Interview / 2024.12.29
なにわ男子 大橋和也の理想像。「宇宙の人達からも“大橋くんに背中を押された”って言われたい」
アジアツアーを開催中のトップアイドル、なにわ男子の大橋和也さんが登場。前回(2022年7月号)から2年経ち、アイドルとしても俳優としてもいろんな表情を見せてくれる。進化し続ける彼のなりたい理想像とは?
大橋和也が2年ぶりに語る♡
bisは3度目の登場です。衣装はいかがでしたか?
いろんなジャンルの服を着れたことがうれしかったですね。なかなか自分では選ぶことがないようなものが多かったので、ああ、こういうのも自分に似合うんだなって、新たな発見もありました。今までレザージャケットのコーディネイトをしたことがなく、いちど試してみたかったんです。なので、ロングのレザーコートが着れたこともうれしかったですね。サングラスも普段あまりかけないので楽しかったです。この色のサングラスええなって思いました。
今号のテーマはIdeal。理想や憧れという意味ですが、この言葉を聞いてイメージすることはありますか?
憧れの存在は先輩。いつも中居(正広)さんや大野(智)さんの名前をあげていますが、ふたりのようになりたい、というよりも人柄や魅せ方が好きなんです。先輩として尊敬していて憧れてはいるけれど、自分には自分の魅せ方があると思っているのでふたり以上のことができたらと思っています。ライバル、という言葉は少しおこがましいんですが、僕にとってふたりはライバル的な存在でもあるんです。この人達を超えたい、超えるためにがんばっていきたいです。ふたりに共通するのはオールマイティな活躍をされていることとギャップがあること。歌も踊りもできるすごい人達なのに、喋ったらすごく独特な雰囲気がある。中居さんは喋りも達者でMC力が抜群です。台本にたくさん書き込みをしていたりして、裏でとても努力をしているけれど、それを極力見せないようにしている姿もすごいなって思います。逆にその努力が見えないようにしながらあれだけのバラエティ番組をこなしているのもすごい! 大野さんは口数が多いほうではないけれど、発する言葉の一言一言が爆弾のように破壊力があるんですよね。ふたりとも唯一無二の存在だと思います。そんな偉大な人達よりもすごいものを見つけたい!という思いがあります。
理想とするアイドル像は?
オールマイティに活躍することなんですが、自分だけが気持ちいいとか、楽しいとか、独りよがりになることなく、僕を見てくださっている方々が笑顔になってくれたり「大橋くんががんばっているから私もがんばろう!」と思ってもらえるような、誰かの背中を押してあげられる存在になれたらいいなと思っています。
今、まさにそんな存在のように感じますがどうですか?
いやいや、まだまだですね。日本だけでなく、世界に、いや宇宙の人達からも「大橋くんに背中を押された」って言われたいです(笑)。
宇宙までですか?
はい、宇宙平和を願っています(笑)。いつか宇宙へ行ってみたいと思っているんです。遠い世界に行ってみたいし、住んでみたい。別の星でも地球みたいに生活している人がいるんじゃないかと思うんです。この世界、無限やからね。いつになるかわからんけど、ロケット飛ばして行ってきますよ。でもその前に世界平和を祈ります。平和で幸せがいちばんやと思います。
理想の男性像や生き方は?「余裕が欲しい」
理想の男性像はありますか?
落ち着きがあって余裕のある人ですね。喋り方とかもスマートな感じで。やっぱりダンディさが必要ですよね。イケメンやけど、年を重ねるにつれてまた違った、イケおじ感が出せるようになるのが理想です。
理想の生き方を教えてください。
僕はいつも仕事に向かうときとか、1時間から1時間半前に起きるんです。自分のルーティンがあって、シャワーを浴びたりストレッチしたりしているんですが、それを一切なくしたい。家を出る10分前に起きて、歯磨きして着替えてササッと出かけられるくらいの生き方がいいなと思っています。時間に追われるのがめっちゃ苦手なので早く起きてしまうんですが、余裕のある生き方をしていれば10分前に起きてチャチャッと支度して外出できますよね。でも自分には無理なんです(笑)。ちゃんとストレッチしないと1日が始まらないって感じです。1時間半前に起きてルーティンを全部やっていてもギリギリなんです、すごくせわしないですよね。
身軽になりたいですね。
常に動いていないとダメなタイプなんです。何か時間がもったいないと感じてしまう。家にいるときでも、常に何かしていないといけないと思ってしまう。本当は「家のソファでボーッとする時間がいいんですよね」なんて言えるような余裕が欲しいし、そういう生き方がしたいんですが、家でもずっと何かをして動いています。何かを食べてる、ソファに座っていてもテレビを見ていたり、ゲームしたり携帯触っていたり、本を読みたくなったり漫画を読んだり。小さいころからそうなんです。常に何かやっていました。小学生のときは登校する40分前くらいに起きていて、中学生になったら1時間前からルーティンしていました。両親の影響とかまったくなくて、僕だけがそうしていました。きれいに整えてから外に出たい、みたいな。
お部屋もきれいにしているんですよね。
はい、めっちゃきれいです。ミニマムっていうよりも部屋に何も置きたくないタイプです。机の上にもものを置きたくないので、置いたとしてもアートっぽくするか家の一部のようにしないとですね。リモコンとかも出しておきたくないので引き出しにしまっています。配線が出ているのも嫌なので、オーダーメイドでテレビ台を作りました。ビデオも何もかも見えないようになっていて、テレビの画面しか出ていません。冷蔵庫もキッチンと一体化した感じになっているので生活感のない部屋になっていますね。
前回取材した2年前は部屋が真っ白だと話していました。
今は模様替えをしたのでベージュになっています。以前は白とグレーだったんですけど、何か温もりがないなと感じてきたんです。見た目はよかったんですけど、ある日家に帰ったら、ちょっと緊張じゃないけど部屋の中にいても張りつめた感じがしたんです。なんでやろうって思ったら、原因は色やったんです。
2年経ってこだわりに変化があったんですね。
理由はわからないんですけど、木の温もりが欲しくなりましたね。全部がウッディなわけではないんですが、全体的にベージュの部屋になりました。
憧れの国、行ってみたい国はありますか?
タヒチ島の少し手前にある“太平洋の真珠”と言われるボラボラ島ですね。海の上に浮かんだコテージがいいな~行ってみたいな~って、もう高校生のころから思っていました。めちゃくちゃきれいな透明度が抜群の海で泳いでみたいな。
大橋和也
1997年8月9日生まれ、福岡県出身。’18年、なにわ男子のメンバーに選ばれ、活躍の幅を広げる。’21年『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビュー。いつも元気いっぱい明るい笑顔で人気を集める。現在は人気化粧品ブランド「Anua」のCMキャラクターを務め、ドラマ『民王R』(毎週火曜21時/テレビ朝日系)にも出演中。
Information
映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
12月13日全国ロードショー。全世界、累計1100万部突破の児童小説が待望の実写化。小学校の新米教師・等々力小太郎(大橋和也)の耳に“銭天堂”という不思議な駄菓子屋の噂が入ってくる。「願いを叶える駄菓子を売っているが、使い方を間違えるととんでもないことになる」と。やがて、銭天堂の駄菓子を買ったらしい周囲の人々の様子がおかしくなり……?
Interview_Izumi Takeshima