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Lifestyle / 2023.06.30

デートに持って行くお弁当のポイント4つとおすすめレシピ|彼氏に料理上手をアピールしよう♡

お弁当づくりは、料理上手をアピールするチャンスです。とはいえ「料理が苦手」「朝の忙しい時間帯に手間暇かけてつくるなんて無理」と思っている方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ピクニックなどのデートにおすすめのお弁当づくりのポイントと簡単につくれるレシピをご紹介します。朝の時間を有効活用したい方は、お弁当づくりが楽になるコツもあわせてぜひ参考にしてみてください。


photo:@yuuuna_625

 

彼氏が喜ぶお弁当づくりのポイント4つ

彼氏に喜んでもらえるお弁当をつくるためには事前準備が大切です。まずは、お弁当をつくる前のポイントを確認していきましょう。

食べ物の好みをリサーチしておく

お弁当に好きなおかずが入っていると、それだけでうれしくなります。反対に嫌いなおかずばかりだとガッカリしてしまうことも。苦手なおかずがあったとしても、「折角つくってくれたから」「食べないと悪いから」と彼氏に気を使わせてしまうかもしれません。

そのためお弁当をつくる前に、彼氏から食べ物の好みを聞いておくことが大切です。リサーチするときは好きなものはもちろん、嫌いなものもしっかり確認しておきましょう。直接嫌いなものを聞くと、本当に苦手なものしか教えてもらえないことがあるので、普段の会話から好き嫌いをこっそりリサーチしておくのがポイントです。

 

満足感のあるおかずを選ぶ

満足感のあるおかずだと、お腹も心も満たされます。食べ応えのあるお肉などのボリュームおかずを取り入れると彼氏に喜ばれるでしょう。

ただし、おかずをつくり過ぎると食べきれないこともあるので、適度な量にすることも忘れずに。

薄味のお弁当は冷めるともの足りなさを感じてしまうため、味付けは少し濃いめがおすすめです。

 

美味しそうに見えるように可愛く盛り付ける

パッと見たときに「美味しそう」と思ってもらえたら、お弁当づくりは成功です。すき間を埋めるようにおかずを詰めると美味しそうに見えるので、盛り付けや品数を考えておきましょう。

また、美味しそうに見せるために、ミニトマトやほうれん草、とうもろこしなど原色の彩り野菜を意識して使ってみるのもおすすめです。特に、「赤、緑、黄」を揃えると美味しそうに見えるので、ぜひ参考にしてみてください。可愛いピックやカラフルな小分け容器を使うのもひとつの手です。

 

気遣いのあるレシピで女子力を発揮する

「外でも食べやすいよう工夫した」「寒い日なので温かいメニューを用意した」など気遣いのあるレシピだと、彼氏に喜んでもらえてあなたの印象もアップします。一生懸命お弁当をつくっても食べにくいと、食べることに集中してしまい、折角のデートも楽しめません。

さりげなく女子力をアピールするために、おにぎりのように手で持って食べやすい主食を選ぶとよいでしょう。冷めても美味しく食べられるレシピを考えることも大切です。

ピクニックしながら食べるのであれば、寒い日もあるでしょう。そんなときに温かいスープが添えられていると、彼氏もうれしいはずです。栄養バランスのよいお弁当を意識すると、健康への気遣いが伝わりやすいでしょう。

 

冷めても美味しい! デートにおすすめの簡単お弁当レシピ

ここからは、時間が経っても美味しく食べられる、冷めても美味しいお弁当のレシピをご紹介します。

 

気遣いがアピールできる! 主食編


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女子力をアピールするために、主食は手で持って食べられるものがおすすめです。和食ならおにぎり、洋食ならポケットサンドを選択するとよいでしょう。

 

  • おにぎり


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お弁当の定番、おにぎり。ふっくら炊けたご飯に好みの具材を入れて、ふんわり握れば美味しいおにぎりがつくれます。

