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Interview

Interview / 2024.08.08

元Juice=Juice・稲場愛香|あざと可愛さの裏にあるストイックな一面「ひとりになってから意識は変わりました」

ゲストの人間性に迫るコーナー、カフェ・ド・人間性。今回は、最近ソロデビューをした元Juice=Juiceの稲場愛香さんにお話を聞きました。いわゆる“あざと可愛い”タイプに見られがち(本人談)な稲場さんですが、根はかなりストイックみたいです。

水野しずが稲場愛香の人間性に迫る!

ゲスト:稲場愛香

2022年5月にJuice=Juiceを卒業。今年4月に1stシングル『圧倒的LØVE/Pink Temperature』をリリースし、ソロデビュー。4歳からダンスを習っていて、踊ることが大好き。

聞き手:水野しず

聞き手、イラストレーター。

水野しず(以下、しず):ソロデビューおめでとうございます。

稲場愛香(以下、愛香):ありがとうございます。4月17日に、1stシングルをリリースしました。まさかアイドル卒業後に自分がソロデビューするなんて思っていなかったので、びっくりしました。

しず:ソロデビューを意識して、Juice=Juiceを卒業したわけではないんですね。

愛香:はい。今日みたいな撮影をしたり、活動の幅を広げていきたいなと思って卒業したんですけど、まさかソロデビューできるなんてまったく予想もしていなかったです。

しず:ひとりでやるってぜんぜん違うし、勇気がいると思うんですけど、どうですか?

愛香:プレッシャーは毎回すごくあります。楽曲を初めて披露する場だったり、初めてのリリースイベントだったり、そういうものへの緊張感がすごくて、向き合わなければいけないことはあるんですけど、そのぶん自分ががんばっただけ自分に跳ね返ってくるというか。私が歌うことで見に来てくれる方がいるとか、そういうことがうれしいです。もちろん、地方とかへ行って集客に苦戦していることも現実としてあるんですけどね。

しず:現実を見ながらという感覚って、ひとりで活動するようになってから意識するようになった?

愛香:グループのときももちろんあったんですけど、自分ひとりではどうしようもできないことがありますよね。でも、ひとりになってから意識は変わりました。

しず:ひとりが合っているなと思います?

愛香:昔、占いで「ひとりが向いてるよ」って言われたことがあったんです。

しず:合ってそうですよね。経営者に向いていると言われたりもしませんでした?

愛香:言われました! 女社長が向いているって!

しず:意外と男気があるタイプなのかなと感じます。

愛香:あはははは(笑)。

しず:何歳くらいから人前に出ていたんですか?

愛香:4歳から歌とダンスを始めて、小学校5年生で本格的にダンスを習うようになって人前に出るようになりました。

しず:NHK紅白歌合戦にもバックダンサーで出演していたんですよね。

愛香:はい。ダンス一筋でやってました!

しず:始めたころから本格的にやっていたんですか?

愛香:4歳のころはあまり記憶にないんですけど、気付いたら踊ってたって感じで(笑)。でも、小学校5年生で入ったダンススクールのクラス分けで基礎クラスになって、初めて挫折を味わったんです。体験レッスンを見た先生がクラスを決めたみたいなんですけど……。入ってから、最終的に1年半~2年くらいで特待生になったんですけど、その2年間でだいぶ変わったなって思います。

しず:私はダンスをやったことがないからわからないんですけど、最初に基礎クラスだったのはなぜなんでしょうか?

愛香:たぶん、それまでは小さかったこともあって、どちらかというとアイドルに近い踊りをやっていて。それが、やったことのないようなジャンルだったからだと思います。

しず:それはそうですよね。やったことがないなら、できないのが普通です。

愛香:そこからがんばりました。

しず:それ以降、ダンスがメインの生活だった?

愛香:学校以外の時間はずっと踊ってました。

しず:物心ついたときからそうやって夢中になれるものに出合えるって最高ですね。中学生や高校生くらいのころに、ダンス以外に興味があったものは?

愛香:そのころはアイドルを好きになっていて、歌に興味が出たり、演技レッスンを受けたりしてました。ハロプロのことも、それくらいから好きになっていったと思います。

Artwork&Interview_Shizu Mizuno