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Column / 2018.08.10

#平成最後の夏/透明感ある美しさが話題、高瀬真奈の目に映る夏

大人になったらもう今みたいに遊べないと思う。みんな忙しくなって、予定合わせるの難しくなるって周りの大人の人が言ってるのを聞くから。やっぱ10代のうちしか遊べないじゃんって思った。しかも今年は平成最後の夏だし。ハッシュタグでも #平成最後の夏 が盛り上がってるし。

 

帰りの電車、 気にしなくたっていい 東京での自由。

今年の春に山梨から上京して今はひとり暮らし。でも1カ月に1回は地元に帰ってる。地元に帰って友達と会うたびにみんな急に大人っぽくなっててびっくりする。「髪染めてすごい雰囲気変わったね」とか。男子も変わる。急にヒゲ生やしだしたりして。みんな変わってく。制服を着てもきっともう似合わない自分たちがいる。

 

 
ひとり暮らしを始めて、自分で自分のこと決める生活になってから、そこにちょっと嬉しさがある。東京でひとり暮らしをする前も、毎週のように撮影で上京はしていたけど、そのときは「早く帰らなきゃ」とか「東京にいるうちに、あの店行かなきゃ」とかしばられていたから。

 

 
今は心に余裕がある。仕事帰りに映画を観に行ったり、思いつきで横浜行って帰りが遅くなったりしてもいい。夜に散歩していたっていいし、ふらっと出てふらっと帰ってきてもいい。そういうの全部、自分のタイミングでできるっていう自由♡

 

 
私が育った山梨県は海なし県で、住んでいた町は360度山に囲まれていた。

 

 
だから夏は、「海に行こうよ」より「川に行こうよ」。芦川っていうめちゃくちゃキレイな川があってそこで毎年泳いでる。浅いところもあれば深いところもあって、岩の上から深みに飛び込んだり。大学生や家族連れはバーベキューをしていたけど、私は泳ぐことしか考えてなかった。泳ぎまくって肌を焼きまくって。モデルのお仕事をしていなかったら、ほんとは今でも焼きたい。

 

 
芦川までは自転車で40〜50分くらい。ちょっと遠い。でも今年は免許があるから車で行ける。地元に帰ったときは家の車を借りて運転してる。ドライブが好き♡
友達を乗せて遠出もした。1時間半くらいかけて清里高原まで行ってソフトクリーム食べたり、つい最近だと初めて友達と一緒に朝日を見た。夜に集まってカラオケをして、そのあと車の中で話していたら周りが明るくなってきたから、「標高の高いところへ行って朝日を見よう!」ってノリで。「夏休み始まりだ!」とか言って(笑)。

 

 
私は、写真を撮るのが趣味なんだけど、そういう日常の中の特別な場面、いっぱい撮りたいな。最近は撮るだけじゃなく、色味を調整したり編集するのにもハマってる。目で見た景色を写真で撮っても印象がだいぶ違うから。目で見たときの感動をまた写真で見たい。

 

 
7月までは仕事がつまっていたから、8月はどこか泊まりで旅行に行けたらいいな。

 

本当は真っ黒に日焼けするのが理想


高瀬真奈(18)
山梨県出身。1999年9月15日生まれ。

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