Mote / 2023.08.27
デートで割り勘ってあり? 女性の本音とストレスのない支払いのバランス
デートで割り勘が“あり”か“なし”かは、デートをする場所や状況、ふたりの関係次第です。
割り勘が嫌な女性もいれば、貸しを作りたくないからと奢られることが苦手な女性もいます。そして、男性のなかには奢るのが当たり前だと思っている人もいるため、無理やり割り勘を提案するのも難しく、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、デート代の割り勘が“あり”か“なし”か、割り勘を提案する男性心理を紹介します。
photo:@tomatomaro_
付き合う前のデートで割り勘はあり?
付き合う前のデートの割り勘について、女性はどのように思っているのでしょうか。割り勘はOKと考える女性の心理を紹介します。
社会人同士ならあり
お互いに働いているのであれば、割り勘をしたほうがよいという人もいます。収入に大差がないのであれば、自分のぶんを支払うことにそれほど負担はないでしょう。
デートであっても付き合う前の段階なら、奢られるより割り勘のほうが自然かもしれませんね。
気を遣うのでむしろ割り勘のほうがいい
女性のなかには、付き合う前なら割り勘のほうが気を遣わないという人もいます。
付き合っていない段階で奢られると、貸しを作っていると感じて身構えてしまうようです。
居酒屋のようなカジュアルなお店ならあり
居酒屋のような場所は、比較的割り勘しやすい雰囲気です。カジュアルな場所でデートができる関係性であれば、割り勘を提案されただけで冷めないほどには打ち解けているでしょう。
場所や雰囲気次第では、割り勘がありだという女性もいます。
割り勘かどうかは気にしない
割り勘に対してマイナスなイメージがなく、自分のぶんは自分で支払って当たり前だと思う女性もいます。
「男性は女性に奢らなければならない」という考え方をもっていないため、そもそもデート代を割り勘にすることを気にしていません。
付き合う前のデートで割り勘はなしと考える女性の本音
「割り勘なんてありえない!」と思う女性の本音には、お金を出したくない気持ち以外にも、デートのときは格好をつけてほしい、スマートに振る舞ってほしいなど、男性に対する期待も隠れています。
割り勘NGの女性には、どのような本音があるのでしょうか。
デート代は奢ってもらうもの
絶対に割り勘をしたくないというほどではありませんが、割り勘を提案されると驚く女性もいます。
元彼がデート代はすべて負担してくれていたなど、男性と食事に行って割り勘をした経験がない人は、割り勘に慣れていないのです。
態度や言葉に出さなくても、奢ってもらうのが自然であり、会計時に財布を出すことをためらってしまいます。
割り勘というだけで冷めてしまう
「デートでは少しくらい見栄を張ってほしい」「女性にお金を負担させるのは雑に扱われている」と感じる女性もいます。
このような女性の心理には、デート代は男性が負担するものだと考えているため、デート代を割り勘するという行為が想像できていません。
見た目や性格が好みであっても、割り勘を提案された時点でありえないと感じて冷めるケースもあるでしょう。
細かい割り勘は引いてしまう
お金を出すことに抵抗はなくても、1円単位できっちりとした割り勘はありえないと思う女性もいます。
細かな割り勘はケチという印象がつくだけではなく、小銭を出すことが面倒くさく次のデートはしたくないと感じるでしょう。
収入が多いのであれば奢ってもらいたい
明らかに自分より収入が多い男性であれば、奢ってもらいたい女性もいます。
自分より収入が多い男性から割り勘を提案されると、脈なしなのではないか、自分が奢るほどの女性ではないのかと落ち込みます。
男性を収入だけで判断していなくても、心のどこかで「奢ってほしい」と思っている女性はいるでしょう。
デートで割り勘を提案する男性心理
割り勘を提案されると女性はネガティブな想像をしますが、必ずしも脈なし、食事がつまらなかったとはいえません。割り勘にしたい男性心理を紹介します。
女性心理を見極めたい
付き合う前のデートで割り勘をする男性は、「割り勘にしよう」と言ったとき、女性がどのような反応を示すのかを見たい心理も考えられます。
快く応じてくれるのか、しぶしぶお金を出すのか、拒否をするのか反応を見て、恋愛対象になるかを見極めているのです。
「デート代の割り勘はありえない」と思う女性もいれば、「奢ってもらって当然な人は嫌だ」と思う男性もいます。
金銭感覚が合うかは、付き合ったあとや将来にも影響します。付き合う前のデートで見極めて、アプローチをするか決めている可能性もあるでしょう。
特別な日にだけ奢りたい
付き合う前の男女であれば、今はまだ友達です。そのため、普段の食事は割り勘、もしくは会計は別々にして、あなたの誕生日など特別な日には奢ろうと考えている男性もいるでしょう。
