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Diet / 2020.08.31

毒舌ダイエットで話題!テキーラ村上に学ぶ「痩せメンタルの作り方&食生活ルール」

「ステイホーム期間が長く続いて太ってしまったけれど、ダイエットは面倒くさい….」そんな悩みを抱えている人、必見!まずはメンタルから変えることが大切です。どうすればやせメンタルに変わるのか、今SNSで話題のテキーラ村上さんにポイントを教えてもらいました。

【基本編】まずはデブメンタルからやせメンタルに変える

 

01.ダイエットは体に汗をかくことと脳に汗をかくことから始まる!

テレビや雑誌、SNSなどで紹介される、〇〇するだけ・〇〇を飲むだけなど、楽そうに聞こえ、魔法のようなダイエット商材で溢れかえっているが、残念ながらそれだけでやせることはできない。

心のどこかで「難しいことは考えたくない、楽したい」と思った時点で、ダイエットは完全に明後日の方向へ向かっている。体で何が起こってなぜそうなるのかを調べて、それから取り入れよう! と思考を働かせることが、ダイエット成功への第一歩だ。

02.やせる目的は明確であればあるほどいい

ダイエットで挫折する人の多くはモチベーションが上がらない、または維持できない。「いろんなファッションを楽しみたいけど食欲が我慢できない」「デブはデブ、北川景子は北川景子。遺伝子には逆らえない。来世で頑張る」と諦めてしまう人は、実は意志が弱いからではなく、やせる目的が明確ではないから。

やせて着たい服があるならその服を買う、海で水着を着たいなら海に行く日を決めるなど、目標を達成するために後戻りできない状況をつくるのが確実にモチベーションを維持する方法なのだ。

03.体重だけにとらわれるデブをやめる

頑張ってるのに体重が落ちない、昨日よりも100g増えていた、1週間たったのに体重がまったく変わっていない……ということはよくある。しかしダイエットに挑む大前提として成果を体重だけで判断しないこと。

記録は大事だが、いちばん大事なのは、あのときアイスを我慢した、仕事のあとにジムに行ったなど、自分がそれまでどんな行動をとってきたかということ。体重の増減の大半は水分の増減である。ダイエットは体重ではなく脂肪が減ることにこだわり始めてからが本番なのだ。

04.本当は“お腹がすいていない”幻の空腹の呪縛を解く

たくさん食べていると胃が大きくなったような気がするし、ダイエット中は少量で満腹になった、という経験がある人もいるはず。しかし胃は伸縮するため容量は変わらない。食べる量が違うのに少量でお腹いっぱいになるのは、脳が感じているだけ。とりあえずなんか食べたい! というのは、デブ脳がそうさせているから。

ここから脱却するには、1週間だけ食事の量を極端に減らしてみる。そうすると現実の空腹がわかる。最初はつらいが、後半になるにつれて体も慣れ、幻の空腹の呪縛から解放される。

05.一つの意見に執着したり傾倒しない

「糖質制限ダイエットはやせる」「いや、糖質は大切なのでカロリーに目を向けるべきだ」など、ダイエットの世界においては食い違う意見が常に繰り広げられている。どちらも間違っていないかもしれないが、双方の意見は極端で一つの側面しか見ていない。毎年出てくる新しいダイエット法に振り回され、何が正解かわからなくなり、あげくの果てに 「何も信じられない! 」とメンタルブレイクしてしまうのが最も問題だ。

ダイエットの世界はほぼすべての意見に反対意見がある。自分の体験だけを糧とし、試行錯誤して自分に合った方法を確立すること。

 

 

【実践編】知っておきたい、ダイエットのポイント

 

●デブはシンプルに食べすぎ! キーはタンパク質

ダイエットの成功のカギは食事を制すことにある。手始めは全体に食事の量を減らし、タンパク質を豊富に取ること。太っている人の場合、食事全体を減らせば、おそらく炭水化物が自然と減るはず!

☑︎炭水化物を制限すればだいたいの問題は解決!
「ランチ食べてません」(ポテチ片手に)「食事減らしたのにやせません」(まだ3日しか経ってない)。言い訳は簡単だが、まず大前提として、自分が炭水化物を食べすぎているという現実から目を背けないこと。

☑︎カロリーを抑えるよりもタンパク質を摂取
低カロリーにこだわり、焼き魚定食よりもカロリーが低いプリン1個に置き換えるというのは愚の骨頂。着目すべきは食べているものが筋肉となる高タンパク質かどうか。筋肉を減少させず脂肪だけを落とす食事が基本。

☑︎消費カロリーを可視化し、カロリーを制す
脂肪を着実に減らすには、自分の消費カロリーを知ることが大切。自分の体重や身長を入力すれば簡単に計算できるハリス・ベネディクトの式というのがある。サイトでググ れば出てくるので活用してみよう。

 

●ダイエットのコツは食事制限と筋トレにあり!

食事制限は糖質or脂質制限をすることで確実にやせる。そして筋トレはハードなものを行うこと。この二つを合わせることで、糖が大量に消費され、脂肪になりにくくやせやすい体になる。

コツ1.少量の炭水化物は摂取してもOK
炭水化物は筋肉の維持に欠かせないので、まったく食べないのはダメ。減量期間中なら1日100g。炊いた白米であれば軽く盛った茶碗2杯分。玄米なら少し多めに食べられる。80gまで制限すればかなりスピーディにやせることができる。

コツ2.部分やせは幻想! 全身やせを目指すこと!
脂肪を燃焼するメカニズム的に見ても、残念ながら部分的に脂肪は落ちない。そもそも太いのは「部分」だけではなく「全体」のはず。脂肪がついているなかで、いくら鍛えても見た目は変わらない。ならば食事制限と筋トレで全身やせを目指すこと。

コツ3.やせなくても失敗したと思わない
糖質を制限してもやせない人がいる。それは「まだ自分の脂肪が落ちるレベルの食事制限に達していない」という、脂肪の損益分岐点を発見できたということ。ならばさらに少しずつ制限するだけのこと。着実にステップを進めている証しなのだ。

コツ4.糖質が我慢できないときは筋トレ直後に食べる
筋トレ直後に食べることで糖質が筋肉を動かすエネルギーになりやすくなる。大事なのは簡単エクササイズではなく、ハードな筋トレを動けなくなるまでやること。おすすめはスクワット。1セットを限界まで行うとして5セットは最低でもやる。

今回、教えてくれたのは…


『痩せない豚は幻想を捨てろ』 ¥1,300/KADOKAWA

テキーラ村上さん
Twitterのフォロワー22万超えの人気を誇るテキーラ村上氏。辛辣な言い回しと的確なアドバイスが、挫折&リバウンドしてきたダイエット難民たちのハートに響く著書となっている。

Photo_Norikazu Hashimoto Styling_Nozomi Kobayashi Hair&Make-Up_KITA(Nord) Edit&Text_Yasuko Yasukawa