Interview / 2021.03.08
BiSH連載第3回|アイナ・ジ・エンド×ダンス「写真撮影でこんなにフリーに踊ったのは初めて」
メンバーひとりずつを、パーソナルに沿ったテーマとファッションで撮影する”楽器を持たないパンクバンド”ことBiSHの連載。第3回は、BiSHの全楽曲の振付を担当するアイナ・ジ・エンドに、「ダンス」というテーマのみを与えて撮影しました。
アイナ・ジ・エンド×ダンス
Tシャツ¥10,000/Fumiku ドレス¥36,000/old honey
ダンスは楽で自由で誰も殺さない表現です
――ダンスを始めたのは幼少期?
4歳のときです。入園式とか、じーっとしてなきゃいけない空間でも私は動いちゃって、多動が目立ったみたいなんですよ。それを見たママが、だったらダンススクールに通わせて、特技にしちゃえばいいんじゃないかって。
――今回は、中華料理屋で円卓が並ぶ中で踊ってもらいました。
写真撮影でこんなにフリーに踊ったのは、初めてです。カメラマンさんが私に寄り添って動いてくれつつ、リードもしてくれたので、それに合わせて即興演劇をする感覚でした。
ジャカードトップス¥20,000、シャツ¥29,000、スカート¥34,000/すべてFumiku ベスト¥26,000/old honey
――中華街では、どんなイメージを持って撮影していたんでしょう?
「bis」って、もっと可愛くなりたくて、キラキラしている女の子が読んでいる雑誌だと思います。でも、私はクラスでもキラキラ感がある人たちの反対側にいた人間なので、キラキラした女の子にずっと憧れがあって。だから、自分にないものを持っている女の子が読む「bis」に出られて「うれしい!」っていう気持ちでした!
――あらためて今、自分にとってのダンスとは?
話すことよりも、歌うことよりも楽で自由な表現です。会話でも歌でも言葉はコワいときがあって、何気なく言ったり歌ったりした言葉が自殺したいぐらいに相手を追い詰めたり、その逆もまた然りで。だから、歌うときは責任を持って、腹をくくってステージに立たなきゃいけない。だからこそ歌は、これからもっともっと精進していかなきゃいけないことです。それに対してダンスは言葉がないし、どんな表現をしても人を殺すことがない。だから、気持ちが楽で自由です。
●アイナ・ジ・エンド
12月27日生まれ。大阪府出身。BiSHの「おくりびと」担当。2月3日(水)発売の1st solo AL”THEEND”で、本格的にソロ活動を開始。また、first solo Tour”THE END”を開催中。
公式Twitter:@aina_BiSH
●BiSH
2015年3月に結成。WACK所属アーティストによる、全国7都市8公演のツアー「TO BE CONTiNUED WACK TOUR」に出演中。公式HP:https://www.bish.tokyo/
公式Twitter:@BiSHidol
Photo_Kojiro Hosoi Styling_Yu-ya Hair & Make-up_Raishirou Yokoyama Text_Kazunori Okubo Edit_Yuta Tsutsui