性格は変わらないんだなって思いました(笑)。
しず:学校で「自分をアピールしていくように」みたいな教育とかはなかったですか?
桜子:そういうのはなかったです。
しず:お芝居に興味を持つようになったのはいつくらいからでしょう?
桜子:『宇宙戦隊キュウレンジャー』がデビュー作だったんですけど、その撮影を1年間終えたころに思いました。
しず:デビューしてから、もっとやってみたいと思ったんですね。
桜子:はい、そうです。
しず:デビューのきっかけは?
桜子:スカウトされて芸能界に入ったのが始まりだったんですけど、試しに受けてみようって受けたオーディションが『宇宙戦隊キュウレンジャー』で、それに受かって。当時は大学へ進学して留学しようと思っていたので、進路に迷いながら撮影をしていました。
しず:お仕事か勉強か、結構、悩んでいたんですね。
桜子:芸能のお仕事を続けるのか、はたまた辞めるのか……。ギリギリまで辞める気持ちのほうが強かったんですけど、クランクアップしたときの達成感や、応援してくださった皆さんの声を聞いていたら、辞めちゃいけないな、まだ辞めるには早いかもなって思って続けることにしました。
しず:そのときは、お芝居を楽しいって思えていた?
桜子:まだ、お芝居の楽しさとかは何もわからなかったです。とりあえず体を現場に持っていけばいいみたいな。だから、続けようって思ったのは、お芝居が楽しかったというより、どちらかというとこの期間に応援してくださった方に喜んでいただきたいなとか、応援してくださる方がいるんだったらがんばろうっていう感じでしたね。
しず:人に求められることをすると達成感を得られるって言いますよね。ちなみに留学しようと考えていたときは、どういう勉強をしようと思っていたんですか?
桜子:特にこの専攻をしたいとかはなかったんですけど、海を渡って海外の文化に触れてみたいなって思ってました。
しず:迷っていた時期だったんですね。そのスカウトがなかったら、留学していた?
桜子:そうだったと思います。
しず:スカウトされる前までは、どういうことをしていたんですか?
桜子:生徒会をやっていました。
しず:えぇ! イメージからすると意外です(笑)。
桜子:副会長でしたよ。
しず:自分からっていうよりは、周りに言われてとか?
桜子:1代前の副会長の先輩に「次は桜子がやりなさい」って言われて、やることになって(笑)。断れなくてやりました。
しず:なんで指名されたんでしょうか?
桜子:それがわからないんです。あまりしゃべったことがない先輩だったので。急に呼ばれて、「何か怒られるのかな?」って思ったら、「副会長をやってください」って。
しず:会長じゃないだけマシだったのかもしれないですね。
桜子:それが最初、「会長をやってください」って言われたんです。でも私の仲よしだった子が会長になりたくて、私はやりたい人がやるべきだと思ったので、その子が会長で、私が副会長になりました。
しず:じゃあ、先輩から会長になれるポテンシャルを見出されていたんですね。
桜子:私はあまり引っ張っていくタイプではないんですけど、やることはやるっていうところを見てくれていたのかなって。
しず:この人は我が強くない代わりに、周りのことをちゃんと見てくれているとか、そういうところを感じ取ってくれていたのかもしれないですよね。
桜子:そうなんですかねぇ。
しず:そもそも生徒会に入ろうと思ったきっかけはなんだったんでしょう? なかなかきっかけがないと入らないじゃないですか。
桜子:ちょっと不純ですけど、大学に入るときに有利になるかなと思ったので(笑)。
しず:内申書に書けるからってことですね(笑)。そしたら意外と評価が高くて、副会長までいったと。
桜子:そうですね。
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Artwork&Interview_Shizu Mizuno