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Column / 2020.05.19

映画「糸」菅田将暉とW主演を務める小松菜奈が語る、意外な撮影秘話♡

中島みゆきの名曲をもとに映画化された『糸』。菅田将暉×小松菜奈のW主演で描かれる男女2人の壮大な愛が見所のこの映画。今回は、主演を務める小松菜奈ちゃんに映画の見どころや撮影秘話を語ってもらいました。現在公開は延期されていますが、早く見たくなること間違いなし…!

 

Interview♡


トップ¥90,000、パンツ¥72,000/ともにアンダーカバー
 
Q.小松さんは、映画『糸』で主人公の一人である葵を演じていますが、この作品について教えてください。
A.『糸』は葵と漣(菅田将暉)に主軸を置きながらも、水島(斎藤工)や香(榮倉奈々)など個性豊かなさまざまな人物が出会い、それぞれの関係性を紡いでいく物語です。葵は漣との出会いをきっかけに救われて、人生を歩んでいく。その点では、ラブストーリーというよりも人間ドラマの要素が強い気がします。

私も菅田さんも平成生まれですし、作中には平成に起こった事件や事故、社会問題なども描かれており、「平成ってこんな時代だったな」と振り返る機会にもなります。そこで生まれる絆、人間の強さなども感じていただける作品になっていると思います。
 
 
Q.葵の役どころを教えてください。
A.葵は同居していた母親の恋人から虐待されるという暗い過去がありながらも、過去にめげずに強く生きていきます。葵は東京や沖縄で過ごし、22歳のときに北海道・美瑛で漣と再会した後にシンガポールに発ちますが、異国でネイルサロンを経営するほど行動的な女性。

未来に向かって着実に歩み、熱中できる仕事を見つけ、その仕事に愛を注いでいけるのは素敵なことですよね。人生一度切りだから、自分のしたいことをしている葵のアクティブさや考え方の広さには共感できます。実際に、最近シンガポールでは葵のように起業する日本の若者が増えているらしいですよ。
 
 
Q.初恋の相手・漣との運命的な恋愛に関してはいかがでしょうか。
A.この作品を通して改めて、人は恋愛をきっかけに成長していけるんだなと思いました。葵の場合は「漣が頑張っているから、私も頑張れる」と、 人生を前に進めていきます。恋愛の影響力って大きいですよね。

相手役の菅田さんとは、これまで映画『溺れるナイフ』や『ディストラクション・ベイビーズ』などで共演していますが、両方ともテンションが高くパワフルなもので。今回のようなしっとりとしたピュアな恋愛を描く作品での共演は初めてで、演技に関しても、監督含め相談しながら演じていきました。二人の人生がクロスせずに遠くにいても、それぞれが自分の仕事や生活を頑張っているシーンもきちんと描かれているので、二人がつながっているのがわかります。
 
 
Q.現在24歳の小松さんか31歳までの葵を演じていますが、演じるうえで難しかったことはありますか?
A.やはり葵は虐待された過去がある女性なので、大学時代の少し翳りのある葵を演じるのは難しかったですね。葵は年を重ねていくに従って、夢を見つけ、起業して責任ある立場の女性になっていくので、なるべくハキハキとしっかりした女性に見えるように演じました。今まで癖が強めの役が多かったので、一般の女性をナチュラルに演じるにはどうしたらいいのかは、かなり試行錯誤しました。
 
 
Q.母親の恋人に虐待されていた葵を母親は放置しますが、母親自身も恋人に虐待されてしまいます。
A.葵と母親の関係性を通して、家族の愛とは何だろうとかなり考えさせられます。葵も母親に対しては複雑な気持ちを抱いていたと思うんですよね。自分の母親だし、血はつながっているけれど、憎い気持ちもある。だからこそ、自分で生活できるようになってからはずっと会わずにいた。でも、本心ではもっと愛情が欲しかったんだろうと思うんです。

こうした家族にまつわる作品に関わると、私はすごく家族に会いたくなります。私自身の家族仲はとてもよくて、最近は実家によく帰ったりもしています。特に、母と話すとすごく落ち着くし、言っていないことは何もないくらい、何でも話せる親友のような関係性。母はいちばん近くで、自分のことをきちんと理解してくれているので、本当にありがたい存在です。
 
 
Q.この作品では、物語の転換点で食べるシーンが効果的に使われています。泣きながら食べるのは、難しかったのでは?
A.嫌なことがあっても、人間だからお腹は空くんですよね。泣くシーンも多かったのですが、変に弱い女性だとも思われたくないし、そこが難しくて……。シンガポールの最後のシーンでは、悔しくて悲しい気持ちを表すために、泣きながらもカツ丼をガツガツ食べました。北海道・美瑛に帰って、子ども食堂に立ち寄るシーンでは、懐かしさと安堵感を表すために子どものようにワンワン泣くことを心掛けたんです。号泣しながら卵焼きを食べましたね。

我が家は母が料理好きで上手なので、めったに外食はしない家庭なんですね。ソールフードといえば、母がつくったハンバーグやピーマンとナスの肉詰めで、実家に帰るとよくリクエストしています。母はお菓子づくりも好きで、スコーンなどをフライパンでつくってくれたりもしました。母の影響で私も料理をするのは好きなのですが、将来、自分にも子どもができたら、料理はつくってあげたいなと思います。
 
 
Q.舞台は美瑛、札幌、函館、東京、沖縄、シンガポールと変わっていきますが、ロケ中のこぼれ話、撮影秘話などありましたら、教えてください。
A.私は全部行きましたね。まさかシンガポールにまで行けるとは思わなかったです(笑)。北海道では菅田さんとの共演が多かったので、撮影の 合間に菅田さんやスタッフさんとみんなで「おいしいものを食べよう」と食い倒れツアーをしました。

北海道はやっぱり海産物がおいしくて、回転寿司のクオリティも高かったですし、ラーメンも人気店を調べて行きました。でも、いちばんおいしかったのは、函館の定食屋さんの煮込みチャーシューが入ったカレーライス。衝撃的においしかったんですよね。

 
Q.最後に、今後の女優活動について、どのような役、仕事に挑戦したいですか?
A.自分も映画は観に行きますし、気になる役者さんや監督さんはチェックしています。監督さんでしたら、松永大司監督や中野量太監督などの 作品に出演したいですね。今後はいただいたお仕事なら何にでもチャレンジしたいと思っていますが、コメディ作品には出演したことがないので、一度出てみたいですね。明るくてハッピーなキャラクターをやってみたいです!
 

映画『糸』


配給:東宝 ©2020映画『糸』製作委員会
 
中島みゆきの名曲「糸」を映画化。平成元年生まれの葵(小松菜奈)と漣(菅田将暉)は13歳のとき、北海道・美瑛で出逢う。その後、再会を繰り返しながら、それぞれの紆余曲折ある人生を31歳まで描く。
 
 
小松菜奈
’96年2月16日、東京都生まれ。’08年よりモデル活動を始め、’14年映画『渇き。』で女優デビュー。’16年には『沈黙‐サイレンス‐』でハリウッドデビューを果たし、シャネルのブランドアンバサダーも務める。映画やテレビドラマ、CM、PVなど、活動は多岐にわたる。
 
 
Photo_Saki Omi(io) Styling_Ayaka Endo Hair&Make-up_Mai Ozawa(mod’s hair) Interview_Akiko Takada Direction_Megumi Shimbo Cooperation_Backgrounds factory,Props now