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Interview

Interview / 2024.03.20

佐藤勝利が実践するスキルの学び直し「ひとりでもレッスンを受けに行っていたし、岸優太と一緒に…」

Sexy Zoneの佐藤勝利をbis視点で描写する連載“bis homme”。第21回は、「Oneself」をテーマに、自分自身について改めて考える。自主的に通うトレーニングでのスキルアップについても語ります。

佐藤勝利が語る「自分のために必要なこと」

自分を磨くことも仕事のためにしていることが多いのかな。実は僕、怠惰なんですよ。人間って楽なほうへ行きがちだし、一度坂道を転がってしまったら、戻るのって大変ですよね。それがわかっているので、自分を律して坂道を登るようにしています。アイドルという仕事は、いつでもどんな角度からも見られて評価されるもの。誰からも見られることがない状況になったら、いい作品を作ろうとがんばったり、パフォーマンスのために努力をしたりしなくなっちゃうと思います。誰でもそうだと思いますけど、目的とか何かのために、ってことがないとなかなか前に進めないです。もし、アイドルになっていなかったらどうなっていたのかな。事務所に入るまでは容姿についてまったく気にもしていなかったし、モテようという気持ちもなかったです。それより、きょうだい達の話にどうついていくか、どうやったら笑ってくれるかって日々考えていました。9歳年上の姉を笑わせるのって、同級生を笑わすのとはちょっと違いましたからね。そんなことばかり考えていました。みんな優しかったので、僕が何をしても笑ってくれたんですが、子どもながらに必死になっていたんです。おもしろいことが好きだったし。そのころから、人が喜んでくれることをするのが楽しかったし、感動してくれたりしたらすごくうれしかったので、自分に合った道を選べているのかなと思います。

基本がしっかりしていないとエンタメ界で認められない

前置きがずいぶん長くなっちゃいましたが(笑)、自分磨きはいろいろしています。今いちばん多いのは声のトレーニング。楽曲を歌うときのためのものや舞台に向けてのためのトレーニングをやっています。あとは、一般の方に交ざってレッスンを受けに行ったりしていました。コロナが少し落ち着いてきたころ、マスクをして帽子を被って行っていました(笑)。基本的なことを学びたいなという思いで。ダンスレッスンなんて、レベルの高いところに行っちゃうと、全然踊れなくてめちゃくちゃ恥ずかしい思いをするんです。周りはずっとそこに通っている人達だから、みんなちゃんと踊れていて。でも、そういう経験をするのってすごく大切だと思うんです。基本的なことを学び直すことも大事だし、自分の実力がわかるし。ひとりでもレッスンを受けに行っていたし、岸(優太)と一緒に行ったりもしました。(松島)聡くんとは、スクールの情報交換をしていました。これからは昔のようにオーディションを受けたりしていきたいなとも思っています。前号で話した『ミュージックステーション』で最近のアーティストさん達を見ていて思ったこともそうですけど、今はグローバル・スタンダードな時代。基本がしっかりしていないとエンタメ界でも認められないようになってきていると思います。韓国のエンタメ文化の影響もあるのかもしれませんが、レベルが高いパフォーマンスを視聴者の方達もどんどん見ているので、そうじゃないと「あれ?」って思ってしまう時代になっている。なので、僕もきちんと基本を学び直して気合を入れていきたいと思っているんです。

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