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Interview

Interview / 2020.05.03

水野しず×上國料萌衣「カフェ・ド・人間性」Vol.1 ~反抗期真っ最中の中学時代~

ゲストの「人間性」に焦点を当てて対談するカフェ・ド・人間性。今回は、アンジュルム・上國料萌衣さんに話を伺いました。原石を通り越して誰が見てもわかるほどの逸材なのに、超フランクでピュアな「かみこ」さん。そんな彼女がアイドルになるまでには、いろんなことがあったみたいです。

カフェ・ド・人間性

水野しず(以下、しず):最初にオーディションを受けたのが、モーニング娘。’14だったんですよね。

上國料萌衣(以下、上國料):そうです。中3のときに受けて最終審査までいったけど、落ちちゃいました。

しず:いや、そんなことあります!? こんな誰が見ても原石を通り越して〝黄金〟のような人が!? 大きな桃が川から流れてきているのにまさか誰も拾わない、みたいなことじゃないですか。自分でもびっくりしませんでした?

上國料:正直、受かる自信満々でした(笑)。当時はまだ中学3年生で、反抗期真っ最中でしたし。

しず:反抗期ってどんな感じ?

上國料:お母さんに何を言われても「うるさい! 」「黙って! 」みたいな(笑)。本当に、ザ・反抗期です。

しず:反抗期になったのはいつぐらいですか?

上國料:最初は中1のころだったと思います。学校に行くのが面倒くさくなってサボったり。一回あったのは、「行ってきます」って家を出たあとすぐに庭に隠れて、家族全員が家を出るのを待ってから部屋に戻るっていう(笑)。

しず:可愛い(笑)。サボりは成功しましたか?

上國料:いや、学校から親に電話がかかってきて、バレました(笑)。めっちゃ怒られましたね。

しず:その日は、学校をサボって何をしていたんですか?

上國料:テレビを見たり、パソコンでYouTubeを見たり。ちょうどモーニング娘。さんにハマり出した時期で、ハロプロ(ハロー! プロジェクト)の動画ばっかり見てました。

しず:私もモーニング娘。が好きで、よく聴いていました。一度コンサートにも行きましたし。メッセージ性とアイドルらしさが互いを損ねず、むしろ謎の技術で相乗効果を生む独特の高揚感がクセになって……。

上國料:はい。当時はMステに出ているのを録画して、何十回と同じ映像を見ながら振りコピをしたりしてました。

しず:本当に好きだったんですね。その後、〝好き〟が〝なりたい〟に変わっていったんですか?

上國料:う〜ん、どうなんだろう。もともと別にアイドルに興味があったわけではなく、とにかくハロプロがカッコよくて憧れたんですよ。ブリブリしたアイドルがあまり好みじゃなくて。ライブで、汗で前髪がグシャグシャになっても気にせず頭を振り回したりするモーニング娘。さんの姿を見て、すごいなと思ったんです。

Vol.2につづく…♡

Artwork&Interview_Shizu Mizuno