Interview / 2024.01.23
ドラマ『VIVANT』で注目！ 女優・飯沼 愛、デビュー3年目で「受け身ではなくなってきた」
女優、飯沼 愛さんが初登場♡ なんと、数年前からbisの読者なんだとか！ ワクワクしていたと話す撮影の感想や、愛ちゃん自身のファッションについても聞きました。俳優の仕事に向き合う姿勢や変化についてもインタビュー。
実はソロ活が得意「ひとりであちこち出掛けていますね」
タートルネックスリーブレット￥83,600／アクア・リクスン・スー（イノメント） ジャケット￥25,300／ジョン（ザ フォーアイド） シャツ￥12,650／レイ ビームス（レイ ビームス 新宿）
うれしいことに飯沼さんもbis読者だと聞きました！
そうなんです！ 私、橋本環奈さんのファンなんですけど、環奈さんが表紙の2019年bis 1月号で初めてbisを知り、それ以来の読者なんです。可愛い世界観が好きで、芸能のお仕事をするようになってからは、「いつか私もここに出られたら」と憧れていたので、「bisの撮影が決まりました」と聞いたときはすごくうれしかったです。今日までずっとワクワクしてました。
雪をテーマに白の世界で6つのスタイルを撮影しました。お気に入りの衣装はありましたか？
白の世界、素敵でした。私、白が好きなんです。衣装も全部可愛かったのでひとつだけ選ぶのは難しいですけどパンツスタイルの衣装が特に好きでした。ジャケットの丈が短くて、チラッとお腹が見えるのがかっこいいなって。
普段はどんな洋服を着ることが多いですか？ 好きなブランドは？
Tシャツやシャツにパンツを合わせるようなラフなスタイルが多いです。色も白や黒などのモノトーンが中心。でもシンプルになりすぎないように素材やデザインに遊び心がある、ちょっとアクセントが効いた洋服を選ぶようにしています。ブランドだったら、アトリエドゥサボンとかチャイルドウーマンなどに入っているブランドの洋服をよく買います。
最近買ったお気に入りアイテムは？
勇気を出してちょっと値の張るダテメガネを買ったんですけど、これが近ごろのお気に入りです。フレームが太めで遠目から見たら黒っぽく見えるけど、よく見たら深みのあるグリーンでおしゃれだなって。ただ、おしゃれなメガネを人前でかけるのが少し気恥ずかしくて、お休みの日に映画館へ行くときやひとりでお出掛けするときにかけるのが精いっぱい（笑）。
お休みの日はどう過ごしてますか？
映画を観に行ったりお気に入りのカフェでゆっくり過ごしたり、ひとりであちこち出掛けていますね。日暮里が好きなので、谷中銀座商店街で食べ歩きもしています。
ソロ活が得意なんですね。
ソロ活得意です。行こうと思えばひとりでどこへでも！ ひとり焼肉も行けちゃいます。今年は島根県へひとり旅もしました。8月に20歳になったんですけど、その前にどこか遠くへ行ってみたいなと思って。「島根いいよ」と周りからもおすすめされていたので、出雲大社と美保神社の“両参り”をしてきました。
ご利益倍増ですね。
はい！ ただ、出雲大社から美保神社までは結構遠かったですよ。電車とバスを乗り継いで2時間以上かかりました。それで帰り道、スマホのバッテリーがなくなってピンチでした。夜も更け、その日は下駄で歩いていたので疲れ果て……。
下駄！？
前日に大雨で靴がびしょ濡れになっちゃって。旅館の方に履き物をお借りしたんですけど、下駄だったんです（笑）。やっぱり下駄で1日中歩き回るとヘトヘトになりますね。でも、いい思い出になりました。
業界で仲のいいお友達はいますか？
仲がいいのはAKB48の小栗有以ちゃん。『パパとムスメの7日間』というドラマで共演して以来のお付き合いで、この前初めてごはんを食べに行きました。それこそ今放送中のドラマ『マイ・セカンド・アオハル』の撮影現場でも仲よしさんが増えました。伊原六花さんと箭内夢菜さんとは共演シーンも多いので、撮影の合間にいろんな話をしたり。今度ディズニーランドへ行こうねって計画を立てています。
お仕事で忙しい日々が増えているのがうれしい
『マイ・セカンド・アオハル』では、広瀬アリスさん演じる主人公の同級生を演じていますね。
同年代の出演者も多いですし、コメディ要素の多いドラマなので、現場もすごく楽しいです。私が演じている真凛は、優等生タイプでしっかり者という役どころなんですけど、優等生といってもお堅いわけではなく、社交的で思ったことをはっきりと言うタイプ。わりとびっくりするようなことをサラッと言っちゃったりするので、真凛の言動にも注目してもらえるとうれしいですね。個性的なメンバーの中でも意外と負けてはいないと思うので。
飯沼さんが最近ハマっているものは？
