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Interview

Interview / 2021.11.11

【Sexy Zone 佐藤勝利】心が“ときめく”ものは? エンタメへの情熱を語る

Sexy Zoneの佐藤勝利さんをbis視点で描写する連載“bis homme”。1周年を迎えた、第7回は、「ときめき」がテーマ。彼の心を動かし続けるエンターテインメントへの熱情を語る。

幼少期から肌で感じてきたこと

今回のテーマはときめき。僕が心を動かされることについて話したいと思います。
基本的に、音楽に関わることに心が動かされるんですよね。それはミュージカルとか歌だけではなく、音に関わることすべて。
小さいころから音楽が好きでした。ブラックミュージックやビートルズなどを親が聞かせてくれていたんですよね。幼少期から肌で感じていたから好きになったんだと思いますし、今となってはとてもありがたいことだったと思っています。ジャニーズに入って、ミュージカル「SHOCK」を観て、初めて観た生の舞台というものに圧倒されました。(堂本)光一くんが作った美に感動して、いつかこんな素晴らしいものを作りたいと思いました。そんな思いがあるからこそ、活動できています。
その後、ポール・マッカートニーの来日ライブで衝撃を受けて、ギターを始めました。
音楽って本当に、何かを動かす力があると思います。この世にショービジネスが始まる前、太古の昔から、物を叩いたり、みんなで声を出し合ったりして音楽というものを作っていましたよね。それはお金をもらうためじゃない、みんなの心の表現や思いの集まり、心の叫びだったりする。感動しないわけがないですよね。心のままにやっていることだから。

僕が感動するとき、そこには音楽があるんです

『グレイテスト・ショーマン』は好きな映画のひとつなんですが、ワークショップセッション映像を観たんです。本読み、顔合わせのようなものをやるとき、ヒュー(・ジャックマン)は鼻の皮膚がんの手術を受けた直後で、医者から歌ってはいけないと言われていたので、代役が歌って彼は演技だけをする予定でした。でも、出演者達の「THIS IS ME」の本気の歌声に感動してしまい、ラストの曲は自ら声を出して歌ってしまってたんです。絶対歌ってはいけない場面だったと思うんですけど。そんなことは忘れて「この場で歌いたい」という感情が生まれたってことに感動しました。まだ準備の段階だったのにそこまでの思いになれる、それがエンターテインメントの本質なんじゃないかと思います。すごいことですよね。主役としてめちゃくちゃかっこいいと思います。
エンタメには必ずといっていいほど、音楽が関わっていますよね。映画やドラマでも、BGMや主題歌、挿入歌による影響って大きいと思います。お芝居だけでも伝わるかもしれないけれど、そこに音楽が加わると、さらに思いが伝わる。
世界中の人が感動できる歌、いつかそういう歌を歌えたらいいですね。僕が感動するとき、そこには音楽があるんです。ライブでも挨拶しているときに「感極まっている」って言われますが、音楽の素晴らしさに感動しているんです。

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