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Interview

Interview / 2024.08.27

NGT48 10thシングル・トリプルセンター藤崎未夢、小越春花、大塚七海インタビュー 「新生NGT48をお届けしたい」

2015年グループ誕生以降、新潟を拠点に活動を続けているNGT48の約1年振りとなる10thシングル『一瞬の花火』が、8月28日(水)に発売。NGT48として10枚めの節目となる今作は、清司麗菜、奈良未遥、西潟茉莉奈のグループを支えてきた1期生メンバーのほか、昨年12月に研究生から正規メンバーに昇格した3期生の北村優羽、水津菜月、杉本萌と、同じく昨年12月にお披露目されたばかりの4期生・磯崎菜々の4人が選抜メンバーに抜擢! 新生NGT48をイメージさせる全11名の選抜メンバーによる作品です。さらに、センターは、ドラフト3期生の藤崎未夢、2期生の大塚七海、小越春花の3人! AKB48グループの歴史上でも初となるトリプルセンターに抜擢された3人に、節目となる10枚めシングルセンターに抜擢された思いや意気込みから、挑戦してみたいファッションまでインタビュー。

NGT48藤崎未夢、小越春花、大塚七海インタビュー

――NGT48の記念すべき10枚めシングル『一瞬の花火』は、初めてのトリプルセンターとなりました。その3人に選ばれた気持ちを教えてください。

小越 最初は、私でいいんですか? みたいな気持ちになりました。私は3年前に6thシングル『Awesome』で単独センター、1stアルバムに収録された『しそうでしないキス』で、中井(りか)さんとダブルセンターをやらせていただいたんですが、後輩たちがたくさん入ってきたり、先輩たちがどんどん卒業されていき、NGT48が変わっていくときに、自分のグループでのポジションはセンターではなくなったかなと考えていました。なので、今回トリプルセンターのひとりに選ばれたときは、私でいいんでしょうかという気持ちになりました。トリプルセンターは初めてのことなので、楽しみもあるし、不安もありますが、自分たち発信で取り組んでいくことが大事かなって思います。未知の世界に足を踏み入れる感じです。個人的には、ソロセンター、ダブルセンター、トリプルセンターと、とてもありがたい経験をさせていただけて、感謝しかありません。

――5枚めシングルに続き、2回めのセンターとなる藤崎さんはどう感じましたか?

藤崎 5枚めシングルの『シャーベットピンク』も節目のシングルでしたし、今回も10枚めということで、グループにとって節目のシングルでセンターを務めさせていただけるというのは、とてもうれしいですし、特にこの10枚めに関しては、ちょうど1年くらい前から、またセンターに立ちたいという気持ちを持って活動してきたので、目標が叶えられてすごくうれしかったです。トリプルセンターは、まったく予想してなかったですが……。でも、ひとりでセンターを経験したときにその重圧もすごく感じて潰れそうになったこともあったので、今回3人でやらせていただけるというのはすごく安心感がありますし、グループにとっても初めての試みなので、すごく楽しみです。

――センターをもう一度やりたいと、ファンの人に伝えていたんですね。
藤崎 はい。5枚めシングルの『シャーベットピンク』のリリースから去年で3年経っていたんですが、それまではずっと初めてセンターをやったときの大変さが勝ってしまっていて、自分はもうセンターに立つような人じゃないと思っていたんです。でも、先輩方の卒業が続いていたり、自分の立場もキャプテンになって、グループを引っ張っていくことが多くなっていくなかで、シングルのセンターになってグループの顔として引っ張っていけるようになりたいという気持ちが芽生えてきたんです。で、去年の今頃、ファンの方にもう1回センターに立ちたいと言葉にして、その目標に向かって頑張ってきました。

――決まったときは、ファンの方の反応も凄かったのでは?

藤崎 はい。すごく喜んでくれました。

――大塚さんは今回初めてのセンターですね。

大塚 初めてこのポジションに立たせていただくんですけど、ずっと目指してきた立ち位置なので、選んでいただいたときはもう率直にすごくうれしかったです! センターが初めてで、まだ何もかもがわからないのですが、まずは自分のこの立ち位置を、私以外の人にも認めてもらえるような活動をしていきたいし、ふたりはセンター経験者なので、それぞれいろいろな思いを背負ってセンターに立ってきたと思うので、私もこのポジションにふさわしい立派な人になれるように頑張っていきたいです。

――今回、SHOWROOM配信中の発表でしたが、名前を呼ばれたときの感想は?

大塚 めっちゃ泣きました。ファンの方の反応を見ていたら、本当にうれしくて……。この立ち位置を夢見て活動してきたので、7年目でようやく叶ったことが何よりうれしくて、涙が溢れました。

――3人にそれぞれの魅力語っていただきたいです。まずは、小越さんから藤崎さんの魅力を紹介してください

小越 未夢は、本当に偉いです。
藤崎 なんで〜。
小越 提出物も早いし(笑)、ほんとにしっかりしてる。で、コツコツ努力する、何においても。パフォーマンスもそうだし、SNSも自分磨きもほんとにコツコツ、毎日絶対サボらない。ズボラな雰囲気がまったくなくて、私と七海とはぜんぜん違うんです(笑)。未夢が、メンバーの模範になってやってくれるから、やらなきゃと私達も引っ張ってもらっている感じです。キャプテンとしても本当に優しいし、後輩の面倒もすごい見ています。初期の頃は、あんまり人と話すのは得意じゃないと言ってたから、こうして克服しているのを日々近くで見ていて、すごく尊敬します。

