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Interview

Interview / 2019.11.22

劇団EXILE・町田啓太が写真集&学園祭トークショーで初づくしの1年を語る

 

11月20日(水)に自身初の写真集『BASIC』を発売する俳優・町田啓太さんがbis webに登場。写真集は新宿ゴールデン街と地元の群馬で撮影した2部構成ですが、これまでほとんど話していない都内スタジオでの撮影やメイキングDVDについてお話しを聞きました!

20代最後の1年、初めての写真集に加えて、初めて大学の学園祭でのトークショーにもチャレンジしたそうですが……。

 

―写真集は東京編と群馬編の2部構成ですが、その合間に入っているスタジオで撮影された写真も素敵ですね!

 

「はい、そうなんですよ! 僕もすごく気に入っています。思えば、スタジオの話ってあんまりしていないんですよ。この写真集の撮影が始まる前、スタッフ全員が集まって、どんな写真集にするかを具体的に話し合いました。僕はもともとモノクロやセピアの写真が好きなので、ぜひフィルムでの撮影もお願いできればとお伝えしていたんです。

 

スタジオでは、彦坂カメラマンが通称“シノゴ”という大判カメラ(4×5インチのシートフィルムを使用するカメラ)を持ってきてくれて、数十枚撮影しました。大きい筒みたいな特殊なカメラで、シャッターを押してからフィルムをバチーン!と引き抜くのですが、その作業が職人みたいでカッコよかったですね(笑)。もちろん、色合いも質感もかなり良くて、フィルムで撮った写真は僕もかなり気に入っています。写真集序盤は、モノクロの写真を多めに入れた構成にしてもらいました」

 

―スタジオで撮影した写真はもっとたくさんあったとか……?

 

「もったいないくらいたくさん撮りましたね。衣装数も4~5体あったので、写真集に使ってないものもあるんですよ。

 

スタジオでは雑誌などの撮影でも撮っていただくので、ファンの方も見慣れている安定感がある写真かなとは思うのですが、今回の写真集にはちょっと向かないかなと思い、泣く泣く少なくなりました。あくまで写真集のテーマは『BASIC』。僕の根幹、礎を表現したいと制作しました。ただ、スタジオの写真は僕も気に入っているので、見せられる機会があればとは思っています。」

 

 

―群馬編は無邪気で自然な笑顔が多くて、町田さんのInstagramや写真集公式ツイッターでの反響が大きいですね!

 

「新宿ゴールデン街やスタジオで撮った写真は、役柄などでの僕のイメージと一致しがちなので、逆に群馬で撮った写真は新鮮に思ってくれたのかもしれません。群馬での撮影は、本当に自分のゆかりの地ばかりを巡ったので、懐かしかったですし、自ら進んで遊んでいました(笑)。ロケも修学旅行みたいで楽しかったですし、僕の素に近いのは群馬で撮った写真のほうなので、そうした部分も知ってもらえたらいいなと思います」

 

―写真集には約20分のメイキングDVDもついていますね。

 

「制作風景ばかりでもインタビューばかりでもなく、ひとつの短編映画のようなカッコいい仕上がりになっています。いわゆる普通のメイキングDVDとは違って、かなり見ごたえもあると思います。

 

地元の友達や小学校の恩師に集まってもらい、焼肉を食べているシーンもありますが、劇団EXILEのメンバーといるときとは全然違う僕の様子も映っています。ちょっとカオスになりかけましたが、楽しかったですね(笑)。どんな友達なのか、僕がどんな感じで話しているのかなど、今まで皆さんにお見せしたことのない姿になっているかもしれないので、実は少し恥ずかしいのですが……(苦笑)」

 

 

―今年は初めて写真集も出されますが、初めて大学の学園祭でトークショーも行ったんですよね。

 

「そうなんです。全部で8校行かせていただきました。学生のパワーってすごいと改めて感じています。学生時代ってとにかく自由を謳歌できる若さがあるので、熱量がすごかったですね。

 

あと、ありがたかったのは、お客様の生の反応を感じられたこと。本当に貴重な機会をいただきました。実は俳優の仕事って、ファンの方の声を直接聞いたり、反応を感じられたりする機会があまりないんですね。もちろんSNSでのコメントなどで感想を聞くとありがたいのですが、カメラの前で演じて撮って編集されたものが数か月後に放送されるので、少し“時差”があるんです。映画の舞台挨拶ではお客様の前に立ちますが、自分の話をするのではなく、作品のPRですよね。

 

もちろん自分のトークショーなので、自分のことを話さないといけないのですが、実は僕、人前で自分のことを話すのが苦手で……。緊張しましたし、めちゃくちゃ汗もかきましたが、楽しんでくださっているのを直に感じられたので、僕も楽しい時間を過ごせました」

 

―1時間も自分の話をするのは、結構大変ですよね。

 

「当然、自分の話もするのですが、お客さんからの質問タイムもあるんです。どんな質問が来るかわからないので、焦りましたね(苦笑)。

 

例えば、『やってみたい役はありますか』など、俳優業についての質問から、『好きな女性のタイプは?仕草は?結婚、恋人に求める3か条は?』など、恋愛についての質問など、内容は多種多様です。変化球としては、『イチゴは好きですか?私は好きです』とか(笑)。

 

悩み相談も結構あって、『息子が山登りばかりしていてファッションに全く興味がないんですけど、どうしたらいいですか?』『緊張をほぐす方法はありますか?』、質問者が高校生なら『これから大学生になるんですけど……』『部活でこんな悩みが……』などなど。

学園祭の質問タイムでだいぶ対応力が培われたので、成長できた気がしています(笑)」

 

 

町田啓太ファースト写真集『BASIC』が発売中!

新宿・ゴールデン街で呑み歩く姿など大人の表情を映し撮った第1部、そして地元・群馬で思い出の地を巡りのんびり寛ぐ少年のような素顔をふんだんに切り取った第2部と、すべて撮りおろしの2部構成。29歳「俳優・町田啓太」の今まで見たことがない素顔写真が満載。本人への1万字ロングインタビューや約20分のメイキングDVD付き。

 

『BASIC』

撮影:彦坂栄治
価格:2700円+税
体裁:A4変形、DVD付き

詳報はBASIC公式TWITTER :@BASIC_MACHIDAへ。

 

町田啓太(まちだ・けいた)

1990年7月4日、群馬県生まれ。2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、 俳優活動をスタート。2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の村岡郁弥役でブレイクし、2018年、TBS系『中学聖日記』の川合勝太郎役やNHK大河ドラマ『西郷どん』の小松帯刀役など、次々と話題作に出演。これからは2020年1~2月、劇団EXILE原案プロデュースの舞台『勇者のために鐘は鳴る』、2020年1月31日公開予定、映画『前田建設ファンタジー営業部』などへの出演が控えている。

 

Photo_Kousuke Matsuki Text_Akiko Takada