Column / 2019.05.12
お金を貯まらない人に送る絶対NG行動【横川楓が語るbis世代のお金Vol.4】
ブランド物やデパコスなど高額アイテムが欲しくて、毎月クレジットカードを使っていませんか? そこには、お金がたまらない人が陥りがちな絶対NG行動があるんだそうです。ミレニアル世代のお金の専門家・横川楓さんに聞きました。
ついついやってない?クレカ利用時の注意点
――お買い物ではよくクレジットカードを使います。ポイントやマイルが貯まるし現金よりお得なんじゃないですか?
横川「キャッシュレス時代のいま、クレジットカードを使う機会はますます増えていきそうですね。でも後払いだからと言って、収入以上の額を使うのはNG!残高不足で引き落としが追いつかないと、今使っているカードを解約されてしまったり、新しいカードを作れなくなってしまう可能性もあります。ついつい使いすぎてしまう人は、その場で銀行口座から引き落とされ、還元もあるデビットカードに切り替えるのがおすすめです。」
――ブランドものでどうしても欲しいものがあると、リボ払いの誘惑についつい負けてしまって…
横川「リボ払いは絶対おすすめできません!1回の支払いが安いからとつい手を出しがちですが、長期間かけて高い手数料を払わなきゃいけなくなり、気づいたらずっと支払いが終わらない状況なんてことも。特に、複数のカードでリボ払いをしていたら最悪。今すぐやめましょう!キャッシングも同様です。」
『#ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)より
今月も貯金ゼロ…見直したい管理法
――余裕がある月は貯金もしなきゃって頭ではわかってるんですけどね…
横川「貯金の余裕と時間の余裕がある人は、貯金用の口座をつくって、そこにお金を貯めるようにする。そして、その口座のキャッシュカードは持ち歩かないのが鉄則です。」
――お金の使いすぎ防止策はありますか?
横川「お給料が入ったら現金を引き出して家に置いておくというのも、実はお金を貯める習慣のない人には有効な手段のひとつなんです。銀行口座をわけて貯金をしていても、今はどこでもコンビニATMがあって、外出先でついつい降ろすことができちゃいますからね。学校やバイト、働いていて忙しかったりすると、意外と家にいる時間の方が少なかったりもします。
大金を家においておくのは危険ですが、口座にあまりお金を入れておかないというのも、使い過ぎ防止の管理方法のひとつですよ。」
<インタビュー協力>
横川楓(よこかわかえで)
明治大学法学部卒。同大学院へ進学し、24歳で経営学修士(MBA)を取得。ファイナンシャルプランナー(AFP)や、マネーマネジメント検定等の資格を保有。
ミレニアル世代唯一の経済評論家として、「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーに活動中。
在学中には地下アイドルの経験があり、ライブ活動を行うなど異色の経歴を持つ。
一方で、アイドルと漫画が好きな普通の20代女子。最近は某探偵漫画のトリプルフェイスにはまり中。
2019年2月には『#ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)を出版。
https://twitter.com/yokokawakaede
https://www.instagram.com/cae0813/
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photo
Tsubasa Sasaki
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text・edit
Reina Omori