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Interview

Interview / 2023.07.14

女優・本田望結が語る“選択”の秘訣「成功するときはどんな道を選んでも必ず成功する。後悔はしない」

喜怒哀楽のいろいろな感情を味わいながら、大人への階段を上っていくティーンエイジャーにインタビュー。19歳にして芸歴15年の女優・本田望結ちゃんのポジティブな魅力に迫ります。何かを選択するときの方法や、失敗したときのマインド、前向きな気持ちの原動力になっているものなど、たっぷり語っていただきました!

失敗できるのは10代の特権! 失敗したときこそガッツポーズで前向きに

ワンピース¥9,999/H&M ブラウス¥2,199/ダブルシー パンツ¥14,300/ガールズソサエティ リング¥2,640/ジェミカ(ジェミカ ルミネエスト新宿店) サンダル¥10,500/チャールズ&キース(チャールズ&キース ジャパン) ヘアリボン/スタイリスト私物

何かを選択するときに大切にしていることはなんでしょうか?

選択をするときによく皆さんが悩むのって、こっちの道を選んだら失敗するかなとか、こっちの道であれば成功するかなみたいなところかと思います。確かに選択肢を選ぶのって怖いんです。ただ私の今までの経験上思うのは、失敗するときは絶対に失敗するし、成功するときはどんな道を選んでも必ず成功するということ。だから実際に何かを選択して、大きな壁にぶち当たって、大失敗をしたとしても、もうひとつの道を選んでおけばよかったなんて思わないでほしいですね。私は失敗したときこそ大喜びというか、ミスしてしまったときこそガッツポーズをするような気持ちになるんです。ここから成長できるぞ! って。失敗への恐れから選択することが怖くなっているなら、それは間違いだって伝えたいです。自分にも。

自分の意見を持っていて芯が強かったんですね。

成功するときはどんな道を選ぼうが絶対に成功しますし、それは事前に決まっているはずだから、あまり深く考えずに飛び込んでみてほしいなとは思います。10代は飛び込める時期だと思いますし、若いから失敗するのが怖いっていう気持ちももちろんあると思うんですけど、10代は失敗してなんぼだと思います。いろいろな選択を思い切りして、失敗をして、最終的に成功に繋がる何かを掴めればいいなとは思います。

確かに失敗することで何かヒントを得られそうですね。

10代で成功しちゃったらもったいない気がするじゃないですか。もちろん若くして何かを成し遂げるって簡単なことではないですし、すごいことだと思うんです。ただ若くして成功したことがすべてじゃないとも思っています。どんな世界でもよく史上最年少だとか、年齢が若ければ若いほど褒められるみたいな風潮があるように感じていますけど、年齢を重ねたうえで成功を収めた人のほうが得るものが大きかったりする場合もあると思います。だからこそ10代で何かを成し遂げなくちゃいけないとか、自分の人生を固めなきゃいけないとかは思いたくないですね。

すごくしっかりされていますが、普段の生活で落ち込むことはありますか?

もう気づかれていると思いますけどないです(笑)。誰かが悩んでいたりとか、悲しいニュースを見て苦しいって感じることはありますけど、自分の人生において落ち込む時間はないなと思います。落ち込んでいる時間があったら、次のスケジュールを教えてください! という感じです。似たようなところで後悔もしないです。もちろん反省はしますけど、後悔って過去の自分を貶すようなことになる気がしていて。自分をすごく大切にしているからこそ、自分が傷つくような行動はしたくないですし、将来の自分を困らせるような時間は避けたいです。

いろいろなことをがんばる自分を見せて、家族に喜んでもらいたい

ご自身の将来について、何か計画していることはありますか?

24歳でお嫁さんになりたいです。母が24歳で結婚したので、同じときに結婚したいなとずっと思っています。だから今年の絵馬にもしっかり書きました。少し前は18歳で結婚して、みんなを驚かせようって思っていたんです。ただ気づいたら18歳になっていましたし、19歳を迎えるじゃないですか。ぜんぜん叶わなかったなと思いました。私もお嫁さんになれるかなって言いつつ、自分で何かしらの努力をしないといけないなと思うんですけど。今は絵馬の力を信じて、天を向いて祈っちゃいます(笑)。

お母さんはロールモデルなんですね。

本当にそうです。何もかも母です(笑)。父とは母の取り合いをしていて、この前言われたのは、両親が出かけているときに、母がずっとスマホを見ていると。それ、全部私とのLINEのやりとりなんです(笑)。父がいつも嫉妬しています。両親の関係性が微笑ましくて、大好きです。

ご家族のことが大好きで、大切なのがひしひしと伝わってきました。

コロナ禍の時期に久しぶりに家族揃って毎日過ごしていたんですけど、もうその期間がすごく楽しくて。離れ離れで生活していたからこそ、みんなで集まれる時間が大好きですし、改めて本田家って最強だなと思います。今はなかなか会える時間も少ないですけど、お芝居をするにしても、別のお仕事をするにしても、フィギュアスケートをがんばるにしても、全部家族のためで、みんなが喜んでくれるかなっていうことが頭にあるんです。この取材もびっくりさせたくて、まだ言っていないです。発売日に誕生日の連絡がきたらひとりずつに「1個お願いがあるんだけどいい? bis7月号が欲しいから買ってきて!」って言います。それで家族みんなが一斉に雑誌を買ってきたところで、実は……ってこのページを見せたい。それぞれが家族のためにがんばっているので、私も家族を喜ばせたいです。

本田望結ちゃんの好きなもの♡

何度も見ている映画や、影響を受けた物語など、望結ちゃんの好きなものを3作品を公開。

好きな映画

『私の頭の中の消しゴム』

© 2004 CJ Entertainment Inc. & Sidus Pictures Corporation. All rights reserved.Based on the television program“ Pure Soul” Created and produced by Yomiuri Television, JAPAN 2001

何回観ても感動します。この作品をきっかけに映画が大好きになって、スマホのメモに「作品」「日付」「観た場所」をまとめるようになりました。記念すべきリストの1作目がこれです。

『トップガンマーヴェリック』

Blu-ray+DVD(2枚組)¥5,280/発売元: NBCユニバーサル・エンターテイメント ©2022 Paramount Pictures.

映画館に6回観に行きました。毎回主人公が泣いているシーンじゃなく、笑っているシーンで泣いちゃうんです。それくらい感情移入できて、これが真のお芝居なんだと痛感しました。

好きな本

『おとなになるってどんなこと?』

吉本ばなな/ちくまプリマ―新書
中学1年生のときの先生が教えてくれて、毎朝の読書タイムで読み続けた思い出の一冊です。大人になるってこういうことなんだっていうのを味わえて、今を大事にしなきゃと思うようになりました。

本田望結/MIYU HONDA

2004年6月1日、京都府出身。身長164㎝。O型。子役からキャリアをスタートし、芸歴15年。現在も女優・フィギュアスケーターとして幅広く活躍。出演映画『それいけ!ゲートボールさくら組』が全国公開中。

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