人気の具材は、梅干し・鮭・おかか・ツナマヨ・昆布、たらこなど。そのまま具材にしてもよいですが、梅干し+ごま、ツナマヨ+塩昆布などアレンジしてみるのもおすすめです。

また、ご飯を炊くときに梅干しか小さじ1ほどの酢を入れておくと、殺菌効果が期待できて食中毒予防になります。おにぎりをつくるときは、素手で握らずラップを使うと衛生的。ラップに包まれたおにぎりは、食べるときに手が汚れないのでおすすめです。

 

  • ポケットサンド

サンドイッチよりも簡単につくれるポケットサンドは、時間がないときにおすすめです。食パンに切れ目を入れて具材を挟むだけなので、あっという間につくれます。見た目がおしゃれで食べやすく、ピクニックデートにぴったりです。

■材料(2人分)
食パン(4枚切り) 2枚
<お好みの具材>
レタス 2枚
ハム 4枚
スライスチーズ 2枚
マヨネーズ 小さじ2

■つくり方
1.食パンを半分にカットしてから切り込みを入れる。
2.食パンの中側にマヨネーズを塗る。
3.お好みの具材を詰めて完成。

ポイント

食パンは厚めのものを選びましょう。8枚切りだと切り込みが入れにくく具材がパンからはみ出てしまう場合があるので、4枚切りか5枚切りのパンを選ぶとつくりやすいです。

また、安心して食べるために、暑い時期はレタスやマヨネーズなどは使わず、加熱した具材を詰めるとよいでしょう。ほうれん草とベーコンを炒めたものをパンに挟むと、緑色がキレイなポケットサンドが完成します。

出来上がったポケットサンドをワックスペーパーで包んでから、両端をねじってキャンディ風にすると見た目も可愛く仕上がります。

 

外さない!彼氏が好きな定番のおかず編


photo:@___erichi___

ふんわりとした玉子焼き、みんなが大好きな唐揚げ、カラフルな野菜のマリネで、彼氏が喜ぶお弁当をつくってみませんか?

 

  • 玉子焼き

鮮やかな黄色がお弁当のよいアクセントになる玉子焼き。甘めとからめ、彼氏の好みに合わせてつくりましょう。

■材料(2人分)
卵 2個
マヨネーズ 小さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
だしの素 少々
油 適量

■つくり方
1.卵をボウルに割り入れて、マヨネーズとだしの素、砂糖、塩を加えて混ぜる。
2.熱したフライパンに油をひき、卵液を3回に分けて流し入れる。
3.1回目の卵液を入れて半熟状になったら、奥から手前に巻いていき、奥に移動させておく。
4.フライパンの空いているスペースに残りの卵液を入れ、3と同様にあと2回繰り返す。
5.食べやすい大きさに切って完成。

ポイント

マヨネーズを入れるとコクが出て、ふんわりと仕上がります。冷めてもふわふわなので、お弁当のおかずにおすすめです。

卵液にマヨネーズを加えると混ざりにくく、ダマができやすいですが、そのまま加熱しても見た目や味に問題はありません。マヨネーズは熱で溶けてしまうので、気にせずつくりましょう。

 

  • 唐揚げ

香ばしくてジューシーな唐揚げは、お弁当の人気おかずのひとつです。前日に下味をつけておけば、忙しい朝でも簡単につくれます。

■材料(2人分)
鶏もも肉 1枚
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
おろししょうが 小さじ1
おろしにんにく 小さじ1
薄力粉 大さじ1
片栗粉 大さじ2
油 適量

■つくり方
1.鶏もも肉をひと口大に切る。
2.ビニール袋に1と酒、しょうゆ、しょうが、にんにくを加えてよくもみ込む。
※翌日調理する場合は、この状態のまま冷蔵庫で寝かせておく。
3.2に薄力粉を加えてもみ込む。
4.鶏もも肉を揚げる直前に、片栗粉をまぶす。
5.フライパンまたは揚げ鍋で熱した揚げ油で、4を上下にひっくり返しながら中火で約3分揚げる。
6.一度取り出し、強火にしてから再度約30秒~1分ほど加熱する。

