Interview / 2026.01.13
佐藤ノアがbisで得たこと「モデルとしての土台を育ててもらえたと思います」
bisの創刊プレ号から登場し、レギュラーモデルを務めてくれた佐藤ノアさんが、bisでの日々を振り返ります。初めての撮影で感じた緊張やときめき、心に残る企画、そしてお気に入りのカット。誌面の裏側にあったストーリーをたどる。
佐藤ノアがbisでの日々を振り返る

トップス¥8,800、シャツ¥8,800/ともにリーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン) スカート¥75,900/ユハン ワン(レイ ビームス 新宿) メガネ¥44,000/イヴミン(ザ・フォーアイド) ピアス¥2,090/ゴールディ ソックス¥5,500/スウェーディッシュ ストッキング(グレープヴァイン バイ ケイスリー) シューズ¥66,000/レペット(ルック ブティック事業部)
bisに初めて出演したときの気持ちは?
初登場は、創刊プレ号(2017年「Tokyo Girls hair arrange catalog」)でした。初めての雑誌モデルとしての撮影で、どんな世界が広がっているんだろう、私はどんなマネキンになるんだろうと、胸が高鳴っていました。最初に出演した企画は、ヘアアレンジ特集。雑誌の撮影自体が初めてで、私にとってモデルとしてのスタート地点でした。当時の編集さんと打ち合わせをしたときに「レギュラーモデルとして出てください」と言っていただいて、“身長が低くてもモデルになれるんだ”と驚いたのをよく覚えています。
あなたにとってbisはどんな存在?
芸能生活を始めてから、ずっと側にいた存在です。私はbisと一緒に育ち、“モデル”という肩書をもらえたと思っています。撮影では、表情を作り込みすぎず、抜け感を大切にしてきました。目が大きく写らなくても、口が半開きでも、“ありのまま”の美しさこそが、bisの色。好きに生きること、自然でいること。bisは、どんな自分でも肯定してくれる存在だと思います。ふわっとした可愛さの中に、ちゃんと芯がある。そんな世界観に出合えたことが、私にとっての宝物です。
印象に残っている撮影や企画は?
私にフォーカスした単独企画(2020年3月号「She is here」)を組んでいただいたときの撮影が、特に印象に残っています。編集さんが「何がしたい?」とたくさん聞いてくれて、やりたいことをリストアップしたんです。そしたら「やりたいこと、全部叶えるよ!」と言ってもらえたことが衝撃で! 金髪ロングになりたい、制服を着たい……そんな願望を、bisの世界観に染めながら次々に実現してくれて感動しました。青空をバックに屋上で撮影した扉ページも、エモーショナルな雰囲気でとてもお気に入りです。
bisでの経験を通して、成長を感じたことはある?
「モデルはマネキンでいること」という意識を持てるようになったことです。bisでは、撮影現場での立ち居振舞いから、仕事への向き合い方まで、多くのことを学びました。里砂さん(中村里砂)とご一緒した際には、服の扱い方や現場でのマナーなど、言葉以上に大切な姿勢を教えていただきました。年齢を重ねることを前向きに受け入れられるようになったのもbisのおかげです。「そのときの年齢でいちばん可愛く、きれいでいられたらいい」という考え方が自分の中に根づいて、20代の前半と後半で求められることが変わっても、自然に楽しめるようになりました。また、身長が低い自分をファッションページに多く起用してくださったことで、服を可愛く見せる方法や、bisらしさの表現を常に意識するように。ポージングや表情の幅も広がって、モデルとしての土台を育ててもらえたと思います。そして何より、誌面を作る過程を間近で見られたことは貴重でした。デスクに自分の写真やメモ、資料が並んでいるのを見て、「こんなに丁寧に向き合ってくれているんだ」と胸が熱くなったのを覚えています。撮影は数時間でも、誌面になるまでには膨大な時間と情熱が注がれている。その積み重ねを知れたことで、表現者としても、人としても成長できたと思います。
これまででお気に入りのカットは?

Photography_Tomoya Nagatani(Will creative)
2018 年7月号「メイクのお悩み解決講座」
2018年7月号の「メイクのお悩み解決講座」企画です。“憧れの顔のbisガール1位”ということで、扉ページを飾らせていただいたのを覚えています。当時の私はまだ幼くて、礼儀も知らない未熟者でしたが、bisのチームのみなさんがあたたかく見守りながら、私のことを育ててくださいました。
NOAH’s Message
スケジュールの都合で参加できなかった一度を除き、創刊プレ号からほとんどすべての号に出演させていただきました。ここまで続けてこられたのは、応援してくださった読者のみなさん、そしてbisチームのみなさんのおかげです。私と一緒に時間を紡いでくれて、モデルとしての私を育ててくれて、本当にありがとうございました。また誌面でお会いできる日を、心から楽しみにしています!
Photography_Wakaba Noda(TRON) Styling_Sho Furukawa Hair & Makeup_Chiho Hatae(CEKAI) Model_Noah Sato Text & Edit_Miki Kuwamori, Arisu Onodera Cooperation_PROPS NOW