Lifestyle / 2022.09.04
ロングヘアは寝るときのケアで傷みにくくなる! ひと手間プラスで美髪になろう♡
ロングヘア女子のなかには、寝癖やゴワつき、からまりに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
実は寝ている間にも摩擦などによって髪はダメージを受けており、そのダメージがゴワつきなどにつながっている可能性があります。
寝る前のひと手間や寝るときのケアを実践すれば、寝癖やパサつきを防ぐことができ、髪が傷みにくくなります。
今回は髪の傷みを抑えるために、ロングヘア女子が寝るときに気をつけたいポイントを紹介します。
photo:@kurumi_1216_
ロングヘアが傷む原因
髪の傷みの原因には、さまざまなものが考えられます。まずは髪が傷む原因を見ていきましょう。
一般的に多く考えられるのは、次のようなものです。
- ・ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージ
- ・カラーやパーマ
- ・紫外線
- ・自然乾燥
- ・摩擦
髪の表面を守っているキューティクルは熱に弱く、日々のドライヤーやヘアアイロンの熱でもはがれやすいといわれています。
カラーやブリーチ、パーマ、縮毛矯正などはキューティクルをはがす薬剤を使用するため、髪が傷む原因になることも。
また、髪も肌と同じように紫外線によって日焼けし、ダメージが蓄積することによって傷みやすくなってしまいます。
そして、髪が何かにこすれることで起こる摩擦は、主に就寝中に起こります。
寝ている間にも髪がダメージを受けていることは、意外と知られていないポイントかもしれません。
ロングヘアは寝ているときにも傷みやすい!
髪が寝ている間にも傷んでしまう主な原因は、「摩擦」です。
睡眠中はつねに髪の毛が枕や寝具に触れている状態なので、寝返りや頭を動かすたびに髪が枕にこすれてしまいます。
髪の毛に摩擦が起きると、表面のキューティクルがはがれやすくなり、髪の水分が蒸発して乾燥してしまうのです。
ロングヘアはとくに摩擦を受ける範囲が広いので、より髪がからまりやすくなったり傷みやすくなったりします。
寝る前のひと手間も大事! 摩擦を減らすケア
寝ている間の摩擦を減らしてきれいなロングヘアを保つためには、寝る前にひと手間かけてあげるとよいでしょう。
寝る前に簡単にできる美髪ケアを紹介します。
髪をしっかり乾かす
濡れたままの状態で寝てしまうと、髪へのダメージがより大きくなります。
髪は濡れているとキューティクルが開くため、髪内部の水分が逃げやすい状態です。
そのまま寝て枕との摩擦が起きると、髪が傷みやすくなってしまうのです。
半乾きのまま寝ると、頭皮に雑菌が繁殖してにおいの原因になることもあります。
お風呂から上がったらなるべく早めに髪を乾かし、完全に乾いた状態で寝るのがおすすめ。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルをつける
ドライヤーの前にオイルや洗い流さないトリートメントをつけておくと、ロングヘアのダメージを軽減できます。
髪にうるおい成分や油分を与えることで髪がコーティングされ、寝ている間の摩擦を減らせます。
ポイントは洗髪後、タオルで水分を拭き取ったあとにつけること。
濡れた髪はキューティクルが開いているので、有効成分の浸透がよくなり、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果もあります。
ブラッシングする
寝る前にブラッシングしてからまりをほぐしておくと、寝癖や寝ている間の摩擦を防止できます。
からまったまま寝ると、髪がもつれたままの状態でこすれ、摩擦のダメージを受けやすくなってしまうのです。
また、ブラッシングは頭皮のマッサージにもなり、血行がよくなります。
ダメージに強い髪をつくるためには、寝る前に頭皮の血行をよくしておくのも効果的です。
髪をまとめて寝る
ロングヘアをまとめておくことで、寝ている間の髪の動きを抑えられるため、摩擦を減らせます。
ぎゅっと結ぶと翌朝あとがついてしまうので、シュシュなどのやさしく束ねられるゴムを使うとよいでしょう。
頭皮が引っ張られて地肌に負担をかけるのを防ぐため、ゆるくまとめるのがポイントです!
- ・てっぺんでひとつ結び
- ・ゆるめの三つ編み
- ・ふたつ結び
- ・お団子ヘア
など、寝る前にサッとできる髪型でOKです。
寝起きに癖がつくので、お団子ヘアは翌朝のスタイリングでトップにボリュームを出したい場合、三つ編みはゆるめのウェーブにしたい場合におすすめです。
スポンジのヘアカーラーなどを毛先に巻いて寝ると、摩擦を防げるだけでなくヘアアイロンの手間も省けます。
ロングヘアをきれいに保つナイトグッズ
寝るときのケアで取り入れたいのが、髪に負担をかけないグッズです。
寝具を替えるだけで就寝中の摩擦を減らせるので、ぜひ自分に合ったものを探してみてくださいね。
高さや形の合った枕
枕の高さや形が合っていないと、寝ているうちに頭がずり落ちたり、枕がずれたりして摩擦や寝癖のもとになってしまいます。
寝心地が悪いと寝返りが増えてより摩擦が起きやすくなるため、フィットする枕を選びましょう。
摩擦を軽減する素材の寝具
シーツや枕カバーなどの寝具は、就寝中ずっと髪に直接触れているものです。
髪に負担をかけない素材にするだけで、摩擦やダメージを減らせます。
静電気が起こりやすい化学繊維は寝癖の原因にもなるため、下記のような天然素材がおすすめ。
- ・コットン
- ・麻
- ・シルク
特にシルクは、人間の肌に近いアミノ酸を含んでいるため髪にやさしい素材です。
ナイトキャップ
ナイトキャップは、被るだけで摩擦予防ができる便利グッズです。
頭や首元の汗を吸って安眠を保つだけでなく、髪や頭皮の乾燥を防ぐ効果も期待できます。
通気性や吸水性がよく保湿効果があるシルク素材のナイトキャップを使えば、起きたあとの髪の毛がしっとりしているはず。
ただ、シルク素材は手洗いして日陰干しする必要があります。
お手入れが難しいと感じる場合はコットン素材を選ぶとよいでしょう。生地が丈夫なのでお手入れがしやすく、清潔に保ちやすいです。
ポイントは髪の毛をよく乾かしてから被ることと、毛先がはみ出さないように注意することです。
髪の流れを整えずに被るとそのまま癖がついてしまうので、軽くねじってまとめた状態でキャップにしまいましょう。
前髪に癖をつけたくない場合は出したままで大丈夫です。
ロングヘアの就寝中ダメージはひと手間で防げる!
ロングヘアをきれいに保つためには、寝る前と寝ている間のケアが大事です。
寝るときのケアといっても、普段の生活に取り入れやすい簡単なものばかりなので習慣化しやすいですよね。
ぜひひと手間を加えて摩擦を減らし、美髪を目指してみてください。
Text_Akane