bis

bis

Column

Column / 2025.08.16

新体制! timelesz初の全国アリーナツアーをレポート【囲み取材編】

新体制となったtimeleszが初の全国アリーナツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 ~FAM~』を開催中。今回は、8月10日の横浜アリーナ公演前に行われた、囲み取材の模様をレポートします!

新メンバーの成長を感じられるツアー


撮影・加治屋誠

― ツアーは中盤となりましたが、心境はいかがですか?

菊池風磨さん(以下・菊池) 毎回新鮮な気持ちでやれていますし、毎回リアクションは違うんですけど、歓声も大きいですし、ボルテージが高くて、全員楽しくやっています。

寺西拓人さん(以下・寺西) 個人的なことで言うと参加できなかった公演もあるんですけど、ここからは全部参加できますし、改めてライブっていうのは特別な空間だと感じさせてもらえるような場所だなと思います。

橋本将生さん(以下・橋本) 何よりも楽しいという感情がいちばんにくるので、ライブをしていて逆に元気をもらってるというか。メンバーと一緒にライブができるのも楽しいですし、どんどん仲が深まってるのがうれしいです。

佐藤勝利さん(以下・佐藤) 8人で初めてツアーを回るので、新体制になって半年ぐらいですかね。ライブもそうですけどツアー先での食事でもたくさん思い出ができていますし、新メンバーもいろんなことができるようになってきて、僕達オリジナルメンバーも負けじと刺激し合えているので、すごくいいツアーだなと思っています。

猪俣周杜さん(以下・猪俣) もちろん楽しいですし、何よりファンの方達が迎え入れてくれるのが、声を出してくれたりも、それがすごいうれしくて、改めてtimeleszになったんだなって思いました。

松島聡さん(以下・松島) 去年3人で同じ会場に立っていて、状況は変わったはずなんですけど、いざステージに立つと見える景色は変わってなくて、その温かさに励まされてる部分もありますし、何よりも楽しく、「タイプロ」を経てみんなの成長をステージ上で感じられる瞬間が多いので、やっていて楽しいと思える時間が増えました。

原嘉孝さん(以下・原) 8人の形になってから、8人でバラエティをやる、歌番組に出るっていうのは乗り越えてきましたけど、アイドルとしてのステージをこうして一つひとつ乗り越えていくと、8人同士の絆がまた固まってきたことを実感できるツアーになっています。

篠塚大輝さん(以下・篠塚) 毎回ステージに上がったときの景色は本当にすごいもので、一生忘れることはないと思いますし、新体制のライブで、これからよりどんどんファンの方との楽しい時間を作っていきたいなって改めて思いました。

― 新メンバーのみなさんは、ファンの方のうちわを見てどうですか?

寺西 僕は会社に入ってからは長いですけど、自分のうちわが出たのが初めてだったので、本当にうれしいですね。やっぱり目に見えて自分のことを応援してくれるのがわかるので感動しますね。

橋本 うちわ……変な感じですよね(笑)

原 ハッハ!

菊池 次からやめとくか?(笑)

橋本 いやいや、悪い意味じゃなくて! うれしいんですけど、自分の顔写真を持ってくれている方がいるのが新鮮な気持ちになりますし、すごくうれしいです。

猪俣 ずっと憧れていたし、テレビで見てたからこそ、現実になったのがうれしいです。自分だけじゃなくて全員のうちわがうれしいので、これからもずっといろんなうちわを見ながらライブできたらなって思います。

原 うちわもそうですけど、それを持っている方の顔を見ると意外と男性ファンの方が「タイプロ」を通じてなのか多くて、それがまた新しく思うのかな……? オリメン3人も。

菊池 誰(のファン)が多いんですか?

原 そりゃあ俺っすよ! マジで俺です!

佐藤 確かにね。

原 「わかるよ!」って気持ちで、「通じ合ってるよな!」って気持ちで、(ガッツポーズを前に突き出すようにして)こうファンサも返します!

菊池 で、いちばん多いのは誰なんですか?

原 僕です! 間違いなく!

一同 (笑)

篠塚 やっぱりすごくうれしいですし、ライブでも自分のうちわを探しちゃいますね。この夏暑いですから、プライベートのほうでも使っていただけたらな、と思います。

― 8人全員が揃った公演はいかがでしたか?

菊池 それはもう将生がね?

橋本 ちょっと、泣いちゃって。8人そろったのがうれしくて。泣かないように我慢してたんですけど、8人揃ってステージに立ってパフォーマンスすることに意味があると思うので、すごく“グループだな”って思いましたし、これから8人で楽しくやっていきたいなと思いました。

菊池 それを見て、原さんも……。

原 僕はもう違う公演でも泣きまくってますからね(笑)。

― それはステージに上がる前からとか。

原 そうですね。でも、その姿を見た隣の風磨くんが僕のイヤモニを外して「原、この景色忘れんじゃねえぞ」って熱い言葉を。

寺西 かっこいい~!

