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Study / 2018.02.06

運命の出会いになるかも♡ 【bis BOOK_vol.2】

好奇心をかき立ててくれる、刺激的なビジュアルブックを紹介する連載企画。
今回は、ポラロイドカメラを手に’80年代のセンセーショナルな時代を駆け抜けた女性アーティスト、マリポールの作品集を紹介します。
 

『MARIPOLARAMA』

2005年/powerHouse Books 
¥6,500〈サイン入り価格〉(代官山 蔦屋書店)
上記店舗にてヴィンテージでの注文可。

 

ポラロイドで切り取る華やかな時代の刹那な空気感

1947年フランス生まれのマリポールは、美大を出て29歳でニューヨークへと移住すると、イタリアのファションブランド「Fiorucci」のアートディレクターに就任。

その翌年には、ボーイフレンドからプレゼントされたポラロイド社のインスタントカメラ「SX-70」を片手に、ディスコ、ライブハウス、ギャラリーを飛び回り、当時のセレブリティが集う最先端カルチャーシーンをヴィヴィッドな感性で切り取っていきます。

’79年には、アクセサリーブランド「Maripolitan Popular Objects」を立ち上げるほか、スタイリストとして関わったマドンナのファッションイメージでも、当時の若者に強烈な影響を与えました。

その時々で一番面白い場所に居合わせる嗅覚や行動力で、誰にでも使える道具を使いながらも「マリポール流」としか表現しようのない独特な作品に仕上げていく感性は本当にスペシャル! 

彼女の真骨頂が詰まったこの作品集は、ポラロイドの正方形をイメージしたかのようなブックデザインも魅力。

ファッションデザイナー、アナ・スイのテキストも添えられています。

 

関連本もCheck!

『アートランダム29  マリポール』

1990年/京都書院
Amazonで見つけられることも。

名物編集者、都築響一がディレクションを担当し、’80年代後半から全102巻発刊された『アート ランダム』シリーズの29巻目に登場したのがマリポール。興味深いアーティストが目白押しの同シリーズの中でも、キュートなカバーデザインが冴える一冊。

 
ANYA PHILLIPS
『BLACK & WHITE: PORTRAITS OF JAMES CHANCE』
2015年/VACANT
¥4,500(バカント)

マリポールの作品にもしばしば被写体として登場したアーティスト、アーニャ・フィリップス(1955‐1981)が、ボーイフレンドの伝説的ミュージシャン、ジェームス・チャンスの姿を写したモノクロポートレイト作品集。

 

Selected by Tomo Hatori

’90年代より都内某所の写真集専門店勤務。現在は世界中のアンダーグラウンドな美術作家を紹介するレーベル「KODANUKI PRESS」の企画、制作を担当。

  • photo

    Koomi Kim

  • model

    Risa Nakamura

  • styling

    MAIKO

  • hair & makeup

    Mika Iwata(modÅfs hair)

  • edit

    Sakiko Fukuhara

  • text

    Tomo Hatori

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