ポイント

薄力粉を最初にもみ込んでおいてから、揚げる直前に片栗粉をまぶすことでカリッとした食感に仕上がります。二度揚げするのもカリッとさせるためのポイントです。

ただし、加熱時間は鶏肉の大きさにより異なるので、お肉の中まで火が通るように調整してください。

 

  • 野菜のマリネ

カラフルな野菜があると、お弁当を美味しく見せることができます。マリネは箸休めにも最適です。電子レンジを活用すれば、忙しい朝でも簡単につくれます。前日につくればマリネ液が野菜に染み込んで美味しくなるので、都合に合わせてつくってみてください。

■材料(2人分)
パプリカ(赤) 1/4個
パプリカ(黄) 1/4個
☆ オリーブオイル 大さじ1
☆ 酢 大さじ1
☆ 砂糖 小さじ1
☆ 塩 小さじ1/4

■つくり方
1.パプリカは種を取り除いてから、縦2cm幅に切っておく。
2.耐熱皿にパプリカをのせ、ラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱する。
3.保存容器に☆ を入れて混ぜておく。
4.パプリカの水気を切り、3に加える。

ポイント

電子レンジを活用すれば時短になります。調理機器によって加熱時間が異なるため、様子を見ながら調整してみてください。

マリネ液に漬けた野菜が冷めたら、冷蔵庫に入れておきましょう。お好みでバジルを加えたり、野菜の種類を増やしたりするとアレンジも楽しめます。酢を使っているので食中毒予防にもなりますよ。

 

あったらうれしい! スープ編


photo:@megnyari

寒い日には温かいスープがあるとうれしいです。お弁当にプラスαでスープもつくってみませんか? 彼氏への気遣いが、きっと心に届くはずです。

  • ゴロゴロ野菜のミネストローネ

健康を意識したいときは、野菜がたっぷり摂れるミネストローネがおすすめです。寒い日にスープを添えれば、女子力もアピールできるでしょう。

■材料(2人分)
ベーコン 1枚
人参 1/4本
玉ねぎ 1/4個
キャベツ 2枚
ホールトマト缶 1/2缶
水 300ml
固形コンソメ 1個
塩・こしょう 少々
オリーブオイル 適量

■つくり方
1.ベーコン、人参、玉ねぎ、キャベツを1cm角に切る。
2.鍋にオリーブオイルをひき、ベーコンを炒める。
3.野菜を加えてさらに炒める。トマトを潰しながら加える。
4.水、コンソメを加えて野菜が柔らかくなるまで煮込む。
5.塩こしょうで味を整えて完成。

ポイント

前日に野菜を切っておけば、翌朝すぐに調理できます。

トマトが嫌いな彼氏には、トマトを除いてコンソメスープにアレンジすると食べやすくなります。野菜に含まれるビタミンCは水に溶けやすい性質があるので、スープにすることで丸ごと栄養を摂取できるのもポイントです。

 

身支度の時間も取りたい! お弁当づくりが楽になるコツ


photo:@sk__pyon

お弁当づくりは手を抜きたくないけれど、朝は何かと忙しいもの。身支度の時間が取れないと、メイクも服装も中途半端になりそうで心配……。そんな方のために、ここからはお弁当のクオリティを保ちながら、無理せずお弁当がつくれるコツをご紹介します。

 

前日に野菜を切り、下味をつけておく

お弁当は当日必ずつくらなければいけない決まりはありません。前日に準備できるものは、あらかじめ進めておくとお弁当づくりが楽になります。

例えば、彩り野菜として使用したいブロッコリーや人参などを前日に切っておくと、翌朝すぐに調理できます。唐揚げ用のお肉に下味をつけてから冷蔵庫で寝かせておけば、翌朝は揚げるだけで大丈夫です。

お肉に下味が染み込んでいるので、柔らかくてジューシーな唐揚げがつくれます。

 