原 それでまた号泣する(笑)

菊池 もうちょっと泣く姿が見たくて(笑)

― 松島さんはメンバーの成長が見られたとお話していましたが、具体的にはどんなところでしょうか?

松島 しの(篠塚)に関しては、決め顔とか。そういうこだわりを持つことが最初は余裕がなくて。でも最近はね、すごいかっこいい顔をしたり、可愛い顔をしたり、いろんな一面を見せてくれるので、なんか親のような気持ちというか。我が子のように感じる瞬間が多くて、映像を見返しても成長を感じられるので、直接見たファンの方とか、タイプロを見て応援してくれている方とかも、しのの成長をすごく感じられるツアーになっていると思います。

菊池 確かに聡ちゃんは泣かなくなりましたね。

松島 僕より原さんが滝のように(笑)

菊池 隣に湧き水いますから。

原 “涙担当”奪っちゃった。

― 篠塚さんの決め顔をひとついただきたいです!

他メンバー お〜!

佐藤 成長したんだもんね。

篠塚 かっこいい感じでいいですか?

― はい!

篠塚 (少し間をあけたあと、頬に両手を当て、口を尖らせたキュートな表情を披露)

他メンバー 可愛い〜!!!

― 佐藤さんから見た、新メンバーの成長はどうですか?

佐藤 そうですね。新メンバーと言いつつも、年下3人のことではあるんですけど、煽りのやり方とか、ツアーの最初の方はみんなが同じ位置に固まっちゃったりして可愛い感じになっていたんですけど(笑)、そういうのもなくなって、みんなでひとつの会場を盛り上げられるようになってきているので……。来年からはもうあまり言うことがないんじゃないかなと思うぐらいです。

この8人で夢を見られることが楽しい


撮影・加治屋誠

― 新メンバーの方々はガラッと人生が変わったんじゃないですか?

橋本 風磨くんと一緒にサウナに行くんですけど、整っているときにパって横を見たら風磨くんがいるっていう。そういうときにやっぱり人生変わったなって。

菊池 こいつシャワー長いんですよ。

橋本 それはいいでしょ!

― 街で声をかけられる回数も増えましたか?

原 変わりましたね。もともと変装しないで、自分から握手しに行くので! その回数は増えたかなと思います。

篠塚 僕の場合、目立つというか金髪なので……。冷静に考えて金髪で目立ちたいのにマスクしてるって、街行く人からしたら「芸能人じゃね?」って(笑)。それで気づかれることは多いですけど、楽しくやれてますし、すごい新鮮な経験を毎日どんどんできているので、この気持ちを忘れないでこの先もずっとやっていきたいです。

― この半年で特に印象的な経験はなんでしたか?

篠塚 やっぱり音楽番組の出演ですかね。名だたるアーティストさんと出たりして、ふと我に帰ったときに「なんで俺今サザン(サザン・オールスターズ)目の前で聴いてるんだ?」ってなったり。

菊池 いつも前日に誰が出るか楽しみに見てるもんね。

― 猪俣さんはどうですか?

猪俣 オープンめなごはん屋さんに行ったときに、めちゃめちゃ後ろを意識しちゃって。

他メンバー 後ろ?

篠塚 テラスやろ?

猪俣 違う。

佐藤 周りを気にしちゃうの?

猪俣 そう、周りを気にしちゃって。もし行儀悪いことしたら誰かに見られてるのかなって。それを気にしちゃって食べるスピードが遅くなりました。

松島 普通早くなるんじゃないの?

猪俣 違うの! 後ろ向いて、こうして……(食べるたびに後ろを確認)。

佐藤 食べれないんだ。

菊池 それが一番目立つけどな(笑)。

― ツアー中に気づいたメンバーの意外な一面はありますか?

橋本 原くんが……。

菊池 あっ! みんながっかりしちゃうんじゃない?

佐藤 大丈夫、それ?(笑)

菊池 使えなかったらカットしてもらって!

橋本 こういうキャラなので、ずっと元気に見えるじゃないですか。それがメンバー8人でご飯行ったときに、全然しゃべらないんです。

菊池 しゃべったと思ったらピロートークぐらいのテンションで。

原 違う、違う。次の日公演もあるから、ちょっと喉をセーブしてる。テラ(寺西)ならわかってくれる。

寺西 マジで声ちっちゃい。ずっとちっちゃい。

一同 (笑)

原 やば、お前! 味方ゼロ!

