bis

bis

Interview

Interview / 2023.12.12

「不安10割で一度は断って…」芸能界復帰の元NGT48高倉萌香が初舞台に“決死の思い”で挑む!

11月1日から芸能事務所「株式会社NON GAME」に所属し、芸能活動を再開した元NGT48の高倉萌香が、2024年1月23日から東京・中野のザ・ポケットで行われる舞台「私たちが鎌倉に来たのは、ただしらす丼を食べるため」に出演することが決定。また、この舞台にはAKB48の込山榛香、元NMB48の上西恵が共演する。「一度は断った」という初舞台、挑戦するまでに至った経緯を高倉萌香にインタビュー!

高倉萌香、初めての舞台挑戦に至るまで

ネットで知り合った3人がゲームセンターで集い、各々の過去を語るうちに、話は思わぬ方向に走っていくというストーリーだが、舞台未経験の高倉は、最初、出演オファーを断ったという。
「舞台を壊してしまったらという恐怖があまりに大きくて、壊すくらいなら出ない方がいいと断ってしまったんです。演技もほとんど未経験だし、舞台の経験もないのに、こんなに大きな役どころで迷惑をかけたらという不安と申し訳ない気持ちや焦りの方が大きくて。舞台が決まったという喜び0割、不安10割という感じでした」

しかし、プロデューサーと脚本・演出家が、「どうしても出てほしい」と高倉の元を訪れたという。
「本当に優しくお話いただき、それまでの100パーセント出ないという気持ちが、80パーに下がりました(笑)」

その後、事務所の社長が説得するも決断できず、コイントスで決めようとなり、裏が出たら「出る」でやったところ、5回連続で裏がでたという。
「社長が仕組んでいると疑って自分でやったら、また裏が出たんです(笑)」

それでもまだ決断できない高倉に社長は、「まったく関係ない第三者に聞いてみよう」と提案。近くにいたビルの管理人のおばさんに相談すると「あなたのせいで舞台が壊れるなんてことはありません。そんなおこがましい考えは捨てなさい。仲間もフォローしてくれるしスタッフもいるんだから、安心してその船に乗っかりなさい」と、心に響く答えが返ってきたという。

「ファンの皆さんのために頑張りたいと思いました」

やってみたいと思う気持ちが50%を超えた高倉が最終的に決断する決め手になったのは、やはり復帰を喜んでくれたファンの応援だった。

「芸能界に復帰して、ファンクラブ『ノルウェー産の鯖』を開設し、オンラインお話し会を2回やらせていただいたのですが、誰も来てくれないんじゃないかと思っていたのに、たくさんの方がファンクラブに入会してくれたり、お話し会にも参加してくれて、中には復帰を喜んで泣いてくれる方もいて。私もうれしくて家に帰ってから泣きました。そんなふうに喜んでくださるファンの方に、初めて舞台で演技をしている姿を見てもらえる機会だと思うので、ファンの皆さんのために頑張りたいと思いました。ファンの皆さんが、今やらないならいつやるの?って、私の背中を押してくれたんです。もう、逃げたくないです。決断したらもうやるしかないし、もう戻れないですね。AKB48グループの先輩の込山さんや上西さんもいるので、おふたりからたくさん刺激をいただいて、自分の経験になればいいなと思っています。いろいろ吸収して、一回り大きくなって帰りたいと思っています」

<PROFILE>


高倉萌香(たかくら もえか)

2001年4月23日生まれ。新潟県出身。O型。T158cm。2015年8月、NGT48 1期生としてお披露目。2020年3月にNGT48を卒業。2021年4月から昨年3月までTBS系『私が女優になる日_』に出演した後、保育士資格と幼稚園教諭免許を取得し、実際に幼稚園に勤務していたが、11月1日から芸能事務所「株式会社NON GAME」に所属し、芸能活動を再開。自身初のファンクラブ「ノルウェー産の鯖」をオープン。年末には、卒業後初めて直接会えるリアルミーティングを予定している

©︎KOBUNSHA Photography_Yoshitsugu Fukuda