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Mote

Mote / 2023.03.01

失恋した友達にかける言葉・NGの言葉! 友達の気持ちを理解して励ます方法

失恋した友達が近くにいるとき、どのように声をかければいいのか、どう接してあげたら元気が出るのかと考えてしまいますよね。言葉のチョイスを間違えると逆に友達を傷つけてしまうこともありますが、何も声をかけないのはさみしいものです。

そこで今回は、失恋した友達にかける言葉を紹介します。LINEのメッセージでも伝えられるので、遠くにいる友達や会えない友達への励まし方としても効果的です!

 

失恋した友達にかける言葉
photo:@yuuuna_625

 

失恋をしたときはどんな気持ちになる?

失恋した友達にかける言葉を考える前に、失恋したときどのような気持ちになるのかをチェックしておきましょう。

失恋のショックを理解すれば、友達を余計に傷つけることはありません。

 

①何も話したくない、そっとしておいてほしい

  • ・うまく感情表現ができない人
  • ・失恋したばかりで落ち込むことしかできない人
  • ・ひどいフラれ方をした人

このような友達は、励ましの言葉やLINEよりも「今はそっとしておいてほしい」と思うはずです。あれこれ言葉をかけても聞く耳をもたず、LINEの返信すら面倒くさいと感じるでしょう。

 

②とにかく自分の話を聞いてもらって心を楽にしたい

  • ・言いたいことをすぐ口にする人
  • ・失恋のショックから一段落している人
  • ・愚痴を言って心をすっきりさせたいタイプの人

このような友達には、とことん話を聞いてすっきりさせてあげましょう。言いたいことをすべて言い切ることで心が楽になり、失恋のショックが薄れるかもしれません。

 

③失恋の原因となった相手を責めたくなる

  • ・浮気された結果、失恋した
  • ・友達が恋人からひどい扱いを受けた

このような失恋の場合、友達は相手の嫌なところを話したくて責めたくなるでしょう。友達は延々と愚痴を言ったり、イライラを態度に出したりします。

友達の感情的な態度を受け止めてあげることが、あなたの役目になりそうです。

 

失恋した友達にかける7つの言葉・LINE

失恋した友達を励ましたいとき、ただエールを送るのではなく、相手の気持ちを考えたうえで励ますことが大切です。

まずは、友達を傷つけない励ましの言葉を5パターン紹介します。直接会えないときは、LINEで伝えて上げるのもよいでしょう。

 

①「本当につらかったよね」

つらかったよね、と友達の気持ちにそっと寄り添う言葉には、あなたの優しさが込められています。失恋のようなつらいできごとが起きたとき、「誰かにこの苦しみをわかってほしい」「共感してほしい」と感じるもの。

共感してもらうことで、自分はひとりじゃないんだと心強くなり、気持ちが落ち着くことがあります。アドバイスや背中を押すようなポジティブな言葉よりも、ひたすら共感して、寄り添う言葉をかけてみてください。

 

②「私は◯◯の味方だから」

失恋で落ち込んでいる友達には「私はあなたの味方だよ」と伝えて、ひとりぼっちだと感じさせないように振る舞いましょう。つらいとき、誰かひとりでも味方がいてくれると感じることができれば、失恋から立ち直るスピードが早くなるかもしれません。

仲のよい友達で信頼関係があるのなら、あなたから味方だと言われると心に響くはずです。

 

③「◯◯は悪くないよ」

失恋の原因が友達ではない場合「◯◯は悪くない」と、優しくフォローしてあげましょう。たとえ友達に原因がなくとも、失恋のショックで自分を責め続けて、どん底まで落ち込んでしまうことは少なくありません。

例えば彼の浮気が原因で失恋したにも関わらず、落ち込んでいるときはネガティブになりすぎて「そもそも浮気をされたのは私に原因があるからだ」と思ってしまう可能性も……。

このとき、◯◯ちゃんは悪くない、がんばったよね、できることはしたよねと、恋愛でがんばったことを認めてあげると友達の心は少しずつ落ち着くはずです。

 

④「本当に大好きな人だったんだね」

失恋をしたとき、自分のつらい気持ちや、どれだけ相手を好きだったかを知ってほしい人もいます。思いを吐き出せば心が楽になりそうな友達は、たくさん話してすっきりしてもらえるような会話の流れにしてみてください。

・相手はどういう人だったの?
・どういうところが好きだったの?
・何が原因で嫌いになったの?

