Interview / 2022.03.26
じつは全部共用♡ お母さんと一緒に楽しむおしゃれ術|私たちのためのSDGs入門vol.3
bis LEADERSの世良マリカちゃんと一緒にSDGs(エスディージーズ)を学ぶ連載「私たちのためのSDGs入門」。いつも個性的なおしゃれを楽しんでいるマリカちゃんだけど、その秘密はお母さんとの買い物にありました。
お母さんとなんでも共用してるって本当!?
お母さんと一緒に買ったものや、お下がりを身につけていることが多いマリカちゃん。この取材のときのコーデも、上から下までなんと全部お母さんと共用しているものでした。
「私、あまり洋服を買わないんですよね。といっても洋服は大好きだし欲しいので、買うときはお母さんと一緒に使えそうなものをお互い選ぶことが多いです。お母さんが買っているお店は、だいたい近所のリサイクルショップ! じつは素敵なものがたくさん売られているんですよ。一緒に使うことでSDGsにも繋がるし、本音を言っちゃえば、お母さんがお金を出してくれるだろうっていう見え見えな魂胆も(笑)」
個性的な柄ときれいなシルエットがお気に入り♡
インパクトのある柄が目を引くワンピースはダイアン フォン ファステンバーグのもの。
「幾何学柄みたいな個性的なデザインが好きで、もちろんお母さんと共用しています。人とあまり被らないような、インパクトのある柄物が好きですね」
リサイクルショップで見つけた戦利品はこちらのロエベのバッグ。
「クラシカルな雰囲気とレザーのユーズド感が好み。レディな印象のワンショルダーが、ワンピースと相性バッチリなんです♡」
ブラックのレザーに、ゴールドのアクセントが映えるパンプスはフェラガモのもの。
「うれしいことに、足のサイズまでお母さんと同じなので、靴も一緒に使っています♪ きちんとした印象を与えるので、お仕事でもよく履いているお気に入りです」
企業のSDGsに対する取り組みも調べて買いたい!
“リサイクルショップ”や“シェア”以外にも、SDGsを実践するお買い物はもちろん可能。コスメや洋服選びのときにマリカちゃんが意識するのは「その商品や企業がサステナビリティへどのように取り組んでいるのか」です。
「たとえば、コスメならば、使い終わった容器を回収してリサイクルしているかどうか。そういう意識を持っている会社の商品を選びたいと思っています。洋服だと、ファストファッションの『SHEIN』は、たまに利用するんですが、プチプラな価格なのに、環境負荷の軽減や動物性の素材を使わないなど、ポリシーやメッセージがわかりやすく、素敵だなと思います!」
同じTシャツを100日間着るプロジェクト
昨年、マリカちゃんが参加していたZ世代に向けたソーシャルグッドなリアリティ番組「SPINZ」(https://gacco.org/spin-z/)では、メンバーが教育格差やジェンダーなど、さまざまな社会課題にまつわるテーマに取り組んでいましたが、その中にはファッションにまつわるものもありました。
「ほかのチームの取り組みだったのですが、〝同じTシャツを100日間着る〟っていうプロジェクトが、すごくおもしろかったですね。毎日の洗濯からは、少しずつですが、マイクロプラスチックが流れ出ているんです」
洗濯のときのマイクロプラチックは、海洋に流れ着くマイクロプラスチック全体の35%を占めるという研究もあるとか。海のマイクロプラスチックは、巡り巡って水や土壌を汚染し、食物連鎖にも影響を及ぼすといわれています。
「“合成繊維の服をなるべく選ばない”“まとめ洗いをする”といった気遣いが必要だとされていますが、そのチームが発案したのが、“だったら洗わなくていいTシャツを作ろう!”というものでした。すごく画期的な発想だと思いました!」
次回からは、SDGsに取り組む企業や人物をマリカちゃんと一緒に紹介していく予定。お楽しみに♡
<Profile>
世良マリカ(せらまりか) 2002年11月16日生まれ 神奈川県出身
世界三大ミスコン「ミス・ワールド・ジャパン2019」にて、史上最年少16歳、現役高校生で「ミス・ワールド2019日本代表」に選出。2021年4月より慶應義塾大学に在学中。プラチナムプロダクションのSDGs推進プロジェクト「SO GOOD!!シブヤ部」のメンバーとして参加。
【Twitter】
https://twitter.com/seramali_jsmn
【Instagram】
https://www.instagram.com/seramali_jsmn/
Photo_Saburo Izumi Text&Edit_Ryuko Hanada