Interview / 2020.01.20
山田杏奈さんが刺激を受ける同世代は? 共演女優・浜辺美波さんとの関係性も…♡
今、高い演技力で大注目の女優・山田杏奈さん。bis出演に合わせて行ったスペシャルインタビューをお届けします。今回は2020年に19歳になる山田杏奈さんの演技や人生観について聞きました。
――最近の女優業の感触はいかがですか?
前は目力とかちょっと闇のある役柄を私のイメージに当ててもらうことが多かったんですけど、最近は明るい天真爛漫な役が続いていて、そういう色んな役を私で想像してもらえるのは嬉しいですし、それだけ役が広がっていっていると思います。真逆な役でもそれぞれに関連することが絶対あるので、例えば明るい役をやることで、反対側の闇に振り切った方も広がっているとすごく感じますし、すごく幸せだなと思います。
――演じる上で明るい役と闇のある役どちらがやりやすいですか?
今はどちらも同じくらい楽しいです。以前は、明るい役に苦手意識を持っていて、自分自身がそこまでテンションがバーッて上がる方じゃないんですけど、一回ここまでやっても大丈夫というのを演出も付けてもらってやってみたら、振り切ることも怖くなくなりました。一回その感覚がわかったからできるようになった部分はあるかもしれないです。
――映画「屍人荘の殺人」では神木隆之介さん、浜辺美波さんと共演しましたね。
浜辺さんは何度か共演していて、「咲-saki-」っていうドラマと映画、CMでもご一緒してます。年齢も一緒なのですごく安心感もありますし、空き時間にはよく二人でおしゃべりしてました。神木さんは事務所の先輩なのでご挨拶させていただいたことはあるんですけど、今回が初めてです。木村ひさし監督がすごくコミカルなお芝居というか、キャラクター性があるお芝居を付ける方なんですけど、すごく柔軟に監督が求めた倍以上のことをサラッと返していて、すごく近くで勉強させて頂きました。本当に素敵なお芝居をされる方だなと思いました。
――映画の見どころは?
こんな要素も盛り込まれるの!とビックリするようなことがどんどん起きるので、楽しんで観てもらえると思います。結構まがまがしいタイトルなんですけど、内容としては小っちゃい子も大人も楽しめるエンターテイメント作品になってると思います。
――尊敬する脚本家や監督はいますか?
監督はそうですね。中島哲也監督はご縁をいただけたら嬉しいなと思っていて、『渇き。』はすごく好きですし、あの世界観の中に入って行きたいなと思います。脚本家は坂元裕二さん。カルテットが人生で一番好きなドラマなんですけど、すごく虜になってしまって、録画して何回も見ている作品でしたね。セリフの言い回し方とかちょっとした言葉がすごくステキだと思いますし、それを噛み砕いて自分で発する日がいつかくればいいなって思ってます。
――同世代で刺激を受ける女優さんは?
浜辺さんは学年的には一緒なんですけど、今すごく活躍されていてそこに追いつきたいなっていうのはあります。あとは、たくさんいますね。でも、やっぱり意識はしますけど意識はしすぎずにそこに追いつきたいというよりは全く違う役割でいたいなとは思いますし、負けたくないなとも思いますし。ただ、誰かとおんなじ道をたどるよりも一人で確立して、呼んで頂けるようにいたいなと思います。
――2020年の抱負はありますか?
2020年は19歳の年なんですよね。オリンピックがありますよね。日本がいろいろ変わると思うのですが、自分自身としては希望と言えば希望ですし変わらないところは変わらずにいたいし、周りに流されすぎないようにしたいですね。どんどん変わっていくと思うので、そこは自分っていうものをちゃんと持ちながらも、新しい面白いことをやっていけたらなと思ってます。
――オリンピックで注目しているものは?
あまりスポーツは詳しくないのですが、陸上とかスケボー、ボルダリングなど同世代の選手がどんどんいま活躍してきていますよね。スポーツ選手ってすごく大人なイメージがあるのですが、実際自分より年下の選手もいますし、そういうのはほんとに刺激を受けます。同世代の子が活躍してる姿っていうのはちゃんと見ておかないとなと思います。
山田杏奈(やまだあんな)
2001年、埼玉県生まれ。女優。デビュー以降、高い演技力が話題。映画「屍人荘の殺人」(監督:木村ひさし)が12月13日より公開。ドラマ「10の秘密」が2020年1月期より、関西テレビ・フジテレビ系にて毎週火曜21時~放送予定。
Instagram:@anna_yamada