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Column / 2020.02.22

吉岡里帆インタビュー「私がいまちょっと自慢できること」

現実と虚構の明確な境界線を失っていく世界。迷い込んだのは、儚げでありながら強い意志を併せ持つ女優・吉岡里帆。すべてがクリアより、わかりにくくて曖昧なほうがミステリアスで可愛い。

マテリアルのコントラストで目眩を起こしそう


ドレス¥149,100/シモーネロシャ(ステディスタディ)ビスチェ¥18,000/ノードレス(ザ フォーアイド)スリップ/スタイリスト私物

大胆に透けるパフスリーブドレスにエナメルのビスチェを合わせ、フェミニンな佇まいに反骨精神を忍ばせて。立体的な花のヘッドピースで華やかに。


ドレス¥149,100/シモーネロシャ(ステディスタディ)ビスチェ¥18,000/ノードレス(ザ フォーアイド) ヘッドピース¥40,000/スグリ スリップ/スタイリスト私物

Interview♡

-今回の撮影はいかがでしたか?

「女の子ならではのドリーミーな世界観に浸ることができました!普段自分ではチョイスしないような可愛い衣装だったので、とても楽しかったです。衣装はすべて素敵だったのですが、白いレースのガウンに黒のワンピースにストラップがついている大きめの帽子のスタイリングや、ツバが広い帽子が個人的なお気に入りでした。

あと、小物も含めてすべての衣装のディテールが凝っていたのも、興味深かったですね。重ね着をする枚数も多いし、重ね方も面白かったです。ピンクの衣装の中にスポーティなインナーを着させてもらいましたが、甘いなかにちょっと辛めのアクセントを入れるスタイリングは勉強になりました。足し算、足し算、足し算、たまに引き算みたいな感じで、面白いです。今日の衣装はボリュームがあるので、プライベートで同じように真似をするのは難しいかもしれませんが、重ね着は自分でもスタイリングに取り入れてみようかなと思いました!」

-以前、吉岡さんが『bis』の表紙を飾ったのが約二年前ですがいかがですか?

「そう思うと、この2年は怒涛のようでした。ただ、少しずつ自分が何を好きで何がしたいのかが明確になってきていて、振り返ってみると、この2年は心が素直に動く時だったと思います。どんどんやりたいことに近づいている気がしていますね。

あと、一緒にお仕事をさせていただいている方との結束力やつながりなどを構築できたのが、ちょっと自慢できることなのかな。2年前はがむしゃらに、一人で踏ん張らないといけないと思い込んでいたのですが、今は一人でやっている感覚がないんですよ。周りの人達に助けてもらいながら、一緒に一つの作品をつくっていこうと思えるようになりました」

Photo_Bungo Tsuchiya(TRON) Styling_Ruri Matsui Hair&Make-up_Mifune(SIGNO) Interview_Akiko Takada Direction_Megumi Shimbo