相手が踏み込んでほしくない話を避けながら、うまく聞いてみてください。そして「本当に大好きな人だったんだね」と、最後まで恋愛をがんばったことを褒めてあげれば、失恋のショックが和らぐでしょう。

 

⑤「どんなことでも話を聞くよ」

失恋して、ただ悲しむことしかできない友達は、声をかけてもうっとうしく感じられるだけ。基本的にはそっとしておきつつも「どんなことでも話を聞くよ」と声をかけておくと、友達が話したいときあなたを頼るはずです。

あまりにショックを受けると、思い出すだけでもつらいもの。失恋した友達にかける言葉よりも、話すタイミングを見極めてみてください。普段と変わらない態度で接してあげることで、相手も徐々に自分を取り戻すはず。

 

⑥「無理しなくていいよ」

いつも元気でポジティブな友達の場合、失恋をして本当はすごく落ち込んでいるときでも、友達の前では明るく振る舞わないと無理をしてしまう可能性があります。自虐ネタとして面白く話していても、心の奥底では傷ついているもの。

複数人でいるときはその場の空気を壊さないように合わせてもよいですが、ふたりきりになったタイミングやLINEなどで、こっそり「私の前では無理しなくていいからね」と伝えてあげましょう。

無理していた場合は肩の荷が降りて、素直な気持ちをあなたへ話してくれるかもしれません。

 

⑦「美味しいもの食べに行こう」

失恋をして落ち込んでいる場合、食欲がなくなってしまう人も多くいます。ひとりきりでいると、失恋のことばかり考えてしまうため、どんどん落ち込んで悪循環……ということも。

なんだか元気がなさそう、大丈夫かなと感じた場合は、食事に誘ってあげましょう。相手が乗り気ではなかった場合、無理やり連れていく必要はありませんが、誰かと一緒に食事をすることで気持ちが落ち着きます。

食事中は相手の話をたくさん聞いてあげて、励ますとよいでしょう。

 

失恋した友達にかけてはいけない5つの言葉・LINE

失恋した友達を励ましたくても、言葉の選び方次第で余計に傷つけてしまう場合があります。励ますときに使いがちな、傷つける5つの言葉がこちらです。

 

①「また次いい人に出会えるよ」

友達が失恋してつらいと言うと、つい「次がある」と言いがちですが意外とショックを受ける言葉です。

確かに失恋をした相手以外にもたくさんの男性が存在しますが、友達にとっては失恋した相手がいちばんの存在だったのです。

それなのに安易に次があると言われると「そういうことではない、今がつらい」と腹が立つことも。この言葉は友達が失恋に吹っ切れるまで伝えないでおくとよいです。

 

②「落ち込んでばかりじゃだめだよ」

ずっとくよくよしている友達には「落ち込んでばかりじゃだめ」と背中を押す人もいるでしょう。しかし、それは本人もわかっていること。落ち込みたくて落ち込んでいるわけではありません。

仲がいいほど友達の背中を押して次へ進んでほしくなりますが、そっとしておくことも優しさです。落ち込む気持ちが晴れるまで、食事や遊びに誘ってあげると立ち直りが早くなるかもしれません。

 

③「あんなやつと別れて正解!」

元気になってもらいたい、恋愛を忘れてもらいたいことから、友達に「別れて正解」だと言う人もいます。他人からすると別れて正解と思うかもしれませんが、友達としては別れたくなかった相手のはずです。

恋愛は、当人同士にしかわからないことが多々あります。それなのに第三者から「別れて正解」と言われると、友達は複雑な気持ちになるでしょう。

逆に友達が元恋人のことを悪く言っているとき、「でも好きだったんでしょ?」「彼にもいいところがあったよ」と言うのはNG。この場合は「ほんとだね、別れて正解」と同調してあげましょう。

