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Mote / 2024.03.07

嫌悪感の意味とは? 嫌悪感を抱かれやすい人の特徴と好かれるためのポイント

「あの人とは一緒にいたくない……」「視界に入るだけでも不愉快になる……」と特定の相手に対して、嫌な気分になることはいませんか?

嫌悪感が強いと、その人と同じ空間にいるだけでもストレスを感じることもあるかもしれません。また、知らず知らずのうちに自分が嫌悪感を与える側になっていないか気になる人もいるでしょう。

そこで今回は嫌悪感を抱かれやすい人の特徴と、まわりの人と良好な関係を築くためのポイントについて紹介します。嫌悪感を抱いたときの具体的なエピソードと合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

嫌悪感

 

嫌悪感とは?

嫌悪感とは、人や物に対して強い不快感を示すことです。

苦手な人を避けたい気持ちや、嫌いなものを身近に置きたくない、できる限り遠ざけたいなどと感じる心理状態を示します。

 

心理面も影響している? 嫌悪感を抱いてしまう理由とは

嫌悪感

今回は、25歳までの男女100人に「嫌悪感」を抱いたことの有無についてアンケートを実施しました。この結果から半数以上の人が、特定の相手に対して「嫌悪感」を抱いていることがわかりました。

まずは、嫌悪感を抱いてしまう理由について確認していきましょう。

 

生理的に受け付けない

「この人と会うと不快になる……」など特に理由はなくても、生理的に受け入れられない人がいます。

例えば、香水がきつすぎる、食事中にクチャクチャ音を立てて食べる人など、視覚や聴覚、嗅覚などの感覚的な部分で本能的に嫌悪感を抱いてしまうこともあるようです。

ほかの人は気にならなくても、自分だけが気になってしまうポイントがある場合、嫌悪感につながりやすくなります。

▼アンケート結果より

「食事中に音を立てて食べる、いわゆるクチャラーの人には嫌悪感を抱きます」(23歳)

 

相手と価値観が違う

考え方が違う相手に嫌悪感を抱くこともあります。同じ考え方の人であれば安心感が得られますが、価値観が違えば衝突する回数も増えやすくなります。

お互いに会話のキャッチボールを楽しもうとしているなら楽しく過ごせますが、相手の話を聞かずに一方的に話し続けてしまう相手に対しては嫌悪感を抱いてしまう人もいます。

相手の気持ちを考えずに行動する人も、嫌悪感を抱かれやすいようです。

▼アンケート結果より

「人の気持ちを考えられない人。何でそんなことをするのか理解できず、嫌いです」(23歳)

 

嫌がらせを受けた

意地悪をされたり嫌味を言われたりすると、相手に対してマイナスの感情を抱くのは当たり前。

配慮に欠けた行動を取る人に対しては、あまりよい印象をもちにくいものです。

▼アンケート結果より

「自分に嫌がらせをしてくるひと」(32歳)

 

悪口を聞かされた

ポジティブな話題は場を和ませますが、ネガティブな話題は敬遠されがちです。特に、親しい人の悪口を言われると、複雑な気持ちになる人も少なくありません。

自分にとって大切な人の悪口を言ってくる人に対して、嫌悪感を抱きやすくなるのは自然といえるでしょう。

▼アンケート結果より

「親しい人への悪口を言われたとき」(24歳)

 

否定される場面が多い

話をしてもすべて否定されて、自分を受け入れてもらえないと感じると嫌悪感を抱きやすくなります。

例えば、仕事で指示を出しても聞き入れてもらえず、仕事が滞ってしまうなどがあると、ストレスを感じるとともに嫌悪感を抱きやすくなる場合があります。

素直に聞いてくれる部下であれば仕事も捗りやすいですが、注意しても反発しか返ってこなければ相手に対してよいイメージを抱きにくいものです。

▼アンケート結果より

「仕事で指示をまったくきかない。注意すると余計に反発することをきっかけに嫌悪感を抱きました」(21歳)
「私の話をすべて否定してくる」(25歳)

 

「嫌悪感」を抱かれやすい人の特徴


photo:@kananana.t

嫌悪感を抱かれやすい人には特徴があります。どのような人が嫌悪感を抱かれやすいのか詳しくみていきましょう。

 

