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Beauty / 2019.01.26

美容師さんがこっそり教える「一番ヘアダメージを与える施術」は…?

パーマ、ブリーチ、縮毛矯正ってどれが一番傷むの?種類はどのくらいあるの?そんな今更な基礎知識を表参道の人気ヘアサロン「GARDEN」のスタイリスト、伊藤愛子さんに伺いました。

最も髪にダメージを与えるのはどの施術ですか?

美容院でできるカット以外の施術は、大きく分けて「パーマ」「カラー」「縮毛矯正」「ブリーチ」の4種類。

髪へのダメージが大きい順番に並べると、ブリーチ>縮毛矯正>パーマ>カラーとなります。

 

●ブリーチ剤のダメージ

色を入れる薬剤ではなく脱色剤なので、キューティクルとメラニンを破壊させるほどの刺激を持ち、最も髪を傷めますブリーチした毛には、パーマや縮毛矯正の薬に耐える力がありません。過度のブリーチも髪が溶けたり切れてしまうので要注意です。

●縮毛矯正のダメージ

くせの強い髪質でもストレートにすることができる強力な薬剤を使っているため、かなり髪を傷めます。見た目はサラサラに見えますが、薬をつけた後にストレートアイロンで髪を伸ばすのも、ダメージを増幅させる要因です。

●パーマのダメージ

種類にもよりますが、薬自体はブリーチ剤や縮毛矯正ほど強いものではないため、ダメージは弱め。しかし、頻繁にかけていると悪化するので、2〜3ヶ月ほど空けるのが理想です。

●カラー材のダメージ

4つの中だと最もダメージは弱いほう。でも、アルカリ剤がキューティクルの中に入る状態を作り、色を浸透させるため、ダメージが0ではないことを忘れずに。パーマと同様、施術は2〜3ヶ月ほど空けるようにしましょう。

 

最新のパーマの種類を教えてください!

髪を巻くパーマは大きく3つのタイプに分かれます。

1 コールドパーマ

薬剤だけでかける施術なので、パーマの力が弱め。そのため、かかりやすいクセ毛の人や髪が細い人におすすめです。

2 デジタルパーマ

薬剤に熱処理も加わるため、よりパーマのかかり具合が強いのが特徴。最も主流で、直毛の方でしっかりパーマをかけたい人に合っています。

3 エアウェーブパーマ

専用の機械で髪に空気を送り込み、温度と水分量を適切にコントロールし、薬剤を使い少ないダメージでパーマをかけることができます(※GARDENにはこのメニューはありません)。かかり具合はデジタルパーマより少し弱いため、ナチュラルに仕上げたい方に適したパーマです。

 

 

ストレートパーマと縮毛矯正の違いって…?

両方とも髪をストレートヘアにできる施術ですが、ストレートパーマのほうが矯正力が弱いため、クセが弱い人に向いています。直毛の人がパーマをかけて、またストレートに戻したいときには最適です。

一方、縮毛矯正は薬剤に加えて高温のヘアアイロンを使って髪をまっすぐにします。クセの強い地毛に悩んでいる人にはおすすめですが、髪に負担がかかる施術なので、髪質を見てもらいながら判断するようにしましょう。

 

ブリーチせずに明るい色を入れることはできますか?

オレンジ系や赤系の色であれば、ブリーチせずとも明るい色は出しやすいのですが、赤みがないアッシュ系の色はブリーチをしないと色は出にくいんです。色味によって、色の入り具合が異なります。

 

 

 

教えてくれたのは・・・・・・
伊藤愛子さん
GARDEN omotesandoのスタイリスト。女性ファッション誌、ヘアカタログなどの特集を担当しつつ、サロン店頭にも立つ大人気スタイリスト。女性のこだわりや髪の悩みに沿って「なりたい」ヘアを再現してくれるテクニックに定評があり、幅広いお客様から支持を受ける。柔らかい抜け感のある、ゆるふわパーマが得意。Instagramはコチラ♡

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    Yuma Tsujino