――それでは、藤崎さんには大塚さんの魅力をお願いします。

藤崎 七海はほんとに謙虚! とにかく腰が低くて、先輩に対しても後輩に対してもすごく優しいんです。でも、最近は後輩たちに対してしっかりとアドバイスをしている姿も見ます。何か言われたときにアドバイスがスッて入ってくるのは、日々の七海の謙虚さがあるからだなって思います。あとは、七海は本当に努力家。こうしてセンターに立つまで頑張ってきた話を聞いていても、努力の賜物だなって思います。

――大塚さんには、小越さんの魅力をお願いします。

大塚 今まで口に出して言ったことはなかったんですけど、私は春花はを初めて見たときから、見えないオーラを感じていました。オーディションのとき、別の子に、「あの子はセンターに立つ気がする」と予言していたんです。これは本当の話なんですけど、何か見えないすごいパワーを放っていたというか……。それと、春花は誰よりも自分を客観的に見ていて、メンバーに悩みを相談したり、自分の弱さを見せることがないんですが、本当はすごくネガティブなので、胸の内ではいろいろ考えてるんだろうなと思いつつも、何を任せても何を振ってもできちゃうので、私だけじゃなくて、メンバーや運営の皆さんにも安心感があると思います。MCとか無茶振りしても、嫌な顔ひとつしない。私より4つも年下なのに、昔から本当にしっかりしているんです。ちゃんと自分を客観的に見て、どうしたらいいかを初期の頃からずっと考えていて、自分の道をちゃんと見つけて、センターに立ったり、演技のお仕事したりして、本当に尊敬しています。
小越 そんな話初めて聞きました。うれしいです。

――新曲『一瞬の花火』の見どころをそれぞれ教えてください。

小越 昔、恋人と見あげていた花火を、今はその場所でひとりで見つめているみたいなせつない歌詞です。最後の方の「愛するとは〜」から「何があっても離さずに」までのところが、とてもせつなくて好きです。主人公の僕が成長して、あの手を離さなければよかったとか、後悔が生まれたり、気づきがあったり、好きな人と見つめてた花火のことを、その当時よりもすごく深く感じて、大切な思い出を記憶に残すことができているのがいいなって思います。

藤崎 この曲のメロディーのなかに歌詞に合わせるかのように、花火の音が入っているんです。盛り上がるところには、すごく強い花火の音、でも落ちサビに向けてはちょっとしっとりとした単発の花火の音、で、最後のチリンって風鈴の音で終わるところは、歌詞の気持ちとリンクしたような花火の音……。風鈴の風情ある音が一緒に聞けるところも、夏らしくてすごく好きです。

大塚  私がNGT48の曲で好きなのは、曲調は明るいのに歌詞がどこかせつないといころなんです。今回の『一瞬の花火』もまさにその通りの楽曲で、もうまさに神曲です! 未夢が言ったみたいに花火の音が入ってたり、みんなそれぞれ学生時代とかの胸がキュッとするような思い出があると思うんですけど、この曲を聴いて思い出してもらえたらいいなと思います。

――話は変わりますが、暑い夏がまだまだ続いていますが、この夏のマストアイテムを教えてください。

小越 私のマストアイテムは、日焼け止めです。日焼け止めを塗りながら歩いています。家で塗って、50メートルくらい歩いたら、また塗って。ミストタイプも持っていて、シュッとかけながらとか、とにかく日焼け止めと一緒に歩いてます(笑)。

藤崎 私のマストアイテムはスクラブです。最近、本当にスクラブにハマっていて、全身ボディ用、頭皮用、フェイス用あとリップ用も使っています。特に頭皮用のスクラブが今いちばんはまっていて、サボンのスクラブなんですけど、それ使うとすごいスースーするんです。その後のシャンプーの泡立ちもすごくよくて。頭と体はお風呂の中で、お顔は毎朝、リップは寝る前にとか。時間帯は違うんですけど、でも、毎日全身スクラブでスッキリしています。

大塚 私のマストアイテムは、ハンディファン。ちょっと流行に乗り遅れてる感はあるんですけど、最近やっと買って(笑)。東京や新潟の街を歩いていると、女子高生がみんなファンを常に持っていて、こんな小っちゃいのにそんなにいいのかなと思って買ってみたら、快適すぎて! これは新潟の夏には持ってこいだなと。私のはかなり小っちゃめなんですけど、風量もぜんぜん強いですし、手放せないです!

――この夏、挑戦したいファッションはありますか。
小越 シアーシャツだったり、シアーのブラウスだったり、シアー素材のものが可愛いなって気になっています。最近、シアー素材のビスチェが流行っているので、夏はパールのビスチェをシアーシャツと合わせたりして、カジュアルな可愛い感じに着たいと思います。

大塚 私、普段私服が白黒、グレーみたいな落ち着いた色味が多いので、この夏はビビット系のカラーとか、パステルカラーとか、そういう可愛い、ちゃんと明るい色味のあるお洋服をたくさん着て、夏を楽しみたいなって思っています。

藤崎 夏になってサンダルを履く機会が多くなったので、フットネイルをしたいなと思っています。普段、手はジェルネイルをしているんですけど、セルフでもジェルネイルできるようになりたいなと思っていたので、まずはフットから練習してみようかなと、セルフジェルネイルを始めました。

――最後に、あらためて新曲『一瞬の花火』と今後のNGT48の意気込みをお願いします。

藤崎 今回10枚めシングル『一瞬の花火』を8月28日にリリースさせていただきますが、トリプルセンターというグループにとって新しい形であったり、去年NGT48に加入したばかりの4期生の子が選抜に入ったり、グループのイメージがガラッと変わることになると思うので、このシングルを通して新生NGT48を、皆さんにお届けできたらいいなと思います。これからもNGT48の応援、よろしくお願いします。

撮影_木村哲夫