清潔感がない

身だしなみはエチケットです。髪の毛がボサボサだったり、だらしない格好をしていたりすると、嫌悪感を抱かれやすくなります。

また、お風呂に入らない、歯磨きをしないなどの清潔感が損なわれている状態も「生理的に無理」と思われやすくなるので、注意しましょう。

 

TPOを意識していない

おしゃれなファッションも時と場合によっては、不快感を与える原因にもなりかねません。

体を動かす施設に行くのにハイヒールを履いていたり、フォーマルな場所でサンダルを履いたりするなど、TPOをわきまえないファッションは嫌悪感につながる可能性があります。

身だしなみもマナーのひとつであることを意識しておきましょう。

 

何を考えているのかわからない

「何を考えているのか理解できない」など、相手の真意が見えないと不安を感じやすくなります。目を合わせない、目付きが悪いなどのマイナスな印象があると、嫌悪感を抱きやすくなります。

また、無表情で冷たい態度を取る人は近寄りがたい存在に思われてしまい、嫌悪感を抱かれやすくなることもあるようです。

 

自己中心的な言動が多い

自分勝手な人は嫌悪感を抱かれやすいため、注意が必要です。相手を振り回していることに気づかず、嫌われてしまうケースも考えられます。

また、自分の意見が通らないと不機嫌になることも。「一緒にいると疲れる」と思われてしまうと、まわりの人は距離を取りたくなるかもしれません。

 

時間にルーズだが気にしていない

時間に無頓着な人は嫌悪感を抱かれやすくなります。親しき仲にも礼儀ありといわれるように、親しい関係であっても約束を守ることは当然です。

自分の都合を優先して時間を守らない日が続くと、信頼関係にヒビが入るおそれもあるかもしれません。

 

マナーが守れない

マナーが悪いと、まわりの人を不快にさせることがあります。電車で移動中に大きな声で話したり、平気で道端にごみをポイ捨てしたりすると、人によっては嫌悪感を抱きやすくなります。

マナーを守らない人は、嫌悪感を抱かれやすくなるだけでなくまわりからの信頼も失いかねません。

 

感情の起伏が激しい

泣いたり怒ったり、感情の起伏が激しいと、まわりを困らせてしまいます。その日の感情によって振り回されてしまうと、一緒にいることが苦痛になってしまう場合があるからです。

感情を表に出しすぎる人は嫌悪感を抱かれやすくなるため気をつけましょう。

 

威圧的な言い方をする

例えば仕事を人にお願いするとき、「資料作りを今日中にしておいて!」など、威圧的な態度を取る人は人からよく思われません。

「忙しいところ申し訳ないけれど、今日中に資料作りをお願いできないかな?」など、クッション言葉があるだけでも受け取る印象は変わります。

 

ネガティブ発言が多い

後ろ向きな発言が多い人は要注意です。たまに落ち込んで愚痴をこぼすのは問題ありませんが、いつもネガティブだと一緒にいて楽しくない、疲れると思われてしまいます。

「どうせ私なんて……」「何をやってもダメ……」など、マイナスなことしか言わない相手と、仲よくしたいと思う人は少ないでしょう。

 

人によって態度が変わる

自分の気に入っている人には優しく、そうでない人には厳しいなど、人によって態度を変えるのもよく思われません。

例えば同じミスでも、Aさんであれば大きな問題にならないことでも、Bさんだとミスしたことを厳しく問い詰めるなど。態度の違いがわかると信頼関係も揺らいでしまいかねません。

 

言動が一致していない

「あれをやった方がいい」「もっとこうしたら?」など、指示を出すのに手伝ってくれない、負担ばかりが増えていく場合、次第に嫌悪感を抱きやすくなるでしょう。

反対に、提案したことを実践してお手本になるような行動を取る人は、好かれやすい傾向にあります。

 

自分勝手に振る舞ってしまう

ドタキャンやコロコロと予定変更を繰り返す人は、嫌悪感を抱かれやすくなります。その日のために予定を空けていた相手の時間を奪ってしまうことにもなりかねません。

自分勝手な行動で相手を振り回してしまう場面が多いと、相手の立場に立って考えられない人というイメージをもたれてしまいます。

 