 

④「私も昔、つらい失恋を経験して……」

相手が話し始めたとき、いつの間にか自分の話にすり替える人がいます。友達が失恋してつらいと話しているとき「私も失恋でつらい経験をして……」と自分語りをしてはいけません。

友達はあなたの話を聞きたいのではなく、自分のつらい気持ちを聞いてほしい、わかってほしいのです。友達から「失恋の経験はある?」と聞かれない限り、自分語りはしないようにしましょう。

 

⑤「失恋なんて大したことないよ!」

失恋のショックの度合いは人それぞれです。一晩寝て忘れる人もいれば、数カ月間ショックを引きずる人もいます。

失恋を経験したことがない人や、相手の心を読み取れない人は「失恋なんて大したことない」と自分を基準にした言葉をかける人もいるのです。

本人としては励ましているつもりですが、友達はイラッとするでしょう。このように相手の悩みを理解できない発言やLINEをすると、今後疎遠になるかもしれません。

 

⑥「振られたの??」

落ち込んでいる友達を励まそうとして、わざと茶化すような口調でおもしろおかしく声をかける人がいます。これは要注意です。

相手のキャラクターにもよりますが、ほとんどの人は落ち込んでいるときに茶化されると、イラッとします。どれだけ仲がよくても、笑ったり茶化したりするのはやめておきましょう。

その友達だけでなく、まわりの友達からも引かれてしまう可能性がありますよ。

 

失恋した友達に言葉をかけるときの注意点・大切なこと

失恋した友人には普段以上に相手の気持ちを考えながら言葉をかけますよね。気を使いすぎて裏目に出ないように、言葉をかけるときの注意点や大切なことを知っておきましょう!

 

相手を否定しない

失恋にどんな理由があったとしても、「自分にも悪いところがあったのでは……」と自分を責めてしまうもの。そんなときに友達のあなたから「ここを直した方がよかったと思うよ」「あなたにも悪いところがあったんじゃない?」など、相手を否定するような言葉をかけられたら、さらに落ち込んでしまいます。

思うところがあったとしても、友達が落ち着くまでは否定的な言葉をかけないように注意しましょう。

 

ひたすら話を聞く

失恋したばかりで落ち込んでいるときは、誰とも話したくないという感情になってしまうことも。だからといって、あなたからマシンガントークを仕掛けても友達の心が疲れてしまうだけです。

「いつでも話を聞くからね」と声をかけて、あなたは聞くことに徹してください。「うんうん、そうだよね」「辛かったね」と共感の相槌を挟みながら聞いてあげることで、友達もだんだんと落ち着いてくることでしょう。

 

アドバイスはNG

次の恋でうまくいくように何かとアドバイスをしたくなるかもしれませんが、失恋したばかりの友達には酷なこと。今は目の前の失恋のことしか考えられず、次の恋なんて想像することもできません。

アドバイスしたいことがあったとしてもひとまず飲み込んで、目の前の失恋から抜け出すことを考えてあげましょう。

 

ひとりの時間を減らしてあげる

落ち込んでいると気はひとりになりたい、誰とも話したくないと思う人もいますが、ひとりでいるとどうしても失恋のことばかり考えて、負のループに突入します。

ごはんやお茶に誘ったり、お買い物に誘ったり、友達がひとりにならないようにしてあげるのもGOOD! もし断られた場合は、しつこく誘わず「気持ちが変わったら連絡してね!」と相手からも誘いやすいような言葉をかけてあげるといいですね。

 

失恋した友達にかける言葉よりも相手の気持ちに寄り添う心が大切!

あなたは友達を本気で励まそうとしていても、言い方やニュアンスによっては、友達の地雷を踏み、深く傷つけることがあります。

失恋した友達にかける言葉を悩むよりも、相手が言われて安心する接し方を考えて、安易な励ましに注意してください。

たくさん言葉をかけたりLINEを送ったりしなくても、そばにいるだけ、いつでも話を聞いてあげると伝えておくだけでも、友達は安心するはずです。

 

Text_Naako