Lifestyle / 2026.01.30
【香港】ときめきとローカルを歩く、3泊4日の香港旅 Part2.

ネオンの余韻が残る2日目は、アートと街歩きを楽しむ1日。ウォーターフロントにあるミュージアムから、ローカルな空気が残る街まで。観光地を巡るだけでは見えてこない、香港の街の奥行きや、暮らしの表情に触れていく。アートとローカルを軸に巡った、3泊4日の香港旅・2日目をレポート。
【DAY2】M+ミュージアムで知る、香港のクリエイティブな顔
2日目は、WestKにあるアジア初の現代ヴィジュアル・カルチャー美術館「M+(エムプラス)」へ。
ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントに佇む建築は、それ自体がアートのような存在感。



33の展示室を備えるアジア最大級の文化施設で、アート、デザイン、建築、映像など幅広いジャンルの展示を楽しめる。常設展と期間限定の企画展がバランスよく構成されていて、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力のひとつ。
香港・中国をはじめ、アジアの現代美術を中心にしたコレクションも充実していて、館内では数々の著名作品に出合えます!



アジアのクリエイティブな側面を多角的に体感できるので、半日〜1日かけて、ゆったり過ごすのもおすすめ。
なかでも印象的だったのが、日本のデザインやサブカルチャーにまつわる展示。
倉俣史朗が手がけた新橋の寿司店「きよ友」を原寸大で移築したインスタレーションや、トゥクトゥクの元祖とされる、ダイハツの三輪自動車「ミゼット」など、日本の文化がアジアに与えてきた影響を、リアルに感じられる内容に思わず見入ってしまう。


展示を楽しんだあとは、1階のミュージアムショップへ。
美術関連の書籍や、センスのいいグッズが揃っていて、お土産探しにもぴったり。

屋上庭園は無料で開放されていて、ビクトリア・ハーバーと香港島の高層ビル群を一望できます。
昼間の景色はもちろん、夕暮れから夜景へと移ろう時間帯もおすすめ!
ベンチに腰掛けて、景色を眺めながらひと休みするのも心地いい。
【M+(エムプラス)】
📍香港九龍西九文化區九龍博物館道38號
@mplusmuseum
深水埗で出合う、暮らしに根ざしたローカル感
ランチは、九龍北西部に位置する深水埗(シャムスイポー)にあるヴィーガンベジタリアンカフェ「The Park by Years(素年)」に。



動物性食材を使わないメニューは、栄養バランスもよく、罪悪感なし。
体にやさしいのに、しっかりボリュームもあって満足感は十分!
現地の若者たちに支持されている理由が、ひと皿ごとに伝わってくる。
パスタやリゾット、ハンバーガーのほか、プレートや定食スタイルのメニューも揃い、カジュアルモダンな空間で、国際色豊かなヴィーガンベジタリアン料理を楽しめます。


どの料理も盛り付けが美しく、まるでアートのよう。ベジタリアン料理のイメージが、いい意味で更新されるひととき。
【The Park by Years(素年)】
📍香港深水埗汝州街132號地舖 G/F
@years.hk
食後は、そのまま深水埗の街へ。
ヴィンテージショップやマーケット、レコード店、老舗の豆腐店などを巡りながら、ローカルな街歩きを楽しむ。
香港発の自然派ライフスタイルブランド「Years」のショップをはじめ、革製品のスタジオやローカルのレコード店、ミシュランガイドのビブグルマンに掲載された豆腐製品店など、この街ならではの個性あるスポットが点在している。






観光向けに整えられていないからこそ、暮らしの延長線にある香港のリアルが見えてくる。
歩くほどに、街の温度がじんわりと伝わってくるエリア。
香港の街を見下ろす、ガーデン ヒルの夕暮れ
夕方は、深水埗の街を一望できる嘉頓山(ガーデン ヒル)へ。
15分ほどの軽いハイキングで辿り着く小高い丘は、深水埗の街並みから九龍半島の高層ビル群までを一望できる、知る人ぞ知るフォトスポット。
アクセスしやすいのに、街の喧騒から少し距離を置けるのも心地いい。

夕暮れどきは特にドラマチックで、丘の上から、昼間に歩いたエリアや遠くのビル群が、夕暮れの光からきらびやかな夜景へとゆっくり溶けていく。
ぼんやり眺めているだけでも、自然と気持ちがゆるみます。

“香港に溶け込む時間”を味わえるのが、この場所のいちばんの魅力。
洗練された広東モダン「MULAN」でディナー
夜は、九龍半島・ハーバーシティにあるモダンチャイニーズレストラン「MULAN(沐瀾)」でディナー。
ショッピングモールの中にありながら、店内は落ち着いたムードで、大人っぽく洗練された雰囲気。


「アジアのベストレストラン50」に3年連続で選出された名店を率い、星つきレストランでも経験を積んだ女性シェフが手がける一軒で、伝統的な広東料理をベースにした、中国料理×西洋料理のフュージョンスタイルが楽しめます。
この日は、前菜からメインまで、素材の持ち味を大切にした上品なコースを堪能。




中国各地の旬の食材に、西洋料理の技法をさりげなく重ねた一皿ひと皿は、味わいだけでなく、香りや食感のバランスも印象的。
構えすぎないのに新しさがあり、ゆっくり向き合いたくなる料理が続きます。
ロマンチックなビクトリア・ハーバーのパノラマビューを望めるのも、このレストランならではの魅力。

昼とは違う表情を見せる街を眺めながら、香港らしいディナータイムをゆったり楽しめる時間に。
【MULAN(沐瀾)】
📍香港尖沙咀廣東道3-27號海港城海運大廈3樓OTE303號舖
@mulan.hk
静かな夕暮れ、ローカルな街に流れる日常のリズムまで。
アートや食、暮らしの風景を通して、香港という街の奥行きに触れてきた2日目。
歩くたび、味わうたびに見えてくるのは、この街が持つ多層的な表情と、心地よい温度感。
旅は折り返し地点を迎え、後半へ。
次は、カフェや街歩きを中心に、より日常に近い香港を巡っていく。