bis

bis

Interview

Interview / 2023.09.19

Sexy Zone 佐藤勝利「ファンの方々は気づいているのかな」自分の中の“変”な部分を明かす

Sexy Zoneの佐藤勝利をbis視点で描写する連載“bishomme”。第18回は「Independent」をテーマに自立や独自の価値観についてインタビュー。自分の信念を持ち硬派ながら、周りからの影響も柔軟に受け止め、自由に生きていく彼を見つめて。

グループでやりたい派! チームプレイが好き

今号のテーマは「Independent」。自立というと自分とは程遠い感じがしています。僕はひとりが好きじゃなくて、仕事でも何でもみんなでやりたい人なんです。ドラマや舞台など、ひとりでやる仕事もありますが、どんな現場でもそこにはたくさんの方がいてくれていますよね。でも、僕は断然グループでやりたい派です。さみしがり屋なんですよね(笑)。生まれたときからたくさんの家族に迎えられたこともあると思います。兄弟が多かったからいつもひとりじゃなかったし、ひとりになれない性分です。それにそんなに強くないと思う。何事もひとりで耐えられるような強さを持ってはいないんじゃないかと思いますね。とにかくチームプレイが好き。ボールを持って自分だけで点を入れにいくことは僕の美学にはありません。それよりも全員で参加して点を入れる、それぞれの役割があって、キャラが立って、Sexy Zoneとしてゴールを決められてるっていうのが好き。

今年からSexy Zoneは第2章に入ったので、今後はいろいろ試していかないといけないなとは思っています。根本的なことは変わらずだけれど、進化していくのも大切ですよね。自分の意見が通るようになったときといえば、4回目のコンサートツアー『Welcome to Sexy Zone』のときぐらいからかな。それまで僕らはMCも立てず、バラバラな感じだったんですよね。なので、メンバーの意見をまとめてライブにがっつり反映したいなと思ったんです。僕が立ち上がってみんなの意見を言い合える場所を作りました。その翌年からは(菊池)風磨くんが仕切ってくれるようになって、今ではみんなでアイデアを出しあって楽しいライブを作れるようになりましたね。あまりみんなは覚えてないみたいだけど、最初のきっかけを作ったのは僕でした(笑)。

自分は変わっているなって自覚はあります(笑)

独自かどうかわからないですが、僕はエンタテインメントとして何かを表現する人は、独特の個性や価値観を持った人がなるべきだと思っています。僕もそういう面を持っていたいとは思っているけれど、見せていないし見せられていない。センターだからっていうとちょっとかっこよすぎな感じがするけれど、ちゃんとした実力や土台になる個性が確立していないとただの変な人になってしまうし、確かに役割としてセンターとして王道で正統派な雰囲気を壊すっていう発想がなかった。どちらかっていうと硬派な感じが好きだったかな。

でも心の底では変なもの、暴れているものが好きでした。聴いている音楽も心の爆発みたいな作品だったり。でも、度胸や自信がないと変わっている部分を見せる勇気もなかなか湧かなくて、恥ずかしさが勝ってしまう。僕はまだ時期が来ていないのかなと思います。でも、最近は少しずつ見せてきた部分もあります。今開催中のライブの映像ではサイコパスを演じていて、もう10年来一緒に仕事をしているスタッフさんから「こういう表情出せるようになったんだ」って言われて「今まであまり求められてこなかったから」と答えてしまいました。

舞台『SHOCK』の役も結構攻めていたかな。(堂本)光一くんが僕の中の“変”な部分をわかってくれたというか、こいつは絶対持ってるぞと見抜いてくれたからライバル役に抜擢してくれたんだと思います。ファンの方々はそういう面に気づいているのかな。実はちょこちょこ出してきてはいるんです。

一昨年の舞台『ブライトン・ビーチ回顧録』をやっていたときは、大好きなコメディだったので、朝4時ごろまで寝ないで芝居を考えていました。どうやったらおもしろくなるのか、笑ってもらえるのかと。元々、ニール・サイモンというアメリカの偉大な劇作家が書いたコメディの名作。でも、昔のものを現代の日本でやるのは本当にむずかしいことでした。どうしたらいいのかをずっと考えているだけでも楽しかったです。

そんな自分は変わっているなって自覚はあります(笑)。Sexy Zoneも変な人の集まりなんですよ、自分達で自覚できているくらい変(笑)。「お前も変だな」「えーみんな変じゃん」「じゃあ俺はあんまり変じゃない」って。メンバーそれぞれの役割があって、このテンポで言えば笑いが起きるっていうのを彼らと一緒にいて学んだので、それを舞台でやったら客席から笑いが起こって最高でしたね(笑)。

風磨くんみたいに、僕はそんなにバラエティーに出ているわけではないし、お笑いのイメージもないから、こんな僕に驚く人もいるかもしれません。外見も内面もどちらも大事にしないといけないし、どっちも両立させたいですが、僕は内面重視。おもしろい人がかっこいいと思っちゃうタイプ。ユーモアやコメディとかが僕の中ですごくプライオリティが高いです。笑いが重要だなと思ったのは、家族を笑わせたいって思ったときかな。大変なこともいっぱいあるけれど、笑っていられたら楽しいし、言葉で幸せになれるって何よりだと思うんです。でも、人を笑わせるのはいちばんむずかしい。そのむずかしいところに僕は手を出しちゃうんですよね、むずかしいのがいい。

▶︎▶︎▶︎ 今までの連載はこちらから!

Interview_Izumi Takeshima