Interview / 2024.09.25
佐藤勝利が永遠に続いてほしいと願うもの。3人でのツアーを終えたtimeleszの近況も報告
佐藤勝利さんをbis視点で描写する連載“bis homme”。第24回のテーマは永遠を意味する「Eternity」。永遠と通ずる、色褪せないという意味を持つ、新しいグループtimeleszの近況を語る。永遠に続いてほしいと願う、かけがえのないすべてを大切に、この一瞬一瞬を重ねて。
3人でのアリーナツアーで実感したこと
(菊池)風磨くん、(松島)聡くんと3人で4月から活動を始めたtimelesz(タイムレス)。タイムレスは色褪せない、永遠のものという意味があります。6月から3カ月間、3人でのアリーナツアー『We‘re timelesz LIVE TOUR 2024 episodo 0』をやりましたが、お客さんの反応がとてもあたたかかったんです。今まで以上に盛り上げよう!としてくれているのをすごく感じられる盛り上がりでした。うれしかったですね。また、衣装担当さんなどライブチームは誰一人として変わっていないんですけど、スタッフさん全員でtimeleszになったら何を変えたらいいのか、何を変えないほうがいいのかとめちゃくちゃ考えてくれました。言葉で表現するのは難しいけれど、衣装も少し変化があって、こういうビジュアルでいくと改めて一歩踏み出した感じが出るんじゃないか、と意識して作ってくれました。そんな周りの方々の気持ちもうれしい限りです。オーディションもありますし、これから新しいメンバー編成になっていく予定ですけど、僕達3人の基盤が緩んでいたらどうにもならないし、今後成長していくこともできない。ベースをどれだけ魅力的になおかつ強化していくのか、どれだけ3人の結束が固まってしっかりとした土台になれるのかだと思うんですが、それが今は自然とできているんですよね。風磨くんや聡くんとは10年以上やってきたのである程度の基盤はできてきていたとは思うんですが、今は自信を持って人を集められる、新しいメンバーを受け入れられる、そんな3人になれていると思っています。プライベートもそうですけど、お互いに意識し合えていて、それが強い土台になっているので、そこにいろんなものを積み上げていくこともできる体制になりました。今はオーディションが楽しみなんです。人って会って初めてわかることがたくさんあると思うし、僕は人を見るのが好きなんですよね。行動や表現から学ぶこともあるし、いろいろな個性を持っている人がいるので見ていて楽しいんです。年齢性別にかかわらずたくさんの人と会ってきましたけど、僕が初対面の人に感じた第一印象はその後もブレないことが多いんですよね。
今、願う永遠「ビジュアルだけじゃなく、生き方」
永遠に続いてほしいことはすべてですね。timeleszをはじめ、自分が関係すること、家族や友人など自分が愛しているものなど全部かけがえのないもの。続かなくていいことなんてひとつもありません。大きく言ってしまうと、自然もそう。もっともっと大事にしないといけないんじゃないかと切に思っています。もう真剣に考えなければならない状況ですよね。永遠の命が欲しいか、と聞かれたら「いらないです」と即答します。なぜって、制限がないと何もやらなくなっちゃうと思うんです。人間ってそうじゃないですかね。時間に限りがあるからがんばれるんじゃないかと僕は思っています。今は男女問わず、若さや健康を保つアンチエイジングみたいなところが意識されていますけど、僕はかっこよく朽ちていきたい。ビジュアルだけじゃなく、生き方ですよね。ビジュアルで勝負している世界に生きているのに何で?と思われてしまうかもしれませんが、見た目だけで勝負していたら輝ける時間は短いんじゃないかと。要素として見た目はすごく大事なものですけど、それだけではやっていけない。35歳くらいから内面が顔に出てくるようですが、生き方が見た目に現れるんですよね。かっこよく年を重ねていけたらいいなと思っています。
田中樹さんとの新番組がスタート
5月から田中樹くんと『あべこべ男子の待つ部屋で』というトーク番組をやっています。間宮祥太朗さんがゲストに来てくれた回で「3人でアウトドアに行こう!」って話が出たんです。まだ実現はしていないんですけど、間宮くんが「今、こんなのやってるよ」ってキャンプ場から3人のグループLINEに連絡をくれました。そこにはアヒージョの写真もありました。番組に来てくれたときに樹くんがおもてなしで出したアヒージョを真似して作ったみたいです。あのアヒージョ、すごく美味しかったんですよ。白だしがアクセントになっているのかな、おすすめです。番組では間宮くんに「タメ口で話す」っていうのがお約束になっていたので、LINEでもほんの少しだけタメ口になったり、やっぱり普通に敬語になったりして、そんなやり取りを間宮くんはおもしろがってくれているようなので、僕も楽しいんですよね。早く3人でキャンプに行ける日が来たらいいなと思っています。
今年もなんだかんだと忙しいから、ちゃんとしたアウトドアに出かけられていないので、仕事が一段落したら行きたいな、って思っています。ツアーや『〜SHOCK』(舞台『Endless SHOCK』)が終わってもオーディションがあるし、なかなか難しいのかな。でも焚き火したいんですよね(笑)。焚き火があればそこでお料理もできるので。山に行ってキャンプをする日が待ち遠しいです。
Interview_Izumi Takeshima