Interview / 2025.07.17
大原優乃「なりたい自分が見えてきた」美のアップデート記録
オルタナティブなマインドで、自分の美とひたむきに向き合う女性にインタビュー。大原優乃さんがアップデートを重ねながら育ててきた“私らしい美しさ”を辿っていく。
大原優乃の美の秘密に迫る♡
トップス(3ピースセット売り)¥13,510/ミーンデリ、タンクトップ¥8,470/キシニング(ともにハナ コリア) スカート¥8,800/ジユウバイ ラベルエチュード(アンティローザ) ピアス¥14,080/エイチ(ハチマルゴショールーム) 中に着たブルマ/スタイリスト私物
今日の撮影はいかがでしたか?
またbisさんの撮影に呼んでいただけてうれしかったです。シアー感のあるジャカードのスカートやブルーのアイラインで目元を囲んだアンニュイなメイクもbisさんならではで、すごくワクワクしました。
今号の全体テーマは「Alternative」です。美容においてこれだけは譲れないという自分だけの価値観はありますか?
自分の気持ちや考えを大切にすること。グラビアのお仕事をさせていただいている以上ボディメイクはつきものなんですが、昔は応援してくださる方の期待に応えたいとか、自分に求められていることを果たしたいという思いが強くて、自分の気持ちは後回しにがんばりすぎちゃっていたんです。いろいろな意見を目にしては悩んで、しだいに自分というものがわからなくなってしまったんですけど、やっと今この年齢になってなりたい自分が見えてきて、そこに向かって自分が今できることをするというスタンスに変えたら、だいぶ気持ちが楽になりました。
どんなスタイルが理想でしょうか?
触れたくなるようなふわふわ感があって、ポジティブオーラのあるボディを目指しています。そのために毎晩欠かさずマッサージガンや着圧レッグウォーマーを使ってむくみを解消していて、姿勢の改善に効果的なストレッチポールでのケアを続けています。自力で難しい部分はプロの方に頼って、週に2回パーソナルトレーニングにも通っています。すごくストイックに見られがちなんですけど、無理なく続けられることしかやらないと決めているので、ちゃんと習慣化できています。運動も自分でやるときはちょっと走るとか、筋肉をつけようと傾斜のある坂を歩く程度で。体を絞りたいときも食べないダイエットはしないで、運動の量を増やすようにしています。
美容との向き合い方で大事にしていることはありますか?
ボディケアにしてもスキンケアにしても毎日ちゃんと続けてやることが結果的に時間の節約につながると思っているので、毎日のケアを怠らないようにしています。15分だけでも湯船に浸かるとか、簡単なストレッチでその日のうちにむくみを取っておくとか。保湿もそうですね。いつ大事な撮影が入るかもわからないですし、トラブルが起きるたびにメンテナンスに行けるかといったらそうではないので、自分でできることをやって、毎日自分が納得した状態でいられるように心がけています。
スキンケアはどんなこだわりがありますか?
前まではクリームとかオイルをメインに保湿していたんですが、あるとき美容サロンの先生に診てもらったら、それがニキビのできやすい原因になっているうえに、本当に足りていないのは水分だと言われて。そこからは保水重視で、韓国で話題になった〝7スキン法〟を取り入れました。化粧水を7回にわけてつけるだけのシンプルなやり方なんですけど、毎日続けていたら肌がもちもちするようになってきて。そうやって丁寧に水分を入れてあげるほうが自分の肌には合っているんだなと思いました。5、6回を超えたあたりからはもうこれ以上入らないよ、というくらいに肌がひたひたしてきますし、7回終わったときには毎度達成感でいっぱいになります(笑)。
自分の声とか体のサインに敏感でいたい
美容をがんばろうと思ったのはいつごろでしたか?
10代のころからほぼすっぴんメイクでの撮影が多かったので、自分できれいな肌を作らないといけなかったんです。それでなるべく肌荒れしないような生活を心がけていたんですけど、3年前くらいにストレスからニキビが顔中にできてしまったことがあって、そのときにスキンケアを見直したりしました。ニキビって本当に頑固なんですよね。何をしても治らなくて、3カ月くらいブルーだったんですけど、最後に行き着いた表参道の松倉クリニックでアクティブAという内服薬を処方してもらったら、今まで悩んでいたのが嘘みたいにニキビが落ち着いて、びっくりしました。今もニキビができそうなときに予防みたいな感じで飲んでいます。
「人生が変わった!」と思った美容法やアイテムとの出合いはありますか?
先ほどお話しした松倉クリニックのアクティブAと、あとはミノンアミノモイストのエイジングケアオイル。このオイルだけは常に持ち歩いていて、乾燥が気になったときにすぐ塗るようにしています。何度塗り直してもそこまでべたつかないのと、朝も乳液に1、2滴混ぜて顔全体になじませればメイク持ちがよくなるので一日中手放せないです。
インナーケアで意識していることはありますか?
生活習慣が乱れないように毎日できる限り睡眠は取ることと、腸内環境を整えてくれるサプリを日常的に飲んでいます。食べるものによっては腸内環境が乱れて体調不良とか肌荒れにつながってしまうこともあると思うので、ずっといい状態をキープできるようにお守りとして常備しています。
この先も「美」をキープするために続けていきたいことはありますか?
自分の声とか体のサインに敏感でいたいなと思います。年齢とか体の変化によってそのときどきで合うものが変わってくると思うので、そのときの自分に合った適切な方法でケアできたらいいなと思います。あといつまでも若くいたいというよりは、いい意味で年相応でいたいという気持ちがあります。しわのひとつひとつが役を演じるうえではチャームポイントになりますし、そういう変化も楽しんでいきたい。周りからの目とかルールに縛られずに自分自身と向き合って、ヘルシーに生きていきたいです。
大原優乃がやっていることを教えて!
skin
基本的には皮膚科の先生の指示を仰ぎながら、自分の肌に合ったものを大事に使い続けるようにしています。理想は「素肌がいちばんきれい」と言われるような状態。顔も皮膚が薄いぶんちょっとしたニキビやごわつきが目立ちやすいので、肌荒れを起こさないための生活を日々意識しています。
body
全身の皮膚が薄いので、ボディクリームなど肌に塗るものは気をつけて選ぶようにしています。スタイル維持の方法は月に数回通っているピラティスと過度なダイエットをしないこと。甘いものを食べた翌日の食事量を調節したり、無理のない範囲で持続できることを心がけています。
hair
髪の毛が硬くて太いタイプなので、なるべくごわついて見えないように、きれいな頭皮環境をキープするようにしています。定期的に美容室に行って頭だけでも洗ってもらったり。自宅ではトリートメントをがんばっていて、髪の隅々まで行き渡るようにコームを使いながら丁寧にケアしています。
大原優乃
1999年10月8日生まれ、鹿児島県出身。’09年にダンス&ボーカルグループ・Dream5としてCDデビュー。’17年にグラビアデビューし、瞬く間にブレイク。今年2月に発売されたデビュー15周年記念の写真集『√25』は発売後即重版が決定し、デジタルでは小学館の歴代1位を更新と大ヒット。俳優としてもドラマ『ゆるキャン△』シリーズ(’20〜’21年)、『おいしい給食season3』など多数の話題作に出演。現在Netflix映画『新幹線大爆破』が配信中。
Photography_Kaori Akita Styling_Hitomi Imamura Hair&Makeup_Aya Murakami Model_ Elaiza Ikeda,Yuno Ohara Interview_Yuri Tokoro Text & Edit_Miki Kuwamori Coopration_ BACK GROUNDS FACTORY