嫌悪感を抱いたときの具体的なエピソード

嫌悪感
photo:@__.moonlight12

男女100人に聞いたアンケート結果によると、嫌悪感を抱く相手にいくつかのパターンがあることがわかりました。どのようなときに嫌悪感を抱きやすいのか、具体的なエピソードをチェックしてみましょう。

 

配慮が欠けていて疲れる

相手のことを考えず、常にマウントを取ろうとする人に対して疲れてしまったという意見がありました。

人間関係は優劣をつけるものではなく、相手への思いやりが必要です。常に優位にいたいからといって、相手を攻撃してくる人には近づきづらいでしょう。

▼アンケート結果より

「無神経だし、常にマウントをとってきて正直疲れる」(23歳)

 

相手の容姿を傷つける発言が多い

現状で変えられない容姿の悩みについて、悪く言う人は相手を傷つけてしまうことにもなりかねません。

メイクやファッションで変えられるものなら対処できますが、そうでないものはすぐに変えることができず、心の傷になりやすいため注意が必要です。

▼アンケート結果より

「人の容姿について悪く言う人でした」(21歳)
「平気で、人が傷付く事を言う」(25歳)

 

立場をわきまえずに話す

仕事上、上司と部下の立場なのに、敬語を使わず話す人に対して嫌悪感を抱くことがあります。

親近感をもって気軽に接しているつもりでも、相手はそのように捉えていないかもしれません。

お互いに納得の上で敬語を使わず話すのであれば問題ありませんが、一方的にタメ口を使うことは控えましょう。

▼アンケート結果より

「年下なのにタメ口を使ってくるから」(25歳)

 

嫌悪感を抱く人についとってしまう行動はある?

嫌悪感

アンケート結果によると、約半数の人が「嫌悪感」を抱く人だけにとってしまう行動があると回答しました。嫌悪感があると、どのような行動をとってしまうのでしょうか?

 

できる限り関わらないようする

なるべく接点をもたないように行動することで、自分の心を守っている人がいます。相手にどうにかしてもらおうという気持ちではなく、自分から距離を取って相手を近づけないようにしているのです。

▼アンケート結果より

「極力相手と関わらないようにする」(32歳)
「いつもよりパーソナルスペースを広くとる」(21歳)
「できるだけ会話をしたくないし視界にも入れたくないので関わらないように過ごしていました」(24歳)
「遠ざけて会話を減らす」(23歳)

 

コミュニケーションは必要最低限にする

嫌悪感を抱く相手とは、なるべく話さないように意識している人が多いようです。話かけられても、緊急度が低ければ聞こえないフリをしてやり過ごしてしまっている人もいるかもしれません。

仕事上ではコミュニケーションはとっても、休憩中は声をかけないなど、自然と線引きをしている可能性があります。

▼アンケート結果より

「話をしない」(24歳)
「話を掛けられても、聞こえないフリをした経験があります」(22歳)

 

そっけない態度をとる

好きな人の前では自然と笑顔になる人が多いですが、嫌悪感を抱く人の前では知らず知らずのうちに硬い表情になっていることも。

冷たい態度を取ってしまったり、鋭い目付きになってしまったり、嫌悪感があると表情や態度に変化が見られやすいようです。

▼アンケート結果より

「顔に出てしまう」(24歳)
「態度を悪くしたり、睨む」(21歳)

 

警戒心を強める

嫌悪感を抱く相手に対して、無意識に壁を作ってしまうこともあるようです。これ以上自分のパーソナルスペースに入ってこないように、警戒心を強めながら相手と接するようになると回答した人もいました。

▼アンケート結果より

「自分自身としてはつい相手に対して警戒心を強めてしまうことです」(21歳)

 

嫌悪感を抱く人を避けられないとき……上手く付き合う方法は?