菊池 想像つかないですよね。もっとガハハ!って大きい声で笑って、誰かにしゃべりかけたりを想像すると思うんですけど、全然ダメ。

― それはキャラなんですか……?

原 違う、違う。違いますよ!

菊池 だから、(遭遇したら)握手しに行くとか嘘なんだよね。

原 マジでやばい! してる、してる! 昔地元でちょっと二枚目だったから。

一同 (笑)

佐藤 盛り上げてもほしいけどね。

菊池 それは確かに意外な一面だったよね。

― 今回のツアーのチケットが入手困難というお話を受けて、みなさんが考えたことがあるとか。

菊池 はい。静岡の公演が最終公演になるんですけど、その公演をファンクラブ内で生配信させていただくことになりました。これは本当にたくさんご要望をいただいたっていうことと、ひとりでも多くの方に、それは今まで応援してくださった方もそうですし、これからtimelesz応援しようかなっていう方も、皆さんにひとりでも多く見てほしいなと思って、僕らが直談判しまして、なんとかならないかなということで、最終公演を生配信させていただくことになりました。

― 次の夢はありますか?

菊池 とにかく夢は大きく見ていきたいなっていうのがありますし、叶えるというよりは、もちろん叶えることもそうなんですけど、この8人で夢を見ることがすごく楽しいので、とにかく今は目の前のステージ、まだ宮城、静岡、横浜も始まってないですし、全力で挑みたいです。

― ステージは「家」をテーマにしているとのことですが、なにかみなさんの家の要素が入った部分はありますか?

菊池 (後ろの家型のモニュメントを見て)でも、原さんの実家がこれぐらいで。

佐藤 大きい!

寺西 本当におっきいよ! 本当にこれぐらい。

原 そうですね。本当に地元太めなので……。

松島 実家じゃなくて地元?!

菊池 言い慣れてないから変なこと言い出した(笑)。

― 以前番組でリーダーを決めるというお話になっていましたが、リーダーはどなたに?

菊池 あのとき勝利と聡ちゃんがいなかったんですよね。

佐藤 でも、そのときはわりと風磨くんっていう流れだったよね?

菊池 それを「8人で話し合います」って言ったんですけど、確かに話してない。

松島 まだあれから話せてなくて。

原 でもみんなが風磨くんがリーダーがいいんじゃないかって、なんとなく一致してるので。

菊池 まあ8人でちゃんと決めていけたら。

原 俺やろうか? じゃあ。

松島 大丈夫です! 思いはうれしい!(笑)

男子校のような、和気あいあいと楽しい毎日


撮影・加治屋誠

― 菊池さんは演出を担当していますが、8人になって何か変わったところはありますか?

菊池 一人ひとりの可能性を広げていきたいっていうところで、たとえば聡ちゃんとほかのメンバーの誰々、勝利と誰々って、人数が増えれば増えるほど可能性が広がると思っていて、その可能性をより活かせる演出にしたいかなとは思っていて。だから今回は人数が増えたぶん大変なこともありましたけど、何通りものパターンが自分のなかで生まれて、それは僕だけじゃなく振付師やメンバーにも相談しながら、いろんなメンバーのいいところが新しくメンバーが入ってきたことによって見せられるようになったなと思います。

― みなさんのいいところがたくさん見られるそうですね。

佐藤 いいところ、めちゃくちゃ見れます!

菊池 みんなが主役になれる瞬間があるので、それは大注目してほしいです。

― 新メンバーの方々は前職を活かした演出もあるみたいですね。猪俣さんは経歴詐称疑惑といったお話もありましたが……。

猪俣 もってのほか!

原 ハッハ!

一同 (笑)

菊池 よくでてきたな、そんな言葉。

佐藤 今日知ったの?!

菊池 まあでもちゃんと前職を昇華したパフォーマンスになっていますし、しの(篠塚)のパフォーマンスは山田くん(Hey! Say! JUMP・山田涼介)もお褒めくださいましたし。

篠塚 そんな大々的に言うもんじゃない。

原 ハッハ!

菊池 あの山田涼介が、ですよ。なかなか人に言及することないのに、「しののパフォーマンス良かったな」って、直接言われてたもんな。

― なんて言われたんですか?

篠塚 「おもしろかったね」って。

橋本 いやいや、「よかったね」って。

菊池 にのちゃんねるでも、「しのがよかったね」っておっしゃってくださったので、胸張ってほしいです。うちの会社の大スターなので。

篠塚 (最終公演の生配信は)アーカイブもあるのでぜひ。重点的に見てください。

― オリジナルメンバーの3人は、今のメンバーと過ごすようになって、どんなことを感じていますか?

松島 まず「タイプロ」をやってよかったなっていうのを毎日感じますし、今この瞬間もファーストコンサートのときを思い出したというか。自分にとっても2回目のファーストコンとして初心に帰りながらやっています。関係性もちょっと変わってきて、3人のなかだと僕がいじられキャラだったんですけど、最近は勝利がいじられることもあったりとか。オリジナルメンバーのなかでも関係性が変わったり、新メンバーとも候補生と審査員ではなく、フラットにメンバーとしてコミュニケーションがとれているので、男子校の日常みたいな(笑)。男子校行ったことないんですけど。

一同 (笑)

松島 そういうテンションを感じるなって!

佐藤 (松島へ)いじられる側だよ!

原 現役だよ!

佐藤 聡ちゃんも言いましたけど、うれしいし、毎日楽しいし、やってよかったなって改めて思います。「タイプロ」を始めたときはこうなる未来も全然見えていなかったですし、ただいいグループにはするんだっていう自信はありましたけど、こんなに素敵なメンバーが揃って家族のような空気感で毎日楽しく過ごせてるのは当たり前じゃないので、奇跡みたいなことなので、最近はたまに変なとこで泣きそうになるのを隠しています(笑)。

菊池 先程新メンバーの成長っていう話もあったと思うんですけど、僕ら3人も「タイプロ」を経ていろんなことを学ばせてもらって、いろんなこと思い出したりして、まさに初心に帰る思いで。彼らがいないと気付けなかったことも山ほどあって、何より本当に日々楽しくて笑いが絶えない楽屋で、本番もみんながいるから実力以上の力を発揮できますし、「タイプロ」をやってよかったなと心から思います。

― 喧嘩とかはないですか?

菊池 ないよね。でも、みんな結構言いたいことは言い合えるので、すごいいい関係性かなと思います。ただ、原さんがしゃべらないっていう話を将生がしていたときは、「お前は間も楽しめないのか」ってちょっと喧嘩に(笑)。

原 いや大人の楽しみ方! 会話の! そんなガチャガチャ夜中にホテルに集まってやることないじゃんって話!(まくしたてるように)

佐藤 やめて、喧嘩はやめて!

橋本 全然、本当にしゃべらないんですよ。

菊池 あと、ヒヤヒヤしてるのはNOSUKE先生とテラ(寺西)がまた喧嘩してるのが……。

寺西 喧嘩じゃないから! 仲良くやってるから!

菊池 オーディションのときはどうなるかと思いましたけど。

寺西 喧嘩じゃないから!

― 新体制になってからの半年を振り返っていかがですか?

菊池 あっという間の感じもするし、8人での仕事もそうですけど、個人でもバラエティにひとりずつ、ふたりずつとかたくさん呼んでいただいたりするので。たまにネットで「音楽番組出ろ」って言われてますけど、そのくらいバラエティ番組に出させていただいているので、本当にいろんな経験をさせてもらっているよね。

篠塚 半年間はやらなきゃいけないこととか身に付けなきゃいけないことも多かったので、いろいろ必死にやってきたんですけど、ふと休みの日になると、改めて感慨深かったり、今ここにいる意味とかを考えちゃいますね。それでもとにかく楽しい半年間でしたし、これからも精進していきたいなと思います。

― 寺西さんと原さんはバックとして横浜アリーナに立ったこともあると思いますが、今回メインで立ってみてどうですか?

寺西 さっきもリハーサルしていたときに、改めて横浜アリーナの大きさにびっくりしたというか。なんなら初めて立ったステージが横アリなんですけど、外周とか上のほうのもう見えないんじゃないかみたいなところで踊っていたのが、今はステージの真ん中で踊ってるので、感慨深いですし、ここまで支えてくださったみなさんに感謝だなって思います。

原 今回のツアーの会場で圧倒的に立った回数が多いのはこの横アリで、思い入れも強いですし、いろんな先輩方のバックにつかせていただくことがあって、今までは先輩の色で会場が色づけられていましたけど、今日明日はtimeleszの色で一色に、盛り上げたいと思います。

― 込み上げるものがあるんじゃないですか?

原 いや〜、泣かない。そんな軽くないですよ、俺の涙は!

佐藤 ガバガバじゃん(笑)

菊池 いちばんお前の涙が物価安いよ。

原 ハッハ! 気をつけます!

― 最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします!

佐藤 メンバーが増えて8人になって、今まで応援してくださっていた方も、「タイプロ」をきっかけにtimeleszを見つけてくださった方も、本当にみなさん楽しんでいただきたいですし、僕達としては8人全員を好きになってもらえるように一生懸命笑顔を届けていきますので、どうか一緒に楽しんでほしいなと思います。

― ありがとうございました!

取材・文 所 優里