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Column / 2018.03.31

20代の若き劇作家・根本宗子さんの魅力に迫る♡

若いうちから憧れの世界に踏み出し、その道のプロとして輝いている女性にインタビュー。
この仕事についたきっかけ、苦労、これからチャレンジしたいことを語ってもらいました。

今回は、劇作家として活躍している根本宗子さんのお話。

 

舞台って面白い! 一人でも多くの人にそう感じてほしいです

 

中学、高校の6年間に観た作品が今の私のルーツ

モーグルの選手を目指すも、不慮の事故によって、学生の間は車椅子での生活を余儀なくされた根本さん。学生生活の大半は観劇に没頭し、その後、19歳で自身の劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。有名劇場での公演を重ね、今最も勢いのある劇作家の一人です。

「周りにお芝居をしている人が多く、母も歌舞伎が好きだったので、小さいころから舞台を観に行く習慣がありました。それで、車椅子でも劇場なら入れるかなと思って。中1のときに大人計画の作品『ニンゲン御破算』を観てから舞台の面白さに引き込まれてしまい、中3から高1にかけて年間120本も舞台を観ました。卒業後は俳優を志望して演劇学校に通ったのですが、私にはできない動きやダンスが多かったんです。そこで、自分で本を書けば無理のない範囲でお芝居ができるんじゃないか?と思い、劇作家の道へとシフトしていったんです。本を読むのが、実は不得意なんですけど(笑)」

 

演劇を観たことがない人にも興味を持ってもらいたい

「どの劇場の公演だとしても、初めてお芝居を観る人がどう思うかというモチベーションを大事に舞台を作っています。お芝居=難しそう、退屈そう、というイメージが結構あるけれど、そういう固定観念を持っている人が、私の舞台を観たあとにまた何かお芝居を観ようと劇場に足を運んでほしいんです。だから公演以外でもラジオやTVに出演したり、イベントを開催したりと、演劇人があまりやらないこともしています。私がメディアに露出することで、一人でも多くの人が演劇に興味を持ってくれるきっかけになればいいなと思っています」

 

ステップアップして、いつかオリジナルミュージカルに挑戦

「旗揚げしたころから、いつか下北沢の本多劇場でやってみたいと思っていて、2016年の『夢と希望の先』という作品で、それが叶えられたことは今でも印象深い出来事です。次に目標にしているのは、ミュージカル。ライブが好きなので、生バンドを使って華やかな戯曲を演出してみたいですね」

 

欠かせないお仕事道具♡

▽ポスター


毎回、ポスターは自分の写真で作ります。
舞台のあらすじをデザイナーに伝え、作品の雰囲気を形にしてもらいます。

 

神♡美容アイテム1

▽プロポリスのエキス


抗菌・殺菌作用があるので風邪予防に毎日摂取します。声を出す仕事なので、健康管理は特に気を使っています。

 

神♡美容アイテム2

▽乳酸菌と栄養ドリンク


プロポリスと毎日一緒に飲むのが、この「若甦」という栄養ドリンク。乳酸菌の顆粒は空腹時に摂取すると腸内環境が改善されて美肌作用も。(すべて私物)

 

♡INFORMATION♡

月刊「根本宗子」第15号
『紛れもなく、私が真ん中の日(仮)』

4月30日(月) 〜5月13日(日)@浅草九劇 作・演出:根本宗子 出演:オーディションで選ばれた21名の俳優、2018年3月前売り開始

 

♡Profile♡

1989年生まれの28歳。劇団・月刊「根本宗子」主宰。劇作家であり、演出、俳優とマルチな才能を持ち、外部作品にも多数出演。劇団の本公演以外に、トークショー、ドラマの脚本など、演劇以外の分野でも精力的に活動中。

 
<<bis 3月号 P128より一部抜粋>>

  • photo

    Yukie Abe

  • text・edit

    Aki Sato