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Interview

Interview / 2022.01.01

日向坂46 金村美玖ちゃんが明かす♡ 運命を変えたターニングポイント【前編】

自分の運命を変えた瞬間。輝き続けている人の原点や今に繋がるターニングポイントにフィーチャーしたスペシャルインタビュー。日向坂46 金村美玖ちゃんが、アイドルになったきっかけからこれまでを語ります。前・後編にわたってお届け!

金村美玖ちゃんのターニングポイント

ロンパース¥27,500/ハニーミーハニー イヤリング¥8,140/nooca(ルームスショップ) ベルトにしたパールネックレス¥7,590/古着屋レインボー 下北沢店 右手のリング¥77,000、左手のリング¥54,450/ともにコロルジュエリー インナー/スタイリスト私物

 

そもそも、私がアイドルを好きになったきっかけは、2016年3月14日放送「乃木坂工事中」(テレビ東京系)の「14枚目シングルヒット祈願inグアム」の回を見たことです。出演していた乃木坂46のメンバーさん達がみんな清楚でふわふわしていて、可愛いな~と思って興味を持ちました。学校でも流行っていたので、曲も聴くようになり、“坂道縛り”でカラオケをすることも。最初は生田絵梨花さんに一目惚れ。そのほかのメンバーさんの性格や趣味などを知っていくにつれて、伊藤万理華さんも好きになりました♡
すぐに「アイドルになりたい!」と思ったわけではなく、実はモデルになりたかったんです。小学校6年生のときに、『Seventeen』(集英社)を買い始めて、専属モデルの岡本夏美さんを好きになりました。イベントに友達と出かけるほど大好きだったんです。乃木坂46を好きになったのと同じ理由で、昔からきれいで可愛い女の子やファッションが好きなんです。雑誌のオーディションにも応募しましたが、一次審査で落ちてしまいました。「なんか悔しいな~」と思っていたところに、「けやき坂46追加メンバーオーディション」があり、母と兄の勧めもあって、応募しました。歌やダンスは習ったこともないし得意でもなかったので、悩んだのですが、せっかくの機会だし「こんな貴重な経験ができるなら落ちてもいい」、と思い切って受けてみることにしたんです。

オーディションに合格したのは2017年

ブーツ/スタイリスト私物

 

2017年にオーディションを受けたんですが人生でいちばん緊張したかもしれません。「誰よりも高く跳べ!」に合わせてダンスをしたのですが、猛練習の甲斐もあって、うまく踊れました。ただ、最終審査で歌ったaikoさんの「カブトムシ」は難しい曲だし、自分の歌が下手すぎて「なんで選んじゃったんだろう」と大後悔。審査員から「今の歌は何点でしたか?」と聞かれて、「3点です」と答えた記憶があります。がんばったんですけど、ぜんぜんうまく歌えませんでしたね。最終審査では合格者が番号を呼ばれて壇上に上がるのですが、自分が受かったことが信じられなくて、泣くどころじゃなかったです。私より兄がすごく喜んでいました。
アイドルになってからが大変でした。まだ中学生だったこともありますが、挨拶、礼儀、先輩への気遣いなど、社会での一般常識を何も知らなくて、叱られることがたくさんありました。自分が悪いのですが、「もうだめだ」と心が折れてしまいそうになることも。しかも、結果もぜんぜんついてこなくて、「私って大丈夫なのかな」と不安になり、何度もやめようかなと思いました。でも、ファンの方に直接会うと、「自分を応援してくれる人がいる」と実感できて、本当に励まされました。歌やダンスも本格的に取り組むのは初めて。当時の私は体幹がしっかりしていなくて、歌のレッスンで立っているときですらフラフラしていました。マイクを持つ位置も安定しなかったので、「マイクずれてる!」とよく注意されていましたが、日に日に体力がついてきました!
今までのアイドル活動で印象に残っていることは、2017年12月、初舞台に立たせてもらったことです。「けやき坂46ひらがな全国ツアー2017 FINAL!」で2期生をお披露目していただいたのですが、会場が幕張メッセだったので、客席の人数にびっくりして衝撃を受けたのを覚えています。自分のサイリウムカラーのイエロー×パステルブルーを持ってくださっているファンの方を見つけて、本当にうれしかったです。「NO WAR in the future」に1曲だけ参加させてもらって、大変だったけれど楽しかったいい思い出です。
2019年、けやき坂46は日向坂46に改名しました。発表されて初めて「日向坂46」という文字を見たとき、あたたかい雰囲気の可愛い名前が自分達のグループにすごく合っていて、単純にうれしいなと思いました。ただ、発表の日の夜、寝る前に改めて「そうか、ひらがなけやきじゃなくなるのか」「じゃあ、今までの曲はどうなるんだろう」などと考え始めたら、複雑な感情が湧き出てきました。1期生の先輩方はずっとけやき坂46で活動されてきたので、私よりもっといろいろな思いがあるだろうと思います。改名をきっかけに、新しい坂道グループとして多くの方に知ってもらえることはうれしいけれど、今までずっと欅坂46さんの元でやってきたのに……などと考え始めると、シンプルに喜んでいてはいけないような葛藤がありました。
日向坂46になって変わったことと言えば、曲調が明るくなったことでしょうか。自分達にぴったりだと思います。1stシングルの曲名が「キュン」と聞いたときには、みんなで「キュン!?」と驚きましたが、今となってはキャッチーで、多くの方に知ってもらえたのでよかったです。カラオケで女子が歌うあざとい曲のランキングにも入っていました!

金村美玖
2002年9月10日、埼玉県生まれ。O型。日向坂46の2期生メンバーで愛称はみく、おみく、お寿司。趣味は写真を撮ること。

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