Fashion / 2018.11.20
アユニ・D改造計画 番外編② 〜ファッショセンスありすぎて困るマンへの道〜
本誌で好評連載中の「アユニ・D改造計画 〜ファッションセンスありすぎて困るマンへの道〜」。先月からbis webでも、番外編が始まりました。第2回目に挑戦するジャンルは、本人からも希望があった「ゴスロリ」!
ダーク&ファンシーの狭間で揺れる「ゴシックロリータ」
みなさんこんにちはこんばんは。BiSHのアユニ・Dです。番外編の2回目は、「ゴスロリ」を着させてもらいました。普段絶対に何があっても着ることはないし、私が「ゴスロリ」を着てる姿なんて誰も想像できないだろうから、こういうときに着てみたら面白いんじゃないかなと思って。
実際に着て鏡で見たら、お洋服はすっごく可愛いのに、あまりにも違和感がありすぎてびっくりしました。きっとbisにモデルとして出てるような尋常じゃなく顔が可愛い人たちが着たらまったく違和感ないし、私がその顔だったら着てるだけで楽しいんだろうなって思いました。というかきっと、生きてるだけで楽しそうです。
「ゴスロリ」の発祥は、ヨーロッパの教会のシスターが着てる修道着なんです。それが日本に入ってきて、「ゴシック」な「ロリータ」っていうファッションとして成立したそうです。だから、ヨーロッパではファッションとしての「ゴスロリ」が存在しないみたい。
「ゴスロリ」のお洋服を着てる人って、病んでいるように見られがちですよね。私もたまに「メンヘラですか?」って聞かれることがあるんですが、根暗なだけで、けっしてメンヘラではありません。病んだりはしないです。ただ、年がら年中ネガティブで暗いだけ。
「可愛くなったね」って褒められても「いや、化粧を濃くしただけです」って返しちゃうし、肯定的なことを素直に受け止められなくて。治したいと思った時期もあったけど、今はもう、私はこういう人間として生きていこうかなと開き直ってます。
MV撮影や大きいライブとかじゃない限り、BiSHって基本自分たちでメイクをするんですよ。ツアーとかリリースイベントもそうだし、雑誌の取材とか撮影もです。ファッション誌だと、ヘアメイクさんがついてくれることもあるんですけど。
自分で言うのもあれなんですけど、私、普段自分でやるメイクが濃いんですよね。でも、こういうファッション誌に出るようなモデルの方々って、元の素材がいいから基本薄めのメイクじゃないですか。アイラインもがっつり引かないし。だから私も、1回目に続いて今回もそっち寄りのメイクをしてもらったんですけど、自分的にはほとんどすっぴんでいる気分でした。「ゴスロリ」を着た時の違和感は、それもあったのかもしれません。大丈夫ですか、変じゃないですかね…?
ハーフツインの髪型も、前に一度特典会でやったことはあるけど、本格的にヘアメイクさんにやってもらったのは初めてです。こんな可愛い髪型、普段自分では絶対やらないので。自分で見たらやっぱり似合わなさすぎて「きもいな」って思っちゃうけど、でも「ゴスロリ」と一緒でこういう企画でしかできないことだと思うから、ファッションだけじゃなくて、メイクや髪型も普段しないようなものにどんどん挑戦していきたいなって思います。
ワンピース ¥35,000
ネックレス ¥1,500
リボンブローチ ¥2,500 / MIHO MATSUDA
BABYヴィクトワールシューズ ¥16,800
レーシィレースアップソックス ¥4,000
ふわふわパニエ ¥8,900
トーションレースのチュールパニエ ¥8,900
トーションレースドロワーズ ¥8,900 / BABY THE STARS SHINE BRIGHT
プロフィール
10月12日生まれ 北海道出身 BiSHのメンバー。12月5日に5thシングル『stereo future』をリリース。12月22日に「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR」ファイナル公演を幕張メッセ9・10・11ホールにて開催。
アユニ・Dソロプロジェクト「PEDRO」が始動。
公式Twitter:@AYUNiD_BiSH
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photo
Kojiro Hosoi
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model
AYUNi・D(BiSH)
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styling
Yu-ya
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hair & makeup
Yukiko Aoyama
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text・edit
Yuta Tsutsui