普通の日は割り勘、特別な日にだけ奢るというような、同性の友達と同じ感覚で食事を楽しんでいるのかもしれません。
あなたとの関係は対等で、現時点では特別な恋愛感情を抱いていない可能性が高そうです。
奢ることに慣れていない
付き合う前で恋愛感情が芽生えていない場合、女性に奢るという選択肢が浮かばない男性もいます。
会計の際、友達と食事に行ったときと同じ感覚で、支払いは別々にしたのかもしれません。
あなたを試している、脈なしで奢りたくなかったなど悪気はないでしょう。女性との食事に不慣れな男性であれば、このような心理も考えられそうです。
脈なしなので奢ることを控えた
現時点では好意がない、食事中に恋愛感情が冷めてしまったなど、脈なしであるために割り勘にする男性もいます。
好きな女性には、付き合いたい、振り向いてもらいたい一心で奢り、脈なしであれば割り勘にしたいというように割り切っているのです。
食事中、明らかに脈なしの態度を見せていた、一度食事に行ったきりで連絡がないという男性であればこの心理も考えられるでしょう。
節約中またはケチでお金を出したくない
ケチな人や節約中の人は、女性のぶんを負担したくない心理もあります。男性の状況や性格上仕方がないことではありますが、女性からすると少し冷めてしまうかもしれません。
お金を使いたくないのであれば、無理に会う必要はないですよね。お金を出し惜しむ人とは、楽しいデートになるとはいえないでしょう。
結局デートにかかるお金はどちらが出すべき?
割り勘したい男性もいれば、奢りたい男性もいるため、どちらかがお金を出さなければならないという決まりはありません。デートの場所や内容、ふたりの関係性から考えてみてください。
ここでは、シチュエーション別にデート代の出し方について紹介します。
男性から割り勘を提案された場合
割り勘を提案されたのであれば、スムーズに応じたほうがよいでしょう。デートのシチュエーションによっては冷めますが、会計前に揉めてしまうとお互いに恥ずかしさやモヤモヤを感じます。
割り勘なし派、あり派どちらであってもその場では支払いをして、その後のことは帰宅したあとに考えてみてくださいね。
女性が年上の場合
年下の男性とデートするときは、状況に応じて支払いをするとスムーズです。大きな年の差、収入差がないのであれば、毎回食事を奢らなければならないと思う必要はなさそうです。
男性が奢ってくれるのであれば素直に応じる、割り勘を提案されたのであれば別々で支払ってまずは様子を見てみましょう。
ただ、ふたりの関係や状況によっては、男性が年下でも支払いをして格好をつけたいときもあるはずです。このようなときは奢ってもらい、次回のデートなどであなたが負担してあげるとよいバランスを保てます。
学生同士のデートの場合
学生同士のデートでは、お互いにとって負担がないように割り勘をする、または自分が奢る日、奢られる日をわけてみてください。
・初デートは男性に奢ってもらい、次回のデートは女性が支払う
・食事代は奢ってもらう、そのほかのちょっとした出費を支払う
付き合う前であっても、お互いにお金を出し合うと無理がないでしょう。
学生カップルであれば、アルバイトをしていてもお金に余裕がなく、デート代が大きな負担になることもあります。
お金に余裕がないときは節約しながら楽しめるデートをする、特別なときは奮発とするように、めりはりをつけて無理のないデートをしてみてくださいね。
付き合っているふたりの場合
すでに付き合っているふたりであれば、お互いにとって納得できる方法を探っていきましょう。
彼氏があなたに奢ってくれるのであれば、無理にお金を出す必要はありません。このような男性の場合、レジで女性に財布を出させたくない、スマートに思われたいという心理もあるため、お金を渡すほうが嫌われてしまいます。
嫌な思いをせずにスムーズな支払いをするのであれば、自分が奢るときと支払いを任せるときをわけておくことです。
たとえば、外食では彼氏に奢ってもらう、コンビニで買い物をするときは奢るようにわけてみてください。お金を出し合う時間がなくなれば、もたつかずに支払いができて周囲から見てもかっこ悪さを感じさせません。
デートでは「奢ってもらって当たり前」と思わないことが大切
割り勘に対する意識は、性別だけではなく人それぞれ違います。レジで女性に財布を出させたくない男性もいれば、金銭的な負担が大きいとつらい男性もおり、割り勘のあり・なしは一概には決められません。
ただ、男性から食事を奢ってもらって当たり前だと思わないことも大切です。
奢ってもらったら感謝を伝える、次の食事はあなたが負担するなど、対等でお互いにとって無理がない対等な関係を築けるデートにしてみてくださいね。
Text_Ayumi