お芋にハマってます。焼き芋でもスイーツでもお芋だったら何でも。ラジオのお仕事をさせていただいているんですけど、私のお芋好きを知ったスタッフさんが、毎回いろんなお芋スイーツを差し入れしてくださるんです。それが毎回楽しみで。「食べな食べな〜」って甘やかされています（笑）。先日も、“あいこまち”という品種の大学芋を食べたんですけど、甘くて美味しくてびっくりしました。おすすめです！ あとは岩盤浴にもハマってますね。姉に誘われて行き始めたんですけど、汗をかいてスッキリするならサウナより岩盤浴。サウナは暑すぎて苦手なんですけど、じんわりと汗がかける岩盤浴だったら毎日でも行きたい。いつも行けそうなタイミングをうかがってます。
飯沼さんは香川県出身ですが、お姉さんも東京に？
4つ上に姉、2つ上に兄がいるんですけど、ふたりとも東京に住んでいるのできょうだいでよく会っていますね。すごく仲がいいんです、飯沼家。私は仕事で行けなかったんですけど、このあいだ兄と姉でピクニックしてましたよ（笑）。
今号のテーマは「Sisterhood」なんですが、お姉さんはどんな方ですか？ 尊敬しているところは？
姉は、見た目はゆるキャラみたいなふんわり癒し系な感じなんですが、中身はしっかり者ですね。こつこつ継続できる努力の天才というか。姉だけ1日30時間くらいあるんじゃないかってくらいすごく活動的な人。フットワークが軽くて、ひとりで海外旅行もいっぱい行っていて、尊敬しかないです！ いつも親身になって話を聞いてくれるので、相談事があったらまず姉に。一緒になって喜んでくれるし、悲しんでくれる。姉は心の支えです。
ちなみにお兄さんは？
すごく優しいです。あんまり怒らないですね。私とノリが一緒で笑いのツボもいちばん合う。お互いにずっとボケ続けるので話がいつもまとまんない（笑）。顔も似ているんですよ。大人になるにつれて多少違ってきましたけど、昔は双子といってもおかしくないくらいそっくりでした。
さて、今年も残すところあとわずか。飯沼さんにとって2023年はどんな1年でしたか？（取材時は2023年末）
やっぱり『VIVANT』が大盛り上がりだったので、私のことを知ってくださる方がすごく増えた年だったなって思います。「VIVANTに出てたあの子だよね？」って声を掛けていただけることもたくさんありました。おかげさまで、ドラマの出演作も続いていて、お仕事で忙しい日々が増えているのがうれしいですね。でも、もっと忙しくてもいい（笑）。来年は、「忙しくて寝られない！」くらいになれたらいいなって思います。
女優デビューして3年目。お仕事に向き合う姿勢に変化はありましたか？
受け身ではなくなってきたなと思います。やっぱり、17〜19歳のころはセリフを覚えるだけで必死でしたし、目の前のことで精いっぱいだったので。そのころに比べると、今はだいぶ視野が広くなってきたように感じます。周りを見る余裕も多少できてきて、自分から周りに対してアプローチできるようにもなってきた気がします。役作りの面でもリサーチして、いろんな情報や感情を自分の中に入れて、それを役に落とし込んでいくっていうプロセスを経る余裕が生まれてきたかなと思います。とはいえ、まだまだなのでここからもっともっとお芝居に磨きをかけていきたいです。役者として、ひとつのイメージに落ち着くことなく、いい意味で想像を裏切っていきたい。自分も周りも、想像がつかないぐらい、いろんな役を演じてみたいです。
2024年はどんな年にしていきたいですか？ 新しく挑戦したいことは？
お仕事面では、引き続き俳優として成長していくこと。プライベートではもっとアクティブに。今年は島根旅行だったので、来年は海外などさらに遠くへ行きたいです。まずは初海外！ 姉からも海外旅行に誘われていて、「早くパスポート取ってきなさい」と言われているので。取り急ぎパスポートを取らなきゃです（笑）。
最後にbis読者にメッセージを！
bis読者はきっと、年代的にも私と同じくらいの人が多いと思いますし、そんな同じ雑誌を愛する方々に見ていただけるのはすごくうれしいし光栄です。そして願わくば、bisきっかけで私を知ってくれる人がたくさんいてくださったらうれしいですね。「この子、bisに出てたあの子だ」って、気づいてもらえるように、これからもお仕事をがんばっていきたいです。
飯沼 愛
2003年8月5日、香川県生まれ。’21年4月『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日＿ 』にて、全国9000人の中からグランプリに選ばれ、同年10月TBS『この初恋はフィクションです』で初主演・女優デビュー。’22年7月TBS『パパとムスメの7日間』などのテレビドラマやラジオのレギュラー番組『飯沼愛の「明日、恋するために…」』など活躍の場を広げる。今年はTBS日曜劇場『VIVANT』に出演し、大きな話題に。現在放送中のTBS火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』に沢島真凛役にて出演中。
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