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photo:@__.moonlight12

嫌悪感を抱く人がまわりにいても、避けられないケースがあることもあるでしょう。そんなときにおすすめの方法について紹介します。

 

嫌悪感を自覚しながら接する

嫌悪感があることを受け入れてみるのもひとつの方法です。嫌悪感があるのに自覚していなかったり、自分の嫌悪感をなかったことにしてしまったりすると、自分では気づかぬうちに態度に出やすくなります。

状況が変わらないときは、「嫌悪感がある」ことを認識しながら相手と接することをおすすめします。あらかじめ認識しておくことで、冷静さを保ちながら相手と向き合えるでしょう。

 

適度な距離を保つ

物理的に距離を取るのもおすすめです。嫌悪感を抱く相手と接する機会が少なくなるよう意識すると、ストレス回避に役立ちます。

とはいえ、あからさまに避けているのがわかる態度を取るのはNGです。相手の気持ちを考えて、違和感がない程度の距離感で接しましょう。

 

なるべく見ないようにする

見るだけでも嫌な気分になるときは、相手が自分の視界に入らないように工夫しましょう。なるべく見ない、相手の話題を出さないなどして、意識しないようにするのがポイントです。

 

割り切って接する

自分が嫌悪感を抱いていても、相手に気づいてもらえないときは、割り切って接することも大切です。

話を長引かせたくないときは、リアクションを控えめにして冷静に対処するよう心がけましょう。

こちらから話すときは、必要最低限のことだけにするなど、ドライな付き合い方ができると、心がザワつきにくくなります。

 

まわりから嫌悪感を抱かれないためのポイント

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photo:@__.moonlight12

一度嫌悪感を抱かれてしまうと、挽回するのが難しくなってしまいます。「自分は大丈夫」と思っていても、気づかぬうちにまわりから嫌悪感を抱かれてしまうこともあるかもしれません。

まわりから嫌悪感を抱かれないためのポイントについてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

清潔感を意識する

第一印象がよければ、その後の人間関係にもよい影響を与えやすいといわれています。最初に目にする「身だしなみ」を整えて、清潔感を与えることが大切です。以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • ・お風呂に入って清潔にする
  • ・寝ぐせがあれば整える
  • ・シャツにシワや染みがないか確認する
  • ・歯磨きやマウスウォッシュなどで口臭予防をする

どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ普段の生活に取り入れてみてください。

 

自分から挨拶する

すれ違う人と気軽に挨拶をする習慣をつけると、嫌悪感を抱かれにくくなります。コミュニケーションを取るのが苦手であれば、挨拶だけでも自分からするように心がけましょう。

声をかけるだけでも、相手に好印象を与えやすくなります。また、自分から挨拶をすると、積極的に相手とコミュニケーションを図ろうとしているようにもみられます。明るく笑顔で挨拶するよう意識しましょう。

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約束を破らない

小さな約束でもきちんと守るようにしましょう。安心できる間柄であっても、ドタキャンするなど相手の信用を欠くような行動はおすすめできません。

プライベートと仕事など、状況が変わっても約束はしっかりと守るようにしましょう。予定をキャンセルしなければならないときは、早めに伝えることが大切です。

 

ポジティブ思考を心がける

一緒にいると元気になれる人は、ポジティブ思考な人が多いです。前向きな人や楽しい話をする人は、好感度が高い傾向にあります。

一方、長時間愚痴ばかり話してしていると、聞く方は疲れてしまい嫌悪感を抱きやすくなるので注意が必要です。

ネガティブなことがあったときは、紙に書き出したり、散歩をしたりしながら気分転換を図るとよいでしょう。

 

人の意見に耳を傾ける

人の意見を取り入れる姿勢をもつことも重要です。なぜなら、自分の意見を押し通そうとする人は、嫌悪感を抱かれやすくなるからです。

まわりの意見に対して、否定的な言葉ばかり投げかけるのも意識的に減らしましょう。柔軟に意見を取り入れながら、解決に導くことが大切です。

 

嫌悪感を抱かれないように日々の言動に気をつけよう!

十人十色といわれるように、人それぞれ個性があります。そのため、全員を好きになる必要はありません。生理的に苦手な人、態度が変わる人など、嫌悪感を抱く原因はいくつもあります。

とはいえ、嫌悪感を抱かれないように意識した方が、人間関係は円滑になりやすいでしょう。清潔感やポジティブ思考、傾聴を心がけるなど、普段から意識することをおすすめします。

 

【データ出典】
調査実施:クラウドワークス
調査期間:2023年12月1日
回答者数:25歳までの男女100名

 

Text_Yumi