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Interview

Interview / 2024.04.24

佐藤勝利、Sexy Zoneというグループ名からの旅立ち「悲しいけれど、それを超える期待感を持っていたい」

佐藤勝利さんをbis視点で描写する連載“bis homme”。第22回は、「Journey」がテーマ。Sexy Zoneというグループ名からの旅立ちからこれからの未来を見据えて今思うことを語る。

グループ名変更やメンバーの卒業について思うこと

人生は旅のようなものと言いますが、僕の人生もいろいろありました。これからもあると思いますが、4月1日からグループ名も変わります。ケンティ(中島健人)が旅立って3人で新たな活動が始まります。応援してくれているファンの方々は寂しく感じると思いますが、僕達にとっては名前を切り替えるのではなく「Sexy Zone」はここでピリオドを打つ感覚でいます。悲しい気持ちや変えなきゃいけないんだという思いを無意識に防いでいるのかもしれません。いや意識的なのかな。寂しいという気持ち、それはマリウス(葉)がいなくなったときに感じていたし、僕達にとっては後ろだけを見ているわけにはいかない、先を見据えていかないとなので。もちろん悲しいけれど、それを超える期待感を持っていたいなと思っています。僕達は名前のこともそうだし、ケンティのこともちゃんと話し合いながら、整理しながら進めてきたってことを理解してもらえたらうれしいです。「Sexy Zone」って言葉はずっと残るんだし、再開するかもしれないし、しないかもしれない。僕はいつかまたできたらおもしろいんじゃないかと思うんですよね。3人体制もいろいろとおもしろいことが待っていると思うし、可能性は広がっていくと思っています。

「Sexy Zone」は5人分のコントローラーだった

SNSやサブスクとか解禁されてきたことも多いのでどんどん活用していきます。ケンティという存在は大きな可能性だったと思うけど、旅立って行く以上、それに勝るようなことを考えていこうと思っています。でもね「Sexy Zone」よりおもしろいことが見つかるんだろうかってぐらいおもしろかったんですよね。

「Sexy Zone」っていうコントローラーが5人分あって、それぞれが握っていたんです。ひとりだったら何でも自由に動かせるけど、ふたりでやると自分が真っすぐ行きたいのに相手が左に動かしたりしちゃって「えー!そっち?」って思うけど、結果的にひとりじゃ辿り着けない所まで行けたりして、こんな所まで行けるんだって発見もあるし、楽しかったりする。それが3人になると倍増して、5人になるととんでもなくおもしろくなる。いろんな方向に行っちゃうからしっちゃかめっちゃかで大変なんだけど(笑)。5人で操作しているのに、たまに、自分だけでコントローラー持ちたがる人もいたりして、でもそれもまたいいんだよね。自分の思い通りに進まないからもどかしさもあるんだけど、うまくいったときのおもしろさったらないんですよ。ライブなんて特にそうでしたね。「Sexy Zone」という言葉を、今後はどういう風に使われたり捉えられたりするかはわかりませんが、どんな形であれ、愛されていてほしいですね。ジョークで使われてもいいですし(笑)。そして新しい名前もよろしくお願いします!

※4月1日発売2024年 5月号より抜粋

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