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Interview

Interview / 2020.10.04

BiSH新連載|メンバーの個性爆発! ファッションのこだわりとは?【前編】

「楽器を持たないパンクバンド」ことBiSHの新連載が10月1日発売の11月号よりスタート! それに向けて、「BiSHなりの最後の晩餐」を囲みながら、どんな連載にしていきたいか意見を出し合ってもらいました。

 

BiSHのファッションセンスは?

スウェット¥22,550/AVIE(アイナ) Tシャツ¥28,600、スカート¥37,400/ともにFLUMOR(アユニ) ニット¥29,700/NON TOKYO スカート¥19,800/bed(チッチ) プルオーバー¥27,500/NON TOKYO スカート¥27,500/AVIE(モモコ) トップス¥24,200、スカート¥25,300/ともにNON TOKYO(リンリン) ワンピース/スタイリスト私物 ワンピース/スタイリスト私物(ハシヤスメ)

 

次号からスタートする連載の第0回ということになります!

セントチヒロ・チッチ(以下、チッチ):連載がスタートするんですか?

――そうです。アユニさんの連載「アユニ・D改造計画~ファッションセンスありすぎて困るマンへの道~」に続き、今度はメンバー全員をひとりずつテーマに沿って撮り下ろしていく連載企画になります。

チッチ:聞いてませんでした(笑)。

アイナ・ジ・エンド(以下、アイナ):私はなんとなく聞いていましたよ。

チッチ:じゃあ、私の確認不足だ(笑)。

ハシヤスメ・アツコ(以下、ハシヤスメ):私も存じ上げていなかったです(笑)。では、アユニ・Dだけではなく、私達6人での連載が『bis』さんでついに!

 

――というわけで、ここからは新連載の内容を充実させるべく、みなさんの好きなファッションやシチュエーションをうかがいながら、それぞれの「自分らしさ」を探っていきたいなと思っています。まずは、好きなファッションから教えてもらえますか?

モモコグミカンパニー(以下、モモコ):私は極端で、すごく女の子らしいキュートなファッションも好きだけど、ジーパンにTシャツみたいな服装も好きです。

リンリン:基本は古着が多いですけど、たまーに新品も着ます。ブランドだと、TOGAが好きですね。あとはスカーフとか、ちょっとした小物を入れるのも好きです。

アユニ・D(以下、アユニ):私も、ほぼ古着というか、最近は古着しか買わないですね。自分がダサいと思う海外の男の子のファッションとか、’80年代から’90年代のアメリカやイギリスのバンドの雰囲気を真似てみたり、ここ3~4年はずっとそんな感じです。

アイナ:今、自分の好きなファッションを考えていたんですけど、めっちゃいいブランドの服とかを着こなせた記憶はないです(笑)。友達が働いている古着屋さんで「これ、似合ってるんじゃない?」とか言われるのがいちばん楽しかったりするので、あんまりこだわりはないタイプかもしれない。

ハシヤスメ:私はみんなと違って、まったく古着を着ないんですよ。持ってもいないです。自分の考え方が古いのかもしれないんですけど、見知らぬ人が着ていたものはちょっとなって思ってしまいます。

 

 

――じゃあ、撮影でも古着はちょっと?

ハシヤスメ:それはまったくないです。むしろ、自分にとって新しい扉が開くかもしれないなと思います。友人と下北沢の古着屋さんに行くと、安くておしゃれな服が多いし、今の時代にはないデザインだったりするので、気にはなるし、着てみたいとも思うので!

チッチ:新しい服でも古着でも、パッと見たときにおもしろいって思えたり、何かこだわりがあるものが好きですね。変な形とかも好きだし、いろんな人とかぶるよりは、周りから浮くぐらいでもいいから変なものが好きかもしれないです。ブランドで好きなのは、FACETASMやsacaiですね。

モモコ:私はあんまりファッションのジャンルやブランドで考えたことがなくて、着てみて自分をちょっと引き上げてくれるような服を選びます。これを着たら自信が持てる、きっと自分がよく見えると思えるかどうかというか。だから、たとえばいろんな"可愛い"が世の中にはあると思うんですけど、ジャンルとかブランドじゃなくて、あくまで自分が思う"可愛い"を基準に服を選びます。

 

 

――モモコさんが思う"可愛い"とは?

モモコ:首元が詰まっていて、そこにフリフリがついてたりすると、私の中の"可愛いセンサー"が反応しますね(笑)。

ハシヤスメ:自分は、シーズンによってスタイルが異なるんですけど、今年の夏はノースリーブが多いですね。以前はTシャツとかで腕を隠していたんですけど、今は出せるものは出していこうって。女性って、二の腕は隠したかったりするじゃないですか。プニプニだったり、ブツブツがあったりして(笑)。でも、やっぱり女は見られないと変化していかないのかなと思ったんです。街を歩いていても、自分の姿がどこかにふと映った瞬間に、もっときれいになりたいなと思うので。

モモコ:意識高いな(笑)。アユニ:私も、自分の体に自信がないから、ノースリーブはちょっと……。自信がなくても堂々と着てたらカッコいいのかもしれないけど、その勇気がないんだよね。ノースリーブ以外にも着たい服はいっぱいあるんだけど、やっぱり勇気がないから着られない。

モモコ:昔は、私もスカートが恥ずかしくて穿けなかったよ。だから、男の子みたいな格好ばっかりしてた。でも、大人になってから女の子らしい自分もいることに気づいて、ファッションも自然に変わっていったかな。

アイナ:少しタイトめのロング丈のスカートとかを穿くと、いつもよりちょっと女性らしさが出るなとは思う。スカートを穿いてるときれいに動こうと思うけど、パンツだと足を広げて座ってても違和感がないからね(笑)。

ハシヤスメ:出せる女性らしさは出していこうと私が思うようになったのは、ステイホーム期間中に自宅でストレッチとかをする時間が増えて、前よりも自分の体を鏡で見るようになったから。それからは、Aラインのロングワンピースだったり、女性らしいボディラインが美しく見えるような、"きれい可愛い"を意識しています。もちろん、膝上丈のスカートとかも可愛いんですけどね。

 

Photo_Erika Iida Styling_Yu-ya Hair&Make-up_Raishirou Yokoyama, Kenji Aoki, Emiko Saso Text_Kazunori Okubo Edit_Yuta Tsutsui Prop_OrinShooting Cooperation_props now, UTUWA