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Column / 2019.04.28

知らないとヤバイ税金の超基本とリアル!【横川楓が語るbis世代のお金Vol.2】

なんで税金って払わないとダメなの?

 

お買い物をすれば消費税がプラスされ、お給料からは所得税や住民税が天引き…。気づけば、「あれ!今月これだけしか残ってない?」と残高を見て泣きそうになったことはありませんか?
さらにニュースなどで「今の若い世代が高齢者になったときには年金がもらえない」なんて噂まで聞くと、「税金や年金って払い損?納める意味あるの?!」と感じることも。今回も、ミレニアル世代のお金の専門家・横川楓さんに、知っておきたい税金の基本とリアル を聞いてみました♪

――納税って払う割にメリットが少ないように感じます。それでも税金は払わないとダメですか?

横川「もちろん払わないとダメです(笑)。税金は『日本の社会を支える会費』のようなもので、税金のお世話になっていない人はいないんです!」

――『日本の社会を支える会費』とはどういうことですか?

横川「たとえば学費を払わず公立の学校に通えたり、病院の診察料は内容によりますが数百円〜数千円内に収まっていますよね。これらは、国が集めた税金が負担をしてくれているからなんです。ほかにも、道路をつくるための予算は税金から集めたものだったり、私たちが普段生活している中で何かしら利用してるものに税金が使われているんです。」

 

 

税金を納めても若い世代が受けるメリットは少ないってほんと?

――気づきにくいところで私たちも税金に助けられているんですね。それでも税金と聞くと「取られている!」という感覚になってしまいます…。

横川「そう感じる背景には、『実はミレニアル世代のために使われている税金は少ない』という事実があると思います。納められた税金の使い道で多くを占めるのが社会保障制度。特に『年金・医療』を占める割合が多いのですが、『年金・医療』への支出はほとんど高齢者のために使われていると言えますね。高齢者の方が若者より人口が多いからしょうがない部分もありますが、若い世代の少子化対策に使われる金額より、ずっと大きいんです。」

――若い世代があまり恩恵を受けていないんですね…。

横川「『受ける恩恵のわりに、払っている税金が高い』と感じますよね。そしてさらに厳しいことに、少子化や日本経済の衰退などもあり、今後も税金の恩恵が増えるとは言えません…。」

――え!将来的に税金の恩恵で生活がなんとかなるとも言えないんですね。それはヤバイ。

横川「『社会がどうにかしてくれる」と待っているだけでは危険です!また、この『ヤバイ』現状を理解して、『どうにかしなきゃ』と早めに行動することが大事。社会の制度に頼るだけではなく、自分自身を取り巻くお金を見直して傾向と対策をとれば必ず状況は変えられるんですよ。」

――横川さんの『ミレニアル世代のお金のリアル』を読んで、自分のお金の現状と、使い方や増やし方を勉強したいと思います!(笑)」

<インタビュー協力>
横川楓(よこかわかえで)
明治大学法学部卒。同大学院へ進学し、24歳で経営学修士(MBA)を取得。ファイナンシャルプランナー(AFP)や、マネーマネジメント検定等の資格を保有。
ミレニアル世代唯一の経済評論家として、「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーに活動中。
在学中には地下アイドルの経験があり、ライブ活動を行うなど異色の経歴を持つ。
一方で、アイドルと漫画が好きな普通の20代女子。最近は某探偵漫画のトリプルフェイスにはまり中。
2019年2月には『#ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)を出版。

https://twitter.com/yokokawakaede
https://www.instagram.com/cae0813/

  • photo

    Tsubasa Sasaki

  • text・edit

    Reina Omori