つくり置きおかずを用意しておく

「お弁当の品数を増やしたいけれど、朝からそんなにつくれない」というときは、前日に調理したものをお弁当に詰めるだけの状態にしておくと、お弁当づくりが楽になります。

ただし、おかずをお弁当に詰めるときは、必ず再加熱しましょう。加熱することで衛生面に配慮できます。

 

電子レンジを活用する

効率よくお弁当をつくるためには、調理器具を有効活用するのもポイントです。ガスコンロで調理をしながら電子レンジを活用すれば、調理時間が短くなっておかずの品数が増やせるメリットがあります。

 

お弁当づくりの注意点

お弁当を美味しく食べてもらうためには、衛生面に気をつける必要があります。以下のポイントを確認しながら、安心・安全に食べられるお弁当をつくりましょう。

 

調理前はしっかり手洗いをする

衛生面に配慮したお弁当をつくるために、調理前にしっかり手を洗っておきましょう。水洗いだけでは落ちない細菌もいるので、石鹸を使うことが重要です。

レシピを確認するためにスマホを触ったら、都度手洗いをするのもポイント。スマホはいつでもどこでも触れるため、細菌の温床になりやすいためです。スマホを使っても問題ありませんが、使った後は手洗いをして細菌を寄せつけないようにしましょう。

 

おかずは冷ましてからお弁当に詰める

調理してから温かいままお弁当に詰めると、食中毒の原因になる可能性があります。水滴が付きやすく、お弁当内に蒸気がこもると細菌が繁殖しやすくなり、お弁当が傷みやすくなってしまうためです。冷ます時間を考慮してお弁当をつくるようにしましょう。

 

おかずは中までしっかり火を通す

加熱が不十分なおかずは食中毒のリスクが高いので、注意が必要です。75℃以上で1分間以上の加熱を目安に調理しましょう。

温度まで測れないという方は、グツグツと沸騰させるイメージでつくるようにしてみてください。またハムやちくわなど、そのまま食べられる食材に火を通しておくと安心して食べられます。

 

生ものを詰めない

生ものは食中毒のリスクがあるので、暑い時期は特に注意が必要です。お弁当をつくるときは、加熱したものを選択するようにしましょう。

ミニトマトを入れるときは、ヘタを取ってから切らずに詰めることをおすすめします。ヘタには細菌が多く、ミニトマトを切ると水分が出るため、食中毒を防ぐためにヘタを取り除いておきましょう。

 

水分が出ないように水気を切る

水分が出ないようにすることで食中毒予防につながります。湿気が多いと細菌が繁殖しやすくなってしまうため、おかずの水分をよく切ってから詰めることが大切です。また、水気を切っておくと、ほかのおかずに味が混ざらないので美味しく食べられるでしょう。

 

お弁当と合わせて用意しておきたいアイテム

女子力をアピールするためには、お弁当以外の気遣いも大切です。お弁当が美味しく食べられるように、以下のグッズを揃えておきましょう。

・保冷剤&保冷バック
・ウェットティッシュ&ティッシュ
・割り箸、フォーク、スプーン
・レジャーシート
・ゴミ袋

 

心を込めて彼氏が喜ぶお弁当をつくろう!

料理が苦手でも、時間がなくても工夫次第で美味しいお弁当はつくれます。彼氏に喜んでもらえるように、食べ物の好き嫌いを事前にチェックしておいたり、満足感のあるおかずを選んだり、色彩豊かなお弁当をつくることを意識してみてください。

忙しい朝でも、前日に仕込みをしておいたり、つくり置きや電子レンジを活用したりするとスムーズにつくれます。彼氏が喜んでいる姿をイメージして、心を込めてお弁当をつくりましょう。


この記事を書いたのは……管理栄養士 下田由美さん


管理栄養士。約10年間、病院・施設・保育園で幅広い年代の「食と健康」に携わってきた。

その中で「食」と「心」は密接に関係していると気づく。現在は、「食はココロとカラダを元気にする」をモットーに管理栄養士ライターとして活動中。健康や栄養に関する記事執筆や監修、レシピづくりなどを行っている。