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Interview

Interview / 2022.05.11

Sexy Zone 中島健人さんが語る主演映画の裏側! 「撮影中に気絶するかも、と思った」

増刊表紙に登場した、Sexy Zoneの中島健人さんにインタビュー! 主演をつとめる映画『桜のような僕の恋人』のエピソードを聞きました。

役作りに妥協したくなかったので、とことん準備をしたかった

―全世界に配信中の主演映画『桜のような僕の恋人』は原作からファンだったそうですね。

そうなんです。かなり前に書店で見つけたんですけど、タイトルや表紙を見ただけで一目惚れしてしまったんです。そのころ、自分がいちばん芝居に関わっていない時期だったのもあって、何かいい作品を見つけたかったときでもあったんです。そこで出合ってしまいました。これはもう巡り合わせですよね。タイトルだけで感動しちゃって、読んでみたらまたすごい作品だったので、思わず雑誌とかで紹介したりもしてたんです。だから、オファーが来たときは究極の言霊を感じちゃいましたね。

 

―中島さんが演じる朝倉晴人はカメラマンを目指す役。クランクイン前に、役作りとしてbis(2021年5月号)の現場でカメラマンのアシスタントをしてもらいましたよね。

いやあ、本当にお世話になりました。あのときに勝利の撮影のカメラマンのアシスタントとして働かせてもらったことは、かなり役に生かされました。キャップを目深に被ってマスクをして一言も発しなかったから、勝利はまったく気づいてなかったけど(笑)。後で話したとき「ケンティ、ビックリしたよ、役作りだったんだね」って言ってました。そう、役作りに妥協したくなかったので、とことん準備をしたかったんです。実は撮影中、気絶するかも、と思うことがありました。ラストのシーンで感情を爆発させる場面があって、全身全霊で演じちゃったんです。自分の精神、心を削ったくらいの感覚で、役者業をやって初めての経験でした。そのシーンを撮ったあと、ひとりで立つことができなくなって、監督とスタイリストの方に支えてもらってスタジオから出たんです。役に入り込みすぎたのか、ある日を境に、どのシーンを撮っても涙が止まらなくなっちゃう感じだったんで、ラストはもう必死に燃焼しました。美咲役の松本穂香さんとも相性がよくて、終始いい関係で恋人役を演じられたので、作品の世界観に入りやすかったこともありました。今作は、自分の俳優人生の転換点となった作品といえるかもしれません。

演じていることを忘れるくらい自然にできた

―現場はどのような環境だったんでしょうか。

『世界の中心で、愛をさけぶ』『君の膵臓をたべたい』などを世に出したプロデューサーさんにいろんなアイデアを膨らませてもらって、監督の深川(栄洋)さんに俳優にしてもらいました。監督は「役者の仕事は忘れることだ」って毎回念仏のように背後から唱えくれるんですが、その声がもう恐ろしいくらい耳に響いてくる(笑)。でもそのおかげで「撮影してる」っていう感覚がなくなる瞬間が何回かありました。演じていることを忘れるくらい自然にできたんですよね。ほんと、監督にも感謝しています。撮影期間も2カ月半と長く、1カットを1日かけて撮影したりもしました。厳しい現場ではありましたけど、撮影期間を長くとってもらったので、自分にとっては本当に気持ちよくお芝居ができるベストな環境でした。100%以上作品に入り込めたし、スタッフさんの出してくれるご飯やお菓子が美味しくて、特に23時すぎに出てくる肉まんが絶品でした(笑)。

 

中島健人

1994年3月13日、東京都生まれ。’08年、ジャニーズ事務所入所。’11年、Sexy ZoneとしてCDデビュー、’13年、恋愛シチュエーションバラエティ「JMK 中島健人ラブホリ王子様」でケンティの愛称が世に広まり、Sexy語録も続々と誕生する。現在、ディズニーの配信番組のMCでも活躍中。

Information

映画『桜のような僕の恋人』がNetflixで全世界配信中。美容師として働く明るい美咲(松本穂香)に恋をしたカメラマン見習いの晴人(中島健人)。ふたりの愛が育ち始めたころ、美咲が人の何十倍もの速さで老いていく難病を発症。残酷すぎる現実を前に、美咲が出した決断とは。

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