Column / 2019.06.29
韓国の学生に人気!築112年のリノベカフェがヴィンテージ感たっぷり♡
ソウルよりもカフェの数が多いといわれる街、テグ(大邱)に行ってきました!
「DAIRY OASIS」や「珈琲名家」といった今っぽいSNS映えなカフェはもちろん、古き良き時代の名残を大切にするリノベカフェもたくさんあるんです♡
今回は、塩の倉庫をリノベしたカフェ「ソグムチャンコ」をご紹介。素敵すぎてもう、ただここにいるだけで感性を刺激されっぱなし♡
1900年代初頭から続く、歴史ある建物
ソグムチャンコは2つの建物を使っており、入り口側は1907年に建てられた木造建築、その奥には1937年に建築された塩の倉庫が続きます。
倉庫は高さ8mもあるレンガ造りが特徴!当時、貴重すぎてホワイトゴールドと呼ばれていた塩を保管する際、盗難防止のために頑丈に造られたそう。
そんな歴史ある建物をリノベしたのは、なんと日本人の職人さん! 天井の梁がむき出しになっていたり、日本家屋っぽいところがちらほら。
さらに入り口の床には、昔、お城が解体されたときに安く売り出されていた大きな石を使っていたり、
近くに住む職人さんが鉄板を利用して扉を作ってくれたり、
お客さんが古いピアノを寄付してくれたり!(今でも弾けます♡)
お店のいたるところに、歴史と人々の想いが詰まったストーリーが隠れています。
店内には年代モノの調度品がずらり
手前の黒い収納家具と、奥の大きな鏡。貝殻を活かしたデザインがキラキラ輝いて素敵ですよね。じつはこれ、オーナーがその辺で拾ってきたモノ!
近代化が進んでダサいと捨てられてしまう昔の家具も、オーナーの手にかかればカフェの魅力の一つに。ちなみにこの家具、今では結構なお値段がするそう!
2階は、アンティークのテーブルとイスを中心に、年代も国もさまざまな骨董品であふれています♡ ここは絵画教室を行う場所だとか♡
カフェはアートギャラリーの一面も♡
店内にはさまざまなアートが展示されています。
オーナーがもともと西洋画の画家さんで、収入が少ない芸術家の卵のために、基本的には無料で展示しているそう。
ちなみにこちらの可愛い二人組は、現役の美大生!先ほどのカラフルな絵と、この壁のモノトーンの絵の作者さんです♡
ソグムチャンコの魅力は、インテリアやアートだけではありません。
倉庫の壁を利用して昔の映画を上映したり、ステージでは週末にミニコンサートやダンスショーなどを開催したりと、イベントもめじろ押し。
スペシャルティーコーヒーや香り高い中国茶、ビールにワインなど、メニューも充実。主要駅のテグ駅から徒歩10分くらいの場所にあるので、ロケーションも言うことなし!
夜カフェや2軒目のバー感覚で思い思いに過ごしてくださいね♡
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text・edit